現在出張中です 

今週から、急遽仕事と私用で立て込んでおります。通常のブログの更新はできそうもありません。大変恐縮ではございますが、ご容赦下さいます様お願い申し上げます。

尚、今後の投稿予定等について後日エントリーさせて頂きます。

6月26日の米国市場 

26-June-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 11453.42 -358.41 (-3.03%)
Nasdaq: 2321.37 -79.89 (-3.33%)
S&P500: 1283.15 -38.82 (-2.94%)

本日の主なニュース

原油価格は、4%近く上昇し$140を超えて高値を更新した後、$139.64で終了しました。今日の価格の上昇の切っ掛けとなったのは、リビアが原油の生産を削減することを検討していると発表したことです。また、OPECのプレジデントが原油価格は1バレル当たり$150を大きく超えることになるだろうとの見方を示したことも大きな要因だった様です。
Oil jumps above $140 on OPEC, Libya comments

Goldman SachsがGMのレーティングをSellにしたこと等から、株価は本日10.77%の大幅な下落となりました。この株価の水準は、過去53年で最低のレベルとのことです。
GM drops to 53-year low, Goldman urges "sell"

同じくGoldmanがCitigroupを売り推奨し、”Americas conviction sell”のリストに加え、ターゲット価格を$16としたことなどから、Citiは本日6.26%の下落となりました。この価格水準は、過去10年間で最低のレベルとのことです。
ダウングレードの理由として、新たに巨額な損失を計上する可能性があること、更なる資金調達を行う必要に迫られ、資産売却あるいは新規株の発行をせざるを得なくなる可能性、配当の削減の必要性、などを挙げています。
Citigroup sinks to 10-year low, Goldman urges short sale

全米第2位の住宅建設メーカーLennarが四半期の決算を発表しました。結果は、1209万ドル, 一株当たり76セントの赤字でした。昨年同期は一株当たり$1.55だったので赤字の幅は減少しています。アナリストの予想平均は、59セントで予想よりも悪い結果でした。CEOのMiller氏は年内中は市場の状況が更に悪化する見通しを示しています。
Lennar posts worse-than-expected loss; orders fall

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)大きく下落しています。

(住宅)  ほとんどが大きく下落しています。

(小売り)ほとんどが下落しています。

(テクノロジー) 大きく下落しているところが目につきます。

まとめ・コメント

本日市場は、リビアの原油産出削減の可能性等の報道等から、原油価格が上昇して始まり、株式市場は下落して始まり、そのまま下落基調を続け、昨日に比べ大きく下落して終了しました。上にも取り上げていますが、GMとCitigroupのダウングレードも大きなインパクトを与えた様で、自動車・ファイナンスのセクターも大幅な下落となりました。

住宅セクターに関しては、指標、市場の状況等、悪いニュースが続けて発表されている中、今週は大きく上昇していましたが、本日は反転大幅な下落となりました。

昨日市場終了後に四半期の決算を発表したResearch In MotionとOracleは共に大幅な増益となる好決算でしたが、今後の見通しに対して慎重な見方を示したこと、RIMMのフォーキャストがアナリストの予想を下回ったこと等から、投資家の失望を買い、テクノロジー・セクター全体が大きく下落しました。今日の市場心理の中では、これらの企業の慎重な見方は、かなりネガティブに解釈された様です。

個人的には、両社とも昨年同期に比べ大幅な増益をしており、それが今後赤字に反転するといった話でもなく、今後も増益の見通しをしているのですが、その伸びが期待程ではないことで、大きく売られるのは、いつものこととは言え、興味深いと思います。赤字が続いている企業が多く、業績の回復がいつになるのか、はっきりわからない ファイナンスや住宅セクターとは大きく異なるのですが、、、自分の考えに固執せず柔軟に対応・解釈することが肝要だと思います。

6月も終わりが近づき、第2四半期もほぼ終了間際となりました。今四半期に入り、消費者コンフィデンスの大幅な悪化、原油価格の高騰が顕著に表れてきました。これらが企業決算に与える影響は、これからさらに本格化していくと思います。それがどの程度の影響になるのかは、分かりませんがかなり大きなものとなると思っています。

FOMCも終わり、次のメインのイベントは7月中頃から本格化する第2四半期の企業決算動向と今後のビジネスの見通しになってくると思います。厳しい(難しい)市場環境となってきましたが、冷静に対応していきたいと思っています。また、この様な状況は見方を変えれば、新規投資の良い機会とも言えるので、考え方にもよると思います。

6月25日の米国市場 

25-June-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 11811.83 +4.40 (+0.04%)
Nasdaq: 2401.26 +32.98 (+1.39%)
S&P500: 1314.29 +7.68 (+0.58%)

本日の主なニュース

FOMCの結果は予想通りの金利据え置きでした。声明の内容は、インフレに対する懸念は示したものの、前回の声明に比べそれ程変わっておらず、また、景気後退に対する懸念を示す(低金利政策の必要性を暗示)内容でした。内容に関しては、一つ前のエントリーを参照して下さい。
FOMCの声明(プレスリリース)

原油価格は、本日$2.45下落し$134.55で終了しました。今週発表された原油の備蓄(在庫)は80万バレル上昇し3億180万バレルとなりました。在庫の上昇は、需要の低下によるものと考えられています。
Oil falls on U.S. inventory build, weak demand

商務省が発表した5月の新築住宅の販売結果は、年間の販売ペースに換算して51万2000戸で4月の結果に比べ2.5%の下落となりました。また、昨年の5月と比べた場合は40.3%の大幅な下落となっています。販売価格の中央値は23万1000ドル、平均販売価格は31万1300ドルでした。
ニュースリリース

市場終了後にResearch In Montionが四半期の決算を発表しました。結果は、利益が昨年に比べ倍増の(予想通りの)好決算でした。しかし、今四半期の収益予想がアナリストの予想よりも低かったこと等から、発表後のアフターアワーズでの取り引きでは、RIMMの株価は8%近く下落しています。本日株価は 1.32%の上昇でした。
RIM profit jumps, outlook underwhelms; stock drops

市場終了後に発表されたOrcleの四半期の結果は、利益が27%の上昇、アナリストの収益見込みを上回る好決算でした。純利益のEPSは39セント、一時的な出費を除いた収益は一株当たり47セントでアナリスト予想平均の44セントを上回りました。
Oracle net profit jumps, beats Wall Street view

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)上昇と下落にわかれていますが、変動の幅は結果的にはそれ程大きくありませんでした。

(住宅)  ほとんどが上昇しています。

(小売り)ほとんどが上昇しています。

(テクノロジー)  上昇が多いですが、それ程大きな上昇は主要なところではあまり目につきませんでした。

まとめ・コメント

今日はFOMCの発表前から上昇、発表後更に上昇となりましたが、引けにかけて下落し、DOWはほぼ変わらず、S&P 500は0.6%程度の上昇、Nasdaqは約1.4%の上昇となりました。

Fedは予想通り金利の据え置きを発表。注目の声明はインフレ懸念を示したものの、前回に比べてそれ程踏み込んでおらず、市場の期待に応えた形だった様に思います。市場も一安心といった観がありますが、今後に関しては予断は許されない状況にあると思います。

原油価格は本日少し下がったものの依然として非常に高い水準にあります。鉄鋼の価格も高騰しており、様々な製品・商品のコストが上昇しています。これらが、今後関連する企業の収益に影響を与えることは否めない状況だと思います。(原価の高騰を製品価格に転嫁できない場合、あるいは、値上げによる需要の低下等の影響)さらにECBが7月に金利を引き上げた場合、ドル安への圧力が高まる可能性が高いと思います。

商務省の発表した新築住宅の販売結果は予想以上に悪く、しかも、販売価格も下がっています。この様な発表がされたにも関わらず、ホームビルダー株は本日上昇、一時はかなり大幅な上昇となっていました。長期的な視点で見た場合は、現在の株価の水準は確かに低いとは思いますが、後一、二年は厳しい収益状況が続くことは確実にも関わらず、買いが集まるのは個人的には興味深い傾向だと思います。短中期の結果を気にする傾向がある米国市場、投資家心理にも関わらず、あたかもにわか長期投資家が増えている様な状況です。私の考えとしては、この様な傾向は遅かれ早かれなくなると思っています。

市場終了後に発表されたRIMMとOracleの結果は、両社とも大幅な増益の好決算でしたが、アフターアワーズでの反応は二分しています。RIMMは今後の収益見込みがアナリスト予想を下回ったことから大幅な下落となっています。ただし、RIMMの株価はここ最近大きく上昇しており、バリュエーション的にもかなり高いのである程度の調整は理にかなっていると思います。また、両社の決算結果は、テクノロジー株が収益としては、景気・市場環境の影響をあまり受けずに順調であることを示していると思います。

テクノロジー企業の高収益が、今後続く保証はありませんが、他のセクターと比べた場合の相対的なリスクは低いと考えています。これで、市場はFOMCの発表のイベントは無事、波乱もなく通過しました。ただ、今後の市場動向を考えた場合、ダウンサイドがかなり大きくなってきている様に思います。十分な注意が必要なのでは、と考えています。

FOMCの声明(プレスリリース) 

FOMCの声明が発表されました。以下、Fedのホームページから全文を引用し、コメントを間に入れています。

Release Date: June 25, 2008

For immediate release
The Federal Open Market Committee decided today to keep its target for the federal funds rate at 2 percent.

Recent information indicates that overall economic activity continues to expand, partly reflecting some firming in household spending. However, labor markets have softened further and financial markets remain under considerable stress. Tight credit conditions, the ongoing housing contraction, and the rise in energy prices are likely to weigh on economic growth over the next few quarters.

The Committee expects inflation to moderate later this year and next year. However, in light of the continued increases in the prices of energy and some other commodities and the elevated state of some indicators of inflation expectations, uncertainty about the inflation outlook remains high.

(コメント:概略としては、「インフレについて、Fedは今年の後半(終わり)と来年には軽減されると見ている。しかし、燃料費とその他の商品の価格の継続した上昇と指標の上昇を考慮すると、今後のインフレに対する懸念は払拭できていない。」と語っています。ここで重要なことは、Fedの見方として、不安定要因は依然としてあるものの、インフレ懸念は今後和らいでいくとの見方を堅持していることを示していると思います。言い方を換えると、インフレの懸念に対してそれ程強く強調していない印象を受けます。(今の時点で))

The substantial easing of monetary policy to date, combined with ongoing measures to foster market liquidity, should help to promote moderate growth over time. Although downside risks to growth remain, they appear to have diminished somewhat, and the upside risks to inflation and inflation expectations have increased. The Committee will continue to monitor economic and financial developments and will act as needed to promote sustainable economic growth and price stability.

(コメント:「金利政策に対して大幅な低金利を導入しており、市場の流動性を促進する施策と併せることによって、緩やかな上昇を促進するであろう」としています。この部分に関しては、前回のFOMCの声明からあまり変わっていません。前回のFOMCの声明の訳はこちらです。続けて、「景気の低迷のリスクは多少減ったものの依然としてあり、インフレの上昇のリスクに関しては高まっている」としています。ポイントとしては、景気の低迷に対するリスク、懸念を依然として持っていることを示していることです。これは、インフレ懸念に対して重きを置いていると言う姿勢にはまだなっていないことを示唆していると思います。

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; Timothy F. Geithner, Vice Chairman; Donald L. Kohn; Randall S. Kroszner; Frederic S. Mishkin; Sandra Pianalto; Charles I. Plosser; Gary H. Stern; and Kevin M. Warsh. Voting against was Richard W. Fisher, who preferred an increase in the target for the federal funds rate at this meeting.

(コメント:今回の金利政策に関しては、Richard Fisher氏以外は賛成で、Fisher氏は金利の引き上げをするべきだとした、とのことです。)



金利の据え置きに関しては、予想通りでしたが、声明を読むと前回の声明とそれ程大きく変わっておらず、景気後退の懸念を堅持し、インフレ懸念について述べたもののそれ程強調していないことが注目されます。これは、金利の引き上げを早急に行う必要性をそれ程示さず、また、金利の引き上げを積極的に行う様な姿勢では今の時点ではないことを、暗示していると思います。(次回のFOMC以降で、この様な姿勢を貫くことができるかどうかは、不明ですが、、、、、)



6月24日の米国市場 

24-June-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 11807.43 -34.93 (-0.29%)
Nasdaq: 2368.28 -17.46 (-0.73%)
S&P500: 1314.29 -3.71 (-0.28%)

本日の主なニュース

本日発表された4月のS&P/Case-ShillerのHome Price Indicesは、20の全ての街が下落となり、内13は一年間の下落として過去最大の下落となり、内10は二桁の下落でした。10-Cityの総合指数は、新たな下落の記録を更新する16.3%の下落、20-Cityの総合指数も過去最大の15.3%の下落でした。
ニュースリリース

Conference Boardが発表した6月の消費者コンフィデンス(Consumer Confidence)の指数は、大幅に下落となった5月からさらに下落となりました。6月の指数は50.4(1985年を100とする)で5月の58.1から下落しています。
ニュ−スリリース

Yahooの株価は、朝は下落して始まり一旦は21ドルを切り、$20.6まで下がりましたが、TechCrunchが複数の情報ソースから得た話として、Microsoftと買収に関する話し合いを再開したと報道し、これを切っ掛けに一気に上昇に転じ一時は15%の上昇となりました。その後、今度はCNBCが、Microsoftの事情に精通した筋からの話として、会社全体の買収はもはや考えてなく、その様な話を再開していないこと、その一方で検索の事業の買収に関しては再度話し合いをしているとのニュースを報道しました。このニュースで下落に転じ、最終的には 2.75%の上昇の$22.04で終了しました。
TechCrunch: Sources: Microsoft And Yahoo Talks Back On
Yahoo shares yo-yo with reports on Microsoft talks

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)ほとんどが上昇しています。上昇で目立ったのはLehman 6.8% upでした。 E-Tradeは若干の下落となりました。

(住宅)  どこも大きく上昇しています。上昇で目立つのはCentex 7.45%, KB Home 7.32%, D R Horton 7.31% 等です。

(小売り)上昇と下落にわかれています。Wal-Mart, Targetは上昇でした。

(テクノロジー)  上昇と下落にわかれています。

まとめ・コメント

本日は、予想以上に悪い消費者コンフィデンス、記録的な住宅価格の下落、そして昨日市場終了後のUPSのプロフィット・ウォーニング等から下落して始まりましたが、その後上昇に転じ、引けにかけては再び下落となり結果的には、若干の下落で終了しました。

FOMCが始まり、明日の午後に声明が発表される予想です。今回は金利を据え置くとの見方が圧倒的で、ほぼ確実視されていますが、Fedの姿勢がインフレに集中するのか、それとも景気の悪化に対しても注意を払うとの姿勢を見せるのかに市場の注目は集まっていると思います。

景気の悪化に対しても懸念を表明するのであれば、しばらくは金利を据え置き、金利を上げるとしても引き上げ幅は限定的となると予想でき、一方で、インフレに対する懸念を強めるのであれば、状況によっては金利の引き上げのタイミングが早くなり、また、継続して引き上げていく可能性も高まる、といったFedの今後の政策の予想の重要な判断材料となると思います。

本日株式市場も本日は取り引き数量もあまり大きくなく、明日のFOMCの声明を待つ様な状況の様に思います。原油の市場に関しては、本日若干上昇し$137で終了しています。原油価格に関してもFedの金利政策の結果を待つ形で、今日はあまり動かなかった様に想像しています。

市場全体はあまり変動はありませんでしたが、セクター、単独の株では大きな動きを見せるところも多くありました。Yahooは大きく動きましたが、これは上に書いた様にMicrosoftとの買収が再び浮上との噂等から投機的な動きが活発になってきていることが要因だと思います。

個人的な想像ですが、MicrosoftはJerry Yangが辞めない限り買収を再検討することはないと思っています。そのため、私はCNBCの報道の様に、現時点では検索事業の買収に関しての話し合いを再開したのだと思います。ただ、この手の話は状況がめまぐるしく変わるので、あまり詮索しても自分としては意味がないと思っています。

住宅セクターは本日午前中は大きく下落していたのですが、その後上昇に転じ、大幅な上昇となって終了しているところが多いです。これは、再び悪材料が出尽くして、市場は底を打ったとの考えからの買いと、上昇によって空売りの解消による踏み上げからだと思います。一部メディアで、アナリストのコメント等でも住宅セクターは過去3ヶ月で3割も下がったとの表現が引用されたりしていますが、このことは事実ですが、1月の下落時から一旦は3割以上も上昇しており、上昇後のピークから3割程度下がっているだけです。尚、今週は大手KB HomeとLennarが四半期の決算を発表します。

短期的には、やはり明日のFOMCの声明が焦点だと思います。その後は、やはり7月中旬から始まる第2四半期の企業決算の結果に市場の注目は移っていくと思います。恐らく今回の四半期決算では、原油、コスト高から収益に大きな影響を被る企業が少なからずあると予想しています。(既に発表されている、航空機、自動車業界だけでなく)その一方で、ハイテク企業に関しては堅調な結果を発表するところが多いのではと期待しているのですが、自分の考えに溺れずに慎重に状況を見極めていきたいと思っています。

(コメント:1月の市場の大幅な下落の際、テクノロジーの企業の多くは07年の第4四半期の好決算を発表しながら、株価は発表後に大幅に下落しました。好決算やアナリストの予想を上回ったとしても、市場全体のセンチメントやその時の市場心理等で、株価の反応は大きく異なる場合があるので、あまり期待しない様にしています。)

6月23日の米国市場 

23-June-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 11842.36 -0.33 (-0.00%)
Nasdaq: 2385.74 -20.35 (-0.85%)
S&P500: 1318.00 +0.07 (+0.01%)

本日の主なニュース

サウジアラビアのJeddahで行われていた、産油国と消費国との間の会合において、サウジアラビアが一日当たりの原油産出量を7月に発表済みの30万バレルの追加に加え、さらに20万バレル追加して一日の送料で970万バレルに引き上げることを発表しました。しかし、この追加量は、米国が期待していたものよりも、低く、中国、インド、中東の需要の増加を補いきれないと主張、一方でOPEC諸国は原油の不足はなく、投機やドルの下落によるものであると反論し、話し合いは平行線となりました。

また、ナイジェリアの産出量が減ることに対する懸念等が高まってきています。しかし、ドルがユールに対して上昇したため、原油価格の上昇に一定の歯止めがかかったとのことです。Nymexでの8月の供給の原油価格は、$1.38上昇し1バレル$136.74で終了しました。
Oil rises on modest Saudi increase, Nigeria

GMが2009年のモデルの価格を平均で3.5%引き上げる予定であることをディーラーとのカンファレンスコールで明らかにしました。値上げの理由として、鉄とその他のコモディティの原価の上昇を補うためと安全面での機能追加によるため、としています。また、SUVとトラックの生産を更に削減する予定とし、また、2008年モデルの在庫を処分するために72ケ月(6年間)のローンの金利を無利子で行う販売キャンペーンを今週行う予定とのことです。(6月中に在庫の削減を行うため)

GMの株価は本日6.4%の下落でした。また本日の株価の水準は、1982年の2月以来で最低とのことです。
GM to raise prices on 2009 models, cut production

FedExに続きUPSも燃料費の高騰と米国景気の停滞から第2四半期の収益が従来の予想よりも低くなる見込みであることを発表しました。それまでの四半期の利益予想は97 centsから$1.04で、今回の発表で、83 centsから88 centsに引下げました。
UPS slashes view on soaring fuel costs

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)下落が多く、大きく下がっているところは、Lehman 5.79%, BofA 4.50%, Merrill 3.92% 等です。

(住宅)  下落しています。下落で目立ったのは、Lennar 6.96%, Toll Brothers 5.27%等です。

(小売り)下落しているところが多いですが、Wal-Martは上昇しています。

(テクノロジー)  下落しているところが多いですが、主要なところはそれ程下がっていません。

まとめ・コメント

先週金曜日の大幅な下落から明けた本日は、原油価格は上昇して始まったものの、市場全体としてはそれ程大きく動かずに終了しました。ただし、個別の株、セクターとしては大きく変動しているところも目立ちました。

ファイナンス・セクターは、先週に引き続き本日も下落しているところが多く目につきました。一時期高まっていたクレジット・クランチの最悪期は過ぎ(=”セクター・市場は底を打った”)の様な見方は急速になくなり、問題は長期化する、あるいは収益が改善するまでにはまだかなり時間がかかる、と言った見方が強くなってきている様です。

先週堅調だった住宅セクターは本日は下落となりました。今週は、住宅関連の指標がいくつか発表される予定、また、Lennarが四半期の決算の発表を行う予定です。これらの結果に対して、セクターがどの様に動くのかに注目しています。

今日はNasdaqが他のインデックスよリも大きく下げていますが、主要テクノロジー株はそれ程下がっていない様に思えます。今週は、RIMMが四半期の決算を発表します。好決算となることは確実視されており、株価もそれを織り込んでいると思います。実際の結果に対して、株価がどう動くのか?また、今後の収益見込みがどうなるのかに市場の注目が集まってきていると思います。

原油価格は、当分は$130から$140の間で推移するのでは、との見方が強まってきている様です。今日のGMの発表にもありましたが、GMは鉄、その他コモディティの価格の高騰により、新モデルは値上げをせざる終えない状況にある様です。燃料費、商品の高騰による企業の収益悪化や製品価格への転嫁は、今の時点では自動車や航空機業界等が中心ですが、今後、他のセクター・業種にも波及していくことと思います。

インフレの懸念はさらに強まってきていると思います。この様な状況の中、FOMCでのFedの姿勢が注目されます。

6月19日の米国市場 

19-June-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 12063.09 +34.03 (+0.28%)
Nasdaq: 2462.07 +32.36 (+1.33%)
S&P500: 1342.83 +5.02 (+0.38%)

本日の主なニュース

中国政府が、ガソリンとディーゼルの価格を明日(金曜日)から、それぞれ16%、18%引き上げることを発表しました。中国でのオイルの需要が伸びていることが、昨年来の原油価格の高騰の一因だったため、価格の引き上げにより需要の伸びが鈍るのではとの期待・見方が強まっています。また、これが市場心理を大きく変えることになるのでは、との業界関係者の発言が添付の記事にも引用されています。

供給側では、イラク政府が西側諸国の企業と原油供給の引き上げに関連する新たな取り引きの締結が近いことを発表しました。これによる供給の増加は一日当たり60万バレルとのことです。増加の供給自体はそれ程大きくないこと、また、すぐに行われるものではない様なので、それ程実質的な効果は大きくないものの、市場心理の改善には寄与したとのアナリストの見方です。

これらに加え、ユーロに対するドルが上昇したことで、今日は原油価格は下落となりました。 New York Mercantile Exchangeでの7月供給の原油価格は、昨日に比べ$4.75下落し、$131.93の終値となりました。
Oil drops as China says it will raise fuel prices

CitigroupのCFOが、投資家とのカンファレンス・コールにおいて、Citiは第2四半期に巨額の損失の計上を行う可能性があることを示しました。Citiは第1四半期に160億ドルの損失を計上しており、それよりは少ないだろうとの見込みの様ですが、かなり巨額になるだろうとの見方です。Citiの株価はこの報道後一時は大きく下落していましたが、市場全体のセンチメント改善等もあって値を戻し、終値は1.13%の下落で終了しました。
Citi CFO sees subprime pain easing, but still high

フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した6月のBusiness Outlook Survey(市場の先行きに関する調査)が発表されました。製造業の景況指数は、5月から若干下落し-17.1となりました。これで、7ケ月連続で指数がマイナスとなりました。雇用状況に関しての指数も-1.0から-6.9に下落しました。
プレスリリース

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)上昇と下落にわかれています。上昇で目立ったのは、Wachovia 5.27%増, Fifth Third Bncp 5.29%増です。両社とも最近大きく下落していたので、その反発と解釈することもできるかと思います。

(住宅)  上昇しています。昨日7.2%増だったMeritage Homesは今日も更に8.07%の大きな上昇となっています。

(小売り)上昇しているところが多いです。

(テクノロジー)  上昇しているところが多いです。上昇で目立ったのは、Broadcom 7.59%, Marvell 7.03%等です。Google, Yahooは若干下落しました。

まとめ・コメント

本日は、Citigroupが今四半期も損失を計上する見込みとの報道で、ファイナンス・セクターは一時は大きく下落していました。DOW Jonesも一時は12000を切っていましたが、原油価格の下落が市場のセンチメントの改善に寄与した様で昨日に比べ上昇して終了しました。

各主要インデックスの中で、Nasdaqが際立って上昇しています。これは、ここ最近の調整の中で売られ過ぎぎみだったテクノロジーに買いが集まったことが一つの大きな要因と思います。テクノロジーは全般的に今日は順調に上昇しているところが多くありました。上にも書きましたが、BroadcomとMarvellはどちらも7%を上回る大幅な上昇でした。特に上昇の材料となる様なニュースは発表されてないにもかかわらずこれだけ上がるのは、何か理由がありそうです。(単にアナリストのアップグレード等の場合もありますが、、、)一方で、Googleは下落、しかも一時は10%近い下落となっていたのも興味深い値動きでした。

投資銀行の決算発表も終わり、また、原油価格も今日は下落となり、市場としても一旦一休みといった感じかと思います。ただし、Citigroupの本日のニュース、今週の投資銀行の決算結果等、ファイナンス・セクターのストラクチャード•ファイナンスの損失はまだまだ解決した状況とはなっていないことを示しています。

これらに加え連日書いておりますが、原油その他資源とコモディティ価格の上昇は今後インフレへの大きな圧力となってくると思います。ここ最近の経済指標等では、ガソリン価格と食品以外はそれ程価格が上昇していないとの結果を示していますが、これは、需要の低下の懸念から小売店等が価格への転嫁ができていないことも一因となっていると想像しています。小売店の収益が悪化し、それにより、今後の物価上昇はまぬがれないのでは、と考えています。

この様な状況の中で、来週のFOMCでのFedの姿勢がどうなるのかが注目されます。また、来月の第2四半期の企業決算において、企業の収益状況、今後の経済動向がどうなるのかは、非常に大きな焦点となってくると思います。

6月18日の米国市場 

18-June-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 12029.06 -131.24 (-1.08%)
Nasdaq: 2429.71 -28.02 (-1.14%)
S&P500: 1337.81 -13.12 (-0.97%)

本日の主なニュース

FedExが四半期の決算を発表しました。結果は、2億4100万ドル、一株当たり78セントの赤字でした。子会社のFedEx Kinko’sの名前を変更すること等の一時費用の8億9100万ドルを除いた場合、一株当たりの収益は$1.45でアナリストの予想$1.47を若干下回りました。

今四半期の収益見込みは、80セントから1ドルを予想していると発表しました。アナリストの予想は、$1.35でそれを大きく下回っています。また、経理上の2009年全体の収益見込みとしては、$4.75から$5.25の予想で、アナリストの予想平均の$5.98よりも低くくなっています。今回の(慎重な(低い))収益見込みをした理由として、燃料費の高騰と需要の低下を挙げています。
FedEx posts loss, gives low forecast

Morgan Stanleyの四半期の決算は、50%を超える大幅な減益となりました。現行の事業による収益は、10億300万ドル、EPS $0.95でした。
Morgan Stanley earnings plunge despite asset sales

本日の原油価格は、ナイジェリアのオイルの労働者がストを行う可能性が高まってきていること、EIAの発表した週毎の在庫の状況のレポートで先週の原油の供給が120万バレル減少したこと等から、上昇しNew York Mercantile Exchangeの取り引き価格は$136.68で終了しました。
Oil rises on Nigeria strike threat, inventory drop

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)下落しているところが多いです。その中で、Goldman 1.86%の上昇は目立っています。四半期の結果を発表したMorgan Stanleyは、発表後大きく下落して始まりましたが、その後は継続して買われ0.25%の若干の増加で終了しています。配当の引き下げと株式発行での20億ドルの資金調達の計画を発表したFifth Third Bancorpは、27.6%の大幅な下落となりました。
Fifth Third stock plunges 27 pct after moves

(住宅)  ほとんどが上昇しています。特に上昇したのが、Meritage Homesで、7.27%の大幅な上昇となっています。

(小売り)ほとんどが下落しています。

(テクノロジー)  下落しているところがほとんどです。

まとめ・コメント

Morgan Stanleyの四半期決算は減益ではあるものの予想よりは良かったのですが、内容が悪い(本業での収益が非常に悪いこと。今後に対する見込みも楽観視できないこと。等)との見方が強く、市場開始後は、大幅な下落で始まりました。その後買われてかなり戻していますが、Lehmanも似た様な値動きをしました。

FedExの収益見込みの引き下げは、市場に大きなインパクトを与えた様で、多くのメディアが報道しています。特に問題視されたのが、今後の収益見込みの引き下げでした。上にも書きましたが、燃料費の高騰と需要の停滞を挙げています。FedExに続き、今後、原油や他の資源の高騰により、収益が悪化したり、将来の収益見込みの引き下げを行う企業が多くなってくるとの懸念が高まってきている様です。

この”燃料・商品の高騰による今後の収益の悪化の懸念”の傾向が非常に顕著に見られたのが、小売り関係です。Wal-Mart, Targetを始めとしてセクターとしても比較的大きく下がりました。テクノロジー・セクターも今日は大きく下がっています。こちらも、収益は今は良いが今後下がるだろうとの見方等から売られたのだと思います。

個人的には、小売りセクターの今後の収益の悪化は免れないと思っていますが、テクノロジーに関しては、全般的には、燃料や資源の高騰の影響が比較的少ないので、今日のセクターの下落の傾向はちょっと行き過ぎの気がしています。ただ、この傾向は、今年の1月の大幅な下落の際にも見られたので、市場の動きとしては納得できるものと解釈しています。

多くのセクターが下落する中、ホームビルダー株は上昇しています。これは、”悪材料が出尽くし、底を打ったのでは”、”今後政府の救済策が行われる”等の期待から買われているのでは、と想像しています。もしも、この様な考え方で買われているとしたら、下落のリスクは他のセクターと比べるとかなり高い様に思います。

原油価格は、下落で始まったものの、最終的には上昇して終了しており、引き続き(非常に)高い価格水準を維持しています。また、昨日の記事にも取り上げましたが、米中西部の洪水の被害は甚大で、作物(特にコーンと麦)への影響は来年を含め非常に大きいものと思われます。 この原油、食料品、その他商品の価格の高騰がもたらす経済・市場への影響はまだまだこれからだと思います。

株式市場もある程度、燃料・商品の高騰の影響を取り込みつつありますが、実際の影響が出てきた後にどの様になるのかに注目しています。個人的には、かなり大きなダウンサイドがあると思っています。

短期的にはやはり来週のFOMCでFedがどの程度為替やインフレについての姿勢を表明するのかに注目が移ってくると思っています。



(追記) 昨日は記事を書いたのですが、投稿したつもりで下書きの保存をしてしまい、エントリーの掲載がされていませんでした。大変失礼しました。お詫び申し上げます。

6月17日の米国市場 

17-June-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 12160.30 -108.78 (-0.89%)
Nasdaq: 2457.73 -17.05 (-0.69%)
S&P500: 1350.93 -9.21 (-0.68%)

本日の主なニュース

今日の朝一番のニュースは、Fed, ECB, Bank of Englandがインフレ対策として金利を積極的に引き上げることはしないだろう、との見方をFT, WSJ等が報道したことです。
Big three central banks tone down rate hike threats

Goldman Sachsの四半期の結果は、利益が11%減となる20億9000万ドル、EPS$4.58でした。この結果は、アナリストのEPS$3.42を大きく上回りました。
Goldman profit falls, but beats forecasts

Goldmanのアナリストが、米国の銀行はクレジット・クライシスに対処する上で更に650億ドルの資金調達が必要となるかもしれないと語り、また、クレジット・クライシスは2009年にならないとピークを迎えないかもしれないとの、見方を示しました。このニュースはかなりインパクトがあった様で、Goldmanを除くほとんどの投資銀行が本日大きく下落しました。
U.S. banks may need $65 bln new capital: Goldman
Lehman shares drop 7.6 pct after Goldman earnings

本日発表された5月のPPIは、予想よりも高い1.4%の上昇となりました。上昇の主な要因は、燃料費が4.9%と高騰したことです。コアPPIは、0.2%の上昇で予想通りでした。また、5月の住宅着工件数は、年換算のペースで97万5000戸で、これは1991年3月以来で最低の水準です。
Producer prices jump, housing starts at 1991 low

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)ほぼんどが下落しました。下落で目立ったのは、Lehman 7.57%, Wachovia 5.35%等です。

(住宅)  ほとんどが上昇していますが、下落幅はそれ程でもありません。

(小売り)ほとんどが下落しています。

(テクノロジー)  下落しているところが多いですが、その中でAppleが 2.6%の上昇だったのが目立ちました。

まとめ・コメント

注目のGoldmanの決算は、減益ではあったものの予想よりも(かなり良い)結果でした。株価は下がりましたが、ここ数日Goldmanの株は大きく上昇していたので、ある程度織り込み済み、利益確定といったことだったのだと思います。正直、Goldmanの好決算には驚かされました。BestBuyも四半期の決算を発表し、こちらもアナリストの予想を上回る結果でしたが、利益確定か、株価はそれなりに大きく下落しました。

インフレ懸念が高まっている中で発表されたPPIは、予想以上に上昇しました。一方で、燃料費、食費を含まないコアの指標は予想通りでした。やはりインフレの懸念も高まっており、Fed, ECB, Bank of Englandの金利政策に注目が集まってきています。

次回のFOMCでは金利は据え置きとの見方がほとんどでありますが、今後のFedの対応はやはり注目だと思います。また、ECBは金利を7月に上げる方向性を示唆していますが、実際どうなるか、そして、それによる為替がどうなるのかは、ここ1、2ケ月先の一つの注目点だと思います。

米国中西部の洪水の被害はかなり大きく、来年のコーンや麦の生産に大きな影響が見込まれ、供給量の減少によるインフレ懸念が既に高まってきています。

住宅着工の件数に関しては、過去17年で最低の水準とのことですが、今後とも非常に厳しい状況が続くことが予想されます。住宅の販売のピークは春から今で、今後は更なる金利引き下げも望めず、景況感等を相まって、ますます厳しい状況になってくると思います。

明日は、原油の在庫(備蓄)状況のアップデートが予定されています。原油価格に関しては、需給関係ももちろん重要ですが、ここにきて、為替、特にユーロとドルの為替の影響が大きいため、引き続き中央銀行の動向を含め、為替の動向に市場の注目が集まっていくと思います。


6月16日の米国市場 

16-June-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 12269.08 -38.27 (-0.31%)
Nasdaq: 2474.78 +20.28 (+0.83%)
S&P500: 1360.14 +0.11 (+0.01%)

本日の主なニュース

本日の原油価格は、週末に発表されたサウジアラビアが供給量を引き上げるニュースがあったものの、ナイジェリアの供給減の見込みにに対して補える程十分な供給増ではないとの見方や、ドルがユーロに対して安く推移したことから、一旦は原油価格は大きく上昇し、$139.89の最高値を記録しました。
しかし、その後下落に転じ、最終的には、7月供給のNew York Mercantile Exchangeでの終値は、先週末から25セント低い$134.61となりました。
Oil hits new record, then reverses on worries

New York連邦準備銀行が発表したEmpire State Manufacturing Surveyの結果は、ビジネスの全般の状況を示す指数が5ポイント下落し-8.7になりました。新規発注、出荷と受注残の指数はともに5月の水準よりも低くなりました。価格の指数に関しては大きく上昇し、過去最高に近い水準となっています。概要としては、ビジネス活動に関しては下落が続いている。価格は急激に上昇。今後の見込みに関しては若干改善とのことです。
ニューヨーク連銀ニュースリリース

コーンの価格が、米中西部の洪水の被害が拡大していること等から、供給難への懸念等から、価格が上昇し過去最高値に近い水準にまで達しました。
Corn sets all-time high on U.S. crop fears
Midwest flooding spurs record corn price

Lehman Brothersが四半期の決算を発表しました。結果は、先週明らかにした予想と同じ、28億ドル、一株当たり$5.14の赤字でした。6ケ月間の売り上げは、28億ドルで前年の106億ドルから大幅に下落しています。
Lehman posts first loss as public company

業績が悪化している世界最大の保険会社AIGが、CEOのSullivan氏が退任し、現会長のRobert Willumstad氏が後任のCEOとなることを発表しました。
AIG chief Sullivan is ousted

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)微減のWachoviaを除き、ほとんどが上昇しています。上昇で目立ったのは、Lehman 5.39%, Morgan Stanley 3.05%等です。

(住宅)  ほとんどが上昇しています。

(小売り)上昇と下落に分かれていますが、下落の方が多い様に見えます。ただし、変動の幅はそれ程大きくないです。

(テクノロジー)  主要なところは上昇したところが多い様に思えますが、下落も目につきます。半導体関連が比較的順調でした。一方、携帯電話キャリアはアナリストのダウングレード等から下落したところが多かったです。

まとめ・コメント

今日は原油価格は最高値を更新する上昇の後、下落とかなり激しい値動きをしましたが、株式市場の方は、全体としては比較的落ち着いた動きだったと思います。Lehmanが決算発表を行いましたが、結果は先週明らかにした見込みに即したもので、驚く様な新たな悪いニュースはなかった様です。そのためか、Lehmanの株価は本日も上昇となり、他のファイナンス企業の株価の動きにも好影響を与えた様です。

ニューヨーク連銀が発表した6月の製造業の景況指数に関しては、予想以上に悪かったのですが、あまり市場で大きく影響はありませんでした。この指数は、米国の景気の先行きを示す指標として見られている様ですが、コンフィデンスを悪化させる様なことはなかった様です。

明日は、5月のPPIとCPIの発表、住宅着工件数、他いくつかの経済指標が発表される予定です。また、Goldman Sachsの四半期の決算発表が予定されています。個人的には、PPIとCPIに関してはほぼ予想通りだろう、との見方が強い様です。Goldmanの発表を含めなにか予想と大きく異なる場合は、市場への影響も大きくなるのでは、と考えています。

中西部の洪水の被害の拡大から、コーンの価格が上昇し、他の商品も上がっています。原油価格の高騰と併せて、インフレ懸念を高める材料はかなり多くなってきています。マクロのトレンドで見た場合、インフレの問題は今後ますます大きく取り上げられてくる様になると予想しています。