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12月のマーケット・シナリオ予測 

(昨日のエントリーを元に、本日(米国時間2日・日本時間3日)、大幅に書き加えています。)

いよいよ、今年も残すところ後1ヶ月となりました。11月は一旦大きな調整があり、その後、戻したものの市場のセンチメントは変化しやすい状況となっており、株価は上下に大きく変動しました。12月も、引き続き不安定な状況が続く可能性があり、十分な注意が必要と思います。

私の投資戦略は、中長期が基本なのですが、この様な不安定な状況の中、市場が大きく動く可能性もあるので、ある程度の準備をするため、現時点での想定する市場シナリオと自分の投資戦略に関して書きます。

米国市場
12月は、年間のパフォーマンスを締めくくる月なので、プロの動きがさらに活発になることが、予想されます。また、不安定な市場環境の中での激しい駆け引きが行われると想定しています。全般として、第4四半期の企業(S&P等)の決算は、厳しい状況になることが予想されており、機関投資家を主に12月は、ポジション縮小することを進める所が多いのでは、と予想しています。 ただし、プロの場合、パフォーマンスを上げることも重要なので、積極的な売り買いが行われると思います。

日本市場
11月の米国市場が下落する中、日本市場は更に下がり、悲観的な市場センチメントが強くなっていましたが、11月下旬頃からは、売られすぎといった認識も出てきており、市場のセンチメントも落ち着きを取り戻しつつあると思います。為替が若干、円安に戻しつつあることも、センチメントの回復に寄与していると思います。引き続き、米国市場・為替の動向とリンクしながら、動いていくことが予想されます。

以下に現時点で予想される週別のイベント毎に想定するシナリオを記します。

(12月3日の週のメインイベント)
財務省によるサブプライム・ローン変動金利のリセットの凍結策に関しての発表。

シナリオ1: 救済案が今の時点で予想されているほぼ内容の通りの場合、Fedの積極的な金利引下げの期待の高まりも加わり、ファイナンス・住宅・セクターの株は大きく上昇する。大きく上昇した場合、プロは利益確定を行い、テクノロジー株を購入する動きが顕著となる。 結果、ファイナンス、住宅は上昇するものの、それ程の上げ幅ではない。テクノロジーは再び注目が集まり、順調に上昇する。市場全体としての上げ幅はそれ程でもない。

シナリオ2: Fedが翌週50bp下げる見込み・期待が高まりファイナンス・住宅は大きく上昇。他のセクターも好調。株価は全般的に大きく上昇。あるいは、11月30日と同様な形で、テクノロジーが売られ、ファイナンス・住宅に買いが集まる可能性も。

シナリオ3: 財務省が発表するものの、市場の反応は思いの他、冷静。救済案についての問題点等が話題として盛んに取り上げられる。市場自体もあまり大きく動かず、来週のFOMCへと注目は移る。

(12月10日の週のメインイベント)
11日のFOMCの結果発表。

シナリオA: 金利引下げ25bp。市場はほぼ織り込み済みだったので、ほぼ変わらず。または、状況によっては、失望を買い(大きく)下落。 25bpの場合、大きく上昇する可能性は低いと思う。

シナリオB: 金利引下げ50bp。 その前の週のシナリオが1だった場合、大きく上昇する可能盛大。シナリオ2の場合、それ程の上げ幅ではない。

尚、Lehman Brothersが13日に四半期決算発表予定。 発表内容によっては、ファイナンス・セクターを中心に大きく動く可能性もある。しかし、全体としては、翌週にGoldman他の発表が控えているので、翌週の結果待ちといった雰囲気で落ち着くと予想。

(12月17日の週のメインイベント)
主要投資銀行四半期決算発表

Goldman Sachsは18日発表予定、Bear Stearns, Morgan Stanleyは四半期決算の発表時をまだ明らかにしていないが、恐らく、この週となると思われる。 これらの企業の結果が、予想より良いか、悪いかにより、その前の週からのトレンドを継続するかどうかの大きな分かれ目となると想定している。

シナリオX: 主要投資銀行決算発表がほぼ予想通りの場合。あまり大きく動かないと思われるが、その前の週の時点で大きく上がっていた場合は、利益確定の動きが活発になり、下落する可能性もある。

シナリオY: 主要投資銀行決算発表がほぼ予想より良い場合。大きく上昇。しかし、利益確定の動きも見られ、それなりに高い水準で落ち着くのでは。

シナリオZ: 主要投資銀行決算発表がほぼ予想より悪い場合。前の週まで大きく上がっていた場合は、かなりの反動が予想される。

また、Adobe(17日)、 Best Buy(18日), Circuit City(19日),RIMM(20日)に決算発表予定。これらの決算も、小売、テクノロジーのセクターのトレンドを占う上でも重要。Best Buy, Circuit City社は米国家電小売のの大手で、米国国内の消費動向の今後を占う上でも重要。エレクトロニクスは小売の中でも、比較的堅調と認識されているので、悪い場合は、かなりの悪影響を及ぼす恐れあり。Circuit Cityは、苦戦することが予想されるので、Best Buyの決算がどれ位良いか、悪いかが注目。

まとめ

12月第1週と第2週は、サブプライム救済策とFedの金利引下げの期待から上昇する可能性は高い。今の時点は、大きく下落することは余り考えられない。Fedの金利引下げの幅がどうなるのかが、最も注目と思われる。25bpであれば、それなり、50bpの場合、大幅に上昇する可能性がある。FOMC発表後の13日にLehman Brothersが四半期決算を発表を予定しているので、結果が非常に注目される。

機関投資家は、大きく上昇することを期待しており、市場ムードも高まるのでは。一方で、機関投資家の一部(多く)は、大きく上昇した時点で、ポジション解消・縮小することが予想されるため、極端な上昇トレンドにはならないと思う。自分の予想としては、12月のどこかの時点で、先週金曜日(11月30日)と逆の動き=”ファイナンス売り、テクノロジー買い"が起きると予想している。

第3週に主要投資銀行が四半期決算の発表予定。これらの結果により、市場のトレンドが継続するのかどうかが決まる。Morgan Stanleyはかなり悪いのではと予想されているが、来年以降の見込みがどうなるのか注目される。Goldmanはうまくハンドルすると思われるが、万が一、悪かった場合は、市場に与える影響は大。Bear Stearnsの結果がどうなのかが注目。全般としては、厳しい結果になる様に思う。その場合は、12月前半に盛り上がった市場心理が再び慎重に変化すると思う。全般的には、機関投資家の利益確定が活発になり、市場が下落する(前半上昇した分からの調整)可能性も高いと考えられる。

一方で、主要投資銀行が好決算なり、好材料となる結果を発表した場合は、市場センチメントが一気に向上、年末に向けて大幅に上昇することも考えられる。尚、12月後半以降、機関投資家のウインドー・ドレッシングの動きが活発に行われることが予想される。 来年も厳しいと予想される住宅セクター、今後厳しくなる小売業界は、12月前半に上がったとしても下落、ファイナンスもそれなりに下がると思われる。

今の時点では、米国市場が大きく崩れない可能性が高く、その場合、為替も安定してくることが予想される。そうなった場合、日本市場もそれなりに上昇することが期待される。

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シナリオ・プランニング - キー・イベント 

シナリオを立てる上で、今の時点で分かっている重要と思われるイベント(来年前半まで)を以下に記します。

2007年

12月11日: FOMC
12月中頃以降: 主要投資銀行四半期決算発表

2008年

1月中頃-2月: 主要企業07年第4四半期決算発表
1月30日: FOMC

3月中頃以降?: 主要投資銀行四半期決算発表
3月18日: FOMC

4月中頃-5月: 主要企業08年第1四半期決算発表
4月30日: FOMC

6月中頃以降?: 主要投資銀行四半期決算発表
6月25日: FOMC

これらのイベントを考慮して、シナリオを作ります。まだはっきり決めていませんが、細かくしすぎると、不確定要素が大きくなってしまうので、イベントを考慮しつつハイレベルなシナリオにする予定です。

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シナリオ プランニング - 基本条件の想定 

将棋や囲碁、スポーツ等にも共通することですが、ビジネスや投資の世界においても、相手・市場がどう動くのかをある程度予測して、行動することは、成功/勝利を収める上で、重要なことだと思います。 一方、将来何が起こるかを、確実に予測することは、現実的には不可能です。 仮に、予測が当たっていたとしても、それは、結果としてそうであっただけで、いつも当たるとはかぎりません。

そのため、いくつか想定されるシナリオを事前に考えておいて、そのシナリオ別に対応策を用意することにしています。7月に一度シナリオ・プランニングに関してのエントリーをいくつか書いたのですが、(例:2007年後半の米国マーケット・シナリオ予測(続き) )、今回シナリオのアップデートを行い、戦略の見直しとシナリオ別の対応を検討しようと考えています。

このエントリーでは、まず、シナリオを立てる上で前提となる部分に関して書きます。尚、このシナリオは、日本と米国の市場にファーカスしています。

- ハイレベルな視点で見た場合、基本的に日米の株式市場の動きは同期する (変動幅に関しては、偏りが生ずる)

 (米国市場が上昇する場合、日本市場も上昇、また、米市場が下落する場合、日本市場も下落する。これが、毎日続く訳ではないが、傾向として同期すると言うことを前提とする)

- 同期する場合でも、変動の幅に関しては、以下の様なトレンドが考えられる。

1)日米の市場の変動幅はほぼ同じ
2)日本弱含み
 (米国市場上昇→日本市場は少し上昇、米国市場下落→日本市場より大きく下落)
3)日本強含み
 (米国市場上昇→日本市場はより大きく上昇、米国市場下落→日本市場少し下落)

(コメント)
現状は2)のトレンドにあるが、そのトレンドが継続、または、変化するシナリオ両方を想定、検討する。

また、為替に関しても市場動向との関連性も強いので、考慮する。

- 米国株式市場が下落トレンドとなった場合、為替は円高のトレンドとなる。またその逆に、上昇トレンドとなった場合は、円安となる。

(Fedと日銀の金利政策が、為替の動向に大きな影響を与える。米国市場・景気低迷の場合、Fedは金利引下げを行う可能性が高く、それによって、為替はドル安・円高となる傾向を想定。)

このエントリーは明日以降に続きます。

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最悪のシナリオに対する対応の必要性 

個別株の投資をしている場合、投資戦略として、シナリオをいくつか想定し、各シナリオに対してある程度の対応を準備しておくことは重要だと思います。

今の時点での私が想定しているワースト・ケースのシナリオの市場水準は、米国は30%下落、日本は20%下落することを考えています。日本の下落幅が少ないのは、今からの現実的な範囲での下げ幅の最大値を想定した場合、やはり米国の方が下落要因は多いと考えているためです。

この想定幅を、11月9日の値を使用して計算した場合、DOW Jones Industrialは9100程度、日経平均は、12500弱程度になります。数字を見た感覚的な印象でも、恐らく、今の時点で考えられるうる最低のレベルだと思います。

もし万が一、市場がこの様なレベルまで下落したと想定した場合、私は絶好の買い時だと思います。問題は、このシナリオの時、自分のポートフォリオの状況がどうなっているかです。膨大な含み損を抱え、追加投資の余裕がない状況で、ワーストケースのシナリオをむかえるのか、それともある程度の資金を用意して、追加投資を行うのかは、大きな差となると思います。

この様な状況が起こると決まったわけではありませんし、起こらない可能性も十分にありますが、万が一の場合に備えた自分の投資の対応を準備しておくべきだと思います。

今後、シナリオ・プランニングのアップデートを行う予定ですが、この中に、ワーストケースのシナリオも含める予定です。

尚、インデックス投資でドルコスト平均法を使用した長期投資のスタイルは、こういった下落時に対しても非常に有効な手法だと思います。今後、長期的に下落のトレンドが続くと想定した場合には、積極的に活用することも検討すべきだと思います。

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米国市場/基準金利動向と為替のトレンド・シナリオ予測 

前回のエントリーの続きです。 以下に、前記シナリオと為替の動向に関して、考察してみます。 私の場合、持っている情報(私の場合、圧倒的にアメリカのメディアの情報がベースです。)、認識、そして感覚は、アメリカ(または海外)からの視点に近いと思います。ここでは、日本円とドルに限定して考えております。 また、米国のFRBの基準金利の動向と長期国債の金利(と価格)の動向は、為替レートのトレンドに大きく影響するため、そこに焦点を当てています。(実際の金利の設定に関しては、もちろん金利差だけでなく、その他の要因もあると思います)

為替の動向を予想するのは、プロでも非常に困難なことなので、これは、あくまでも私の視点を基にした、個人の意見、そのシナリオの予想であることを、ご了解下さいますよう、重ねてお願い申し上げます。 (あくまでも一意見としてお考え下さい。)


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米国市場の動向とFRBの基準金利動向のシナリオ予測 

昨日一昨日のエントリーで、サブ・プライムローンの問題が与える米国市場の影響度についての、シナリオに関して検討しました。 本日は、それらのシナリオとFRBの金利政策に関する可能性、また、為替に関してのシナリオについて、考えてみたいと思います

まず、前回・前々回のエントリーのシナリオ別に、FRBの基準金利に関して、どういった可能性があるのか検討してみたいと思います。

また、米国の基準金利とその他(特に長期国債の金利と価格)が、為替にどういった影響を与えるのかに関して、どういったシナリオが考えられるのか、検討してみました。(為替のシナリオに関しては次のエントリーになります。)

(尚、私事なのですが、本日、ちょっとした手術をし、また、薬を飲んでいるため、内容に多少問題がある可能性がございます。恐れ入りますが、ご了解下さいます様、お願い申し上げます。尚、このエントリーに関しては、後ほど、内容を修正する可能性があります。ちゃんと書け、内容もそれなりに論理だっていることを望んではいるのですが。。。すみません)

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2007年後半の米国マーケット・シナリオ予測(続き) 

昨日のエントリーの続きです。 (これは、あくまでも私、個人の考えです。)

米国の場合、一つの鍵を握るのは、サブプライム・ローンの問題がどの程度、市場全体に影響をあたえるかだと思います。 昨日のエントリーで、起こりうる可能性として高いと思われる、3つのシナリオを(かなりハイレベルですが)記しました。以下に再度、記述します。

(シナリオ1)
市場は引き続き金利の動向に敏感ではあるものの、景気は引き続き堅調。 自動車・住宅セクターは引き続き厳しい状況が続く。一部サブプライム・ローンの問題はあるものの、他には波及せず、株式全体としては引き続き上昇する。

(シナリオ2)
サブプライム・ローンの問題が、ファイナンス・セクター全体に波及し、ファイナンス関連の株価は下落、それに伴い、株式市場全体もやや下落するものの、影響は限定的に留まる。

(シナリオ3)
サブプライム・ローンの破綻等が社会問題化する。 また、サブプライム・ローンに絡むHedge Fundのスキャンダルが露見、これが金融セクター及び株式市場全体に影響を及ぼし、株価は大幅に下落する。
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2007年後半の米国マーケット・シナリオ 

市場が今後どの様に展開していくのか?といった予測をすることは、投資戦略を立てる上で、重要な一つの事柄だと思います。一方、予測が当たっていたとしても、それは、結果としてそうであっただけで、将来何が起こるかを、確実に予測することは、現実的には不可能です。

これは、将棋や囲碁、スポーツ等にも共通することですが、相手・市場がどう動くのかをある程度予測して(100%ではないにせよ)、行動することは、勝負の世界で重要なことだと思います。(私は、投資は勝負事と思わない様にしていますが、ある程度は、そういった側面があるのも事実だと思います。)

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