スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

中国政府筋が米国景気減速の影響を懸念 

Financial Timesオンラインの本日夕方の記事で、"US slowdown threatens Chinese export growth"(米国景気減速により、中国輸出の伸びに悪影響の恐れ"と言うタイトルの記事が投稿されています。(恐らくこの記事は明日のFTの紙面の記事になると思います)

この記事は、中国の商務省が発表したレポートの内容を元に書かれています。ちょっと訳してみようかな、と思っていたら、ロイターの日本語版の速報がありましたのそちらを以下に添付します。米景気減速、中国の成長に影響する可能性─商務省リポート=新聞

(以下、この記事等に関してのコメント)

米国国内が停滞しても、急速に伸びている新興諸国が世界経済を支えるのでは、といった(楽観的な/期待を含む)見方が米国株市場にあります。実際に、第3四半期の企業決算でも、海外にビジネスを展開する企業において、米国外のビジネスが順調なことが、収益の向上に貢献しているケースが多々ありました。

今回のレポートは、米国経済の減速が中国の輸出にあたえる悪影響の可能性についての懸念がメインですが、輸出の鈍化によって、中国の好調な国内の経済、消費にも悪影響をあたえる可能性もあります。

米国国内の経済の減速を示す明らかな兆候がでてきている時に、このレポート・ニュースはかなりインパクトがあるのでは、と思います。明日、今後の市場においての影響等、どうなることでしょうか?

(お役に立てる様な情報だった場合、クリックしていただければ幸いです。
おかげさまで、ランキング2位まで上昇しています。ありがとうございます。)

banner_01.gif
 人気blogランキングへ 

今日(11月15日)の米国市場 

15-Nov.png

各主要インデックスの終値
Dow: 13,110.05, -120.96 (-0.91%)
Nasdaq: 2618.51, -25.81 (-0.98%)
S&P 500: 1451.15, -19.43 (-1.32%)

本日の米国市場は、午前中は昨日とほぼ変わらないレベルで小康状態を保っていましたが、午後から下落の方向に転じて終了しています。S&P 500が他のインデックスよりも下がっていますが、これは今日のファイナンス・セクターが全体的に大きく下落していることが影響していると思います。

本日の主なニュース

発表された10月のCPI (The Consumer Price Index)は0.3%増、コアCPIは0.2%増で事前の予想通りでした。この値であれば、Fedが12月に金利を下げる可能性は高いとの見方(期待)が高まってきているようです。12月にFed金利引下げの可能性の予測は昨日の72%から90%に上がってきています。 ちょっと前にエントリーでふれた、バーナンキ・サイクルの展開通りになってきている様です。

一方、Fedは、今までより詳しい将来の経済動向の予測を(3年先までのフォーキャスト)、より頻繁に(年に2回を4回に)、公表する方針を発表しました。

関連記事:
Bernanke's Embrace of Forecasting Ends `Decoder' Era (Update1)

(コメント) 個人的には、これはすごく良いアイディアだと思います。Fedの情報・判断の透明性を高めることにつながると思います。尚、今の時点でも、Fedのウェッブサイトには、非常に有益な情報がいっぱいあります。この辺りは(情報の公開、透明度)、米国の良い所だと思います。

あまり言いたくないのですが、日銀の金利の判断や政策は、非常に疑問・不信を感じます。超低金利を維持し、利上げの機会があったにもかかわらず、見送ってしまったため、完全に時期を逸してしまったと思います。また、どの様な情報を元に判断を下したのか等の情報開示がほとんどない様に思います。もし日銀が、今回のFedの様に3年先のフォーキャストまで公開するとしたら、どう考えても利上げするべきである、と言ったデータになると思います。または、利上げできないのは、今後も日本の経済が厳しい状況が続くと予測しているからだ、と言うことで提示するのであれば、それはそれで、納得できるのですが、、、日本は白黒つけるのが苦手な文化であるのは分かりますが、金利政策や経済に関わることに関しては、確固たる態度を取ることが、日本経済の繁栄のためにも繋がると思います。

本日市場終了後に発表されたStarbucksの結果はアナリストのほぼ予想通りの数字だったものの、四半期の米国内の来店客数が初めて減少したこと(客単価は上がっていますが)、2008年売り上げ・利益のフォーキャストはアナリストの予想を下回り、アフターアワーズで株価は、このエントリーを書いている時点で8%近く下落しています。

関連記事:
UPDATE 3-Starbucks reports 1st US traffic drop; shares fall

(コメント) 昨日の小売店の販売状況やこのスターバックスのフォーキャスト等から、米国消費者の支出が低下しつつあることが、ほぼ確実になってきました。米国経済の上昇を引っ張ってきた消費者支出がとうとう減速の傾向にあります。これで、景気のトレンドとしては、下落へ向かうことはほぼ確実となってきています。問題は、その下落がどれ位なのか、だと思います。

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)
Goldman CEOやJPMorgan CEOのクレジットの巨額な損失を計上する予定はないとの、強気な発言、Bear Stearnsの予想を下回るそれ程巨額でない損失見込みの発表から、一夜明けた今日は、再びクレジット不安が高まった様です。どの会社の株もそれなりに下落しています。主要なところで、Citi 4.1%, JPMorgan 3.6%, BofA 3.6%, GS 2.7%, Morgan Stanley 4.21%, Merrill Lynch 1.17%, BSC 3.22%, それぞれ下落しています。新CEOが発表されたMerrillの下げ幅が少ないです。新CEOへの期待からでしょうか?

(住宅) 主要企業は全て下落していますが、幅はそれ程大きくありません。

(小売) 昨日に引き続き下落しています。下げが大きかったのはTargetで、3.12%下落しています。

(テクノロジー) 昨日のAppliedの発表に対する市場反応を非常に気にしていましたが、蓋を開けてみると、全体は低調でしたが、Appliedは微増しています。市場の下げ幅もそれ程大きくはありませんでした。市場の反応が想定していたのと違った動きだったので、ちょっと不思議に思いました。主要企業の株価の動きを見ても、ちょっと今までとは展開が違います。非常に乱暴な想像なのですが、今日ハイテク株の取引は、業界のことをあまり分かっていない人たちが多かったのでは、と考えています。

明日は、今日のスターバックスの発表が、どう市場全体に影響を及ばすのかが、一つの注目点です。

(お役に立てる様な情報だった場合、クリックしていただければ幸いです。
おかげさまで、ランキング2位まで上昇しています。ありがとうございます。)

banner_01.gif
 人気blogランキングへ 

ゴールドマンサックスのBRICs戦略に変化? 

昨日のエントリーでゴールドマンサックスが投資家に中国の株式投資のポジションを一旦クローズ(利益確定)する様に推奨しているとの記事を紹介しました。

当該エントリーに対してのかえるさんからコメントを頂きました。かえるさんがコメントでおっしゃられている様に、BRICsの定義、その将来性はゴールドマンのJim O'Neill が元々提案したものです。”Dreaming With BRICs: The Path to 2050”のレポートには、Brasil, Russia, India, Chinaの4国は世界経済の中で巨大な存在となり、2025年までに、4カ国を合わせた経済規模はG6の半分以上の規模になり、2050年までに、4カ国の経済規模は、G6を上回るだろうと予測しています。また、その時に現行のG6諸国の内、世界経済上位6カ国に残れるのは、米国と日本だけだろうと予測しています。

ゴールドマンのレポート:Dreaming With BRICs: The Path to 2050

尚、以下のリンクをクリックすると、ゴールドマンのWebサイトのJim O'NeillによるBRICsのプレゼンテーションのWebcastが見られます。非常にお勧めです。一見の価値はあると思います。
The BRICs Dream: Web Tour
(Source: Goldman Sachs)

ゴールドマンは積極的にBRICs諸国への投資を進めてきました。そのゴールドマンの今回のニュースは、ゴールドマンのBRICs戦略に変更が起こったのか?と言った点が興味深いところです。以下に、今回のゴールドマンの動きと彼らの戦略に対しての、私の見方を書きます。

今回の話に関しては、加熱する中国株式市場において、一時的な反動のリスクが高くなっているための、措置と思われます。取り上げた記事の最後にもありますが、中国の将来性に対しての見方が変わった訳ではない、と思います。また、当該記事にもありますが、株式投資に関しては、既に利益を確定してポジションをクローズしているようです。市場が大きな調整等があれば、再度参入するとのことですが、取りあえずは様子見、と言った状況にある様です。

その間の投資活動に関しては、恐らく以下の様な戦略を取るのでは、と思います。

ー 現地通貨の現物保持をし、次の投資タイミングを待つ。通貨のまま持っていたとしても、将来的には、ドルに対する価値の上昇による利益増が見込める可能性が高い。(この戦略は、特に中国向けに限ったものだと思います。ジムロジャーズ氏の戦略と基本的に近い考え方だと思います。)

ー 株式市場に対しての投資は行わないものの、現地企業とのジョイントベンチャーやビジネスに関しては、積極的に投資活動を継続する。

ー ジョイントベンチャーが順調に立ち上がり、無事IPOとなれば、大きな利益を得ることができる。

高騰し同時に不確定要素も高まっている株式市場に対する投資のリスクを回避しつつも、有望な市場に対する投資活動に関しては継続することを、投資戦略として取っている様に思えます。恐らく他の投資銀行も似た様な戦略を取りつつあると思います。

このシナリオを想定した場合、BRICsの株式市場は内外の個人投資家の比率が高まることとなります。だから市場が下がるのか?と言えば、そうとは限らないと思います。個人投資家の熱が高ければ、市場は継続して上昇していくことも十分に考えられます。ただし、変動率、不確定要因は高まると思います。この様なケースは、日本でも新興市場の動きが似た様なケースとして考えられます。(個人投資家中心で、急激に上昇したものの、変動が激しい。)

上記シナリオは、新興国の株式市場の変動がさらに激しくなることが予想され、また、何かのきっかけで大きく下落し、世界の株式市場に対しても影響を与える可能性もあると思います。はっきり言って、新興国の株式市場の暴落をプロが手ぐすね引いて待っている、と言った様なシチュエーションになっていく、もしくは、もう既にそうなりつつあるのかも知れません。

株式市場からスマートマネーが一時的にせよ、撤退しつつある様な状況にあるとも考えられます。

もしかするともの凄く当たり前のことを書いてしまったのかもしれませんが、念のためエントリーします。

(お役に立てる様な情報だった場合、クリックしていただければ幸いです。
おかげさまで、ランキング2位まで上昇しています。ありがとうございます。)

banner_01.gif
 人気blogランキングへ 

注目のハイテク企業決算動向: NTAP・AMAT 

Good News, and then bad news

市場終了後にNetwork Applianceが決算を発表。アナリストの事前予想を上回る結果で、さらに今後の状況に関しても強気の見方を崩していません。

これは、重要な点で、Network Applianceの事業は、企業向けのデータ記憶装置なので、大企業向けの事業比率が高く、先週のCiscoのChambers氏のサブプライムの影響から米国内の企業向け事業の需要の停滞が見込まれるとの発言を裏付けるか、否かだったのですが、CEOのDan Warmenhoven氏の発言は以下のものでした。

"We ... felt the slowdown early, in fiscal Q1, but we actually saw a pretty good rebound around the world except for large accounts in North America, which are dominated by large financial services companies," Chief Executive Dan Warmenhoven told Reuters. "The global economy is very strong ... the weakness is concentrated in the financial services sector."

「我々としても、、、企業決算第1四半期の開始時には需要の停滞を感じました、しかし、実際には、北米の大手顧客(殆どがファイナンス・サービスの大手企業)を除き、世界的に良い(需要の)回復が見られました。」「世界経済は、非常に強い状況です。。。。弱いのは、ファイナンシャル・サービス・セクターに限定されています。」

上記発言から推測すると、恐らく状況としては、Ciscoと似た状況にあると思いました。ただし、表現は異なります。私の理解では、Cisco自体も売り上げ・利益予想を落としているわけではありません。

発表直後のアフターアワーズでは、株価は12%以上上がっていたとの事ですが、このエントリーを書いている時点では、下落しています。

Network Appliance profit tops Wall St, shares leap

その理由は、、、

恐らく、Applied Materialsの結果だと思います。

半導体製造装置最大手のApplied Materialsが市場終了後に発表した結果は、第3四半期の売り上げ、利益はアナリストのほぼ予想通りだったものの、(利益はアナリスト予想の中央値より高いです)2008年の事業予想が市場関係者の失望する内容だったため、株価はアフターアワーズで5%以上下落しています。

関連記事:
Applied Materials outlook disappoints, shares fall

一般的には、半導体製造装置の会社のビジネス動向は、今後の半導体、それを使用する機器メーカーの将来の動向を占う意味で非常に大きな指針となっています。

業界内の人間であれば、ハイテク内のセグメントによってかなり状況や影響は異なることが分かるのですが、アナリストにとっては、ハイテク全体の動向として受け取られる傾向があります。

例えば上記Network Applianceの事業は、半導体の事業との関連性は低いので、発表どおりにいけば、来年も堅調にビジネスは推移するはずです。AMATの発表があろうと、結果には大きな影響がないはずなのですが、、、また、ひとくくりに半導体と言いますが、非常に広範な分野で使用されているので、全てが悪い、と言うことにはなりません。まして、ソフトウェア等に関しては、関連性はあまりありません。

しかし、今回のAppliedの08年(前半)の慎重な見通しは、正直、私自身も驚きました。明日のNasdaqは、市場が過剰な反応をした場合、(しなくても良い)大幅な下落となる可能性があります。ただし、Network Applianceの発表は、良いニュースなので、市場が冷静に受け止めてくれれば、問題ないのですが、どうなるかちょっと気になります。私の心配が、杞憂に過ぎないと良いのですが、、、

(お役に立てる様な情報だった場合、クリックしていただければ幸いです。
おかげさまで、ランキング2位まで上昇しています。ありがとうございます。)

banner_01.gif
 人気blogランキングへ 

今日(11月14日)の米国市場 

14-Nov.png

各主要インデックスの終値
Dow: 13,223.93, -83.16 (-0.62%)
Nasdaq: 2644.32, -29.33 (-1.10%)
S&P 500: 1470.58, -10.47 (-0.71%)

本日の米国市場は、日中は昨日よりも少し高いレベルで小康状態を保っていましたが、終了直前に下落して終了しています。昨日大幅に上昇したNasdaqは、本日は逆に他のインデックスよりも下落しています。

本日の主なニュース

Bear Stearnsが、住宅ローン関連で12億ドルの損失を、第4四半期に計上・引き当てることを発表しました。Bearの発表によると、CDO等の保有を減らしており、また、サブプライムの住宅ローン債権への空売りをかけているので、もしそれらがうまくいけば、利益を出すことができるとの見込みのようです。ただし、"This has been an incredibly challenging period," 「非常に厳しい状況にいる」との発言をBearのCFOはしています。

市場は、もっと大きな損失をBearが発表するのではないかと予想していたので、今回の発表後、株価は急上昇し、その後下がったものの、前日終値の2.38%増で終了しています。

以下に、Bear Stearns, Lehman Brothers, Merrill Lynchの今日一日の株価の動きを添付します。(出展:Yahoo Finance)
BSC-Nov14.png

日中かなり上昇していたことが分かると思います。先月、Merrill Lynchは決算発表時に、その数週間前に発表した損失額の見込みを大幅に上回る損失を発表しています。この様な、事前の見込みの額の信頼性がどの程度なのか、それをどう受け取るかで反応は変わってくると思います。個人的には、これらの発言・発表で株価が大きく上がるのは、ちょっと?と思いますが、それも、市場の特徴だと思っています。

関連記事:
Bear Stearns sees $1.2 billion writedown

尚、Merrill LynchがNYSEのJohn Thain氏を新しいCEOとして任命したことを発表しました。 Thain氏はGoldman出身とのことです。

関連記事:
Merrill names NYSE chief Thain as new CEO

米国小売店の10月の販売状況が発表されましたが、予想通りの低調な結果でした。先月比で0.2%増で事前予想と同じです。政府のニュース・リリース

また、PPIに関しては予想よりも低く、Fedが金利を下げる好材料との見方も出てきています。(まあ、これはいつものことですが、、、明日CPIが発表される予定なのでこちらも注目です)政府のニュース・リリース

気になったセクター・株の動き

(ファイナンス) 上記添付のグラフの様に、一時かなり上昇していたところが目に付きました。結果的には、それほどまでではないところで、終了していますが、まだまだ、不確定要因が多くある様に思えます。
尚、E-Tradeは今日も10.8%上昇しています。月曜日のパニック売りから、立ち直りつつあります。

(住宅) 日中は上昇していた所が多かった様ですが、結果的には少し下落して終了している株がほとんどです。

(小売) Wal-Mart, PepsiCo, BUDは上昇しましたが、それら以外は殆ど下落しています。

(テクノロジー) 主要企業は殆ど下落しています。目立った所では、RIMM 2.31%, Apple 2.27%, Google 2.86%, Yahoo 3.95%、下落しています。

今日は、あまり市場に影響を与えるような大きなニュースはなく、市場も大きく変動せずにすみました。明日は、CPIが発表されます。

明日以降、市場は再び落ち着いていくのでしょうか?テクノロジー関連で、ちょっと気になる発表が、今日の市場終了後にありましたので、それに関しては、次のエントリーで取り上げます。

(お役に立てる様な情報だった場合、クリックしていただければ幸いです。)
banner_01.gif
 人気blogランキングへ 

ゴールドマン・サックスが新興国向けの投資を減らす 

ゴールドマン・サックスが新興国(BRICs)向けの投資の度合いを落としているとのことです。尚、このことは、Merrill Lynch主催のカンファレンスの席上でゴールドマンのCEOが取材された際にも、同様の主旨の発言をしています。

Goldman Sachs reportedly cutting exposure to emerging markets

Goldman alert over emerging markets
(こちらが元の記事の様です。)

以下、2番目の記事の主なポイントを以下に記します。

- ここ数日、クライアント向けのメモで、続けて、短期的な視点での警戒から、(新興国向け投資の)利益確定をすることを推奨している。

- Goldman Sachsは新興国投資を今まで積極的に取り組んできており、このワーニングは、恐らく業界に与える影響も大きい。

- Goldmanは、既にブラジルとメキシコと株式投資に関しては、ここ最近の上昇による恩恵を十分に堪能した後、投資を(一旦)確定終了しており、次の機会が訪れることを期待している。

- ポジションのクローズの理由は、変動が激しくなってきているため。

- ブラジルの通貨は、ドルに対して28%オーバーバリューと考えている。同様に、インド(22%)、韓国(32%)、Hungary(42%)、Poland(60%)、トルコ(74%)、ドルに対してオーバーバリューと考えている。

- 新興国市場がバブルなのではないかと懸念するアナリストの数がふえている。

- 先週、S&Pは投資家に対して、ポートフォリオの新興国向けの投資比率を6%から4%に落とすことを推奨してた。

- Goldmanは、引き続き、新興国の将来に対しては、非常に楽観的に考えている。

(お役に立てる様な情報だった場合、クリックしていただければ幸いです。)
banner_01.gif
 人気blogランキングへ 

今日(11月13日)の米国市場 

13-Nov.png

各主要インデックスの終値
Dow: 13307.09, +319.54 (+2.46%%)
Nasdaq: 2673.65, +89.52 (+3.46%)
S&P 500: 1481.05, +41.87 (+2.91%)

大きく下落した先週後半から昨日に対して、今日は、一転して上昇のトレンドを続け、各インデックスは大幅な上昇で終了しました。大きく下落していたNasdaqは、今日は約3.5%の大幅な上昇となりました。

以下のニュース・状況が、本日の大幅な上昇の主な要因だと思います。

- Wal-Martの予想を上回る好決算
- GSのCEOが、大幅な損失の引き当て等はしない見込みを明言
- テクノロジー株が、悪いニュースも殆どないにもかかわらず、大きく下落したため、値ごろ感がでてきた

これらに加え、午後3時に発表された、9月のペンディング住宅販売結果は、2.5%の下落の予想に対して、0.2%の上昇と予想外に良い結果でした。これが、ポジティブサプライズとなり、投資家のセンチメントが一転したことから、市場全体が大きく上昇しました。

各々の項目に関して、以下に補足説明します。

Wal-Martの発表について

Wal-Martの第3四半期の結果は、不動産の処分による免税分を除いた純利益は、一株当たり69セントで、アナリストの予想を2セント上回りました。(昨年第3四半期のEPSは63セント) 8月の第2四半期決算発表時に、Wal-Martは予想されていた利益見込みより低く、また年間の利益見込みを、それまでの$3.15から$3.23から、$3.05から$3.13に下方修正していました。今回、第4四半期の利益見込みは99セントから$1.03と通期の利益の利益見込みについては、$3.13から$3.17に上方修正しています。

尚、米国の開店後1年以上経過している店舗の第三四半期の売り上げの伸びは1%でした。会社全体の売り上げの伸びは9%だったとのことです。米国内の売り上げは、$57.65Bで6.4%の伸び、海外の売り上げは$22.4Bで17%の伸びとの事です。つまり、海外の売り上げと新規店舗の出店によることが上昇の背景にあり、既存店舗の売り上げは低迷気味ではあります。

Wal-Martはコスト削減を積極的に進めており、また、クリスマス休暇向けのセール等の前倒しなどの戦略をとっているのですが、それが、うまくいっているようです。

上記の決算結果等だけを見た場合、予想を上回ったものの、それ程上昇幅が大きいのではないにもかかわらず、市場からかなり好感されていることを考えると、今回の発表前の段階でのアナリスト等業界関係者の間で、予想よりも悪いのではないか、との懸念が高かったのではないかと思います。(第2四半期は、予想を下回っています。) また、米国国内の状況が良くなっている、といった状況でもないので、総合的に考えた場合、悪い材料ではないものの、特に良いということでもないと思います。

関連記事
Wal-Mart profit beats targets as shares shoot higher

Goldman Sachs CEOの発言他、クレジット関連の問題について

Citigroup, Wachovia, Morgan Stanley, WaMu等が、新たな巨額のクレジット関連の損失の計上・引き当てを発表する中、Goldman Sachsも同様に巨額の損失の引き当てを発表するだろう、との噂が出回っていたのですが、GoldmanのCEOがMerrill Lynch主催のカンファレンスで、巨額の損失引き当て等はしないと明言したとのことです。また、JPMorgan Chaseも同じカンファレンスに出席しており、クレジット関連の問題に関して、特に問題視していない、との発言があったようです。尚、E-Tradeはこのカンファレンスに参加する予定でしたが、急遽、欠席したようです。(株価は、急速に回復しています。)

Goldman's CEO sees no big write-down

尚、Goldmanは、第3四半期の決算でも好調な結果を発表していますが、その背景に、住宅ローン関連の空売りをすることにより、損失のヘッジができたことを挙げています。CEOの発言によると、引き続き住宅ローン市場に関しては、厳しい状況が続くと見ており、それに対するヘッジ・対処ができている様です。

上記GoldmanのCEOの発言の通りだとすると、Goldmanは本当にうまくハンドルしていると思います。また、この発言によって、市場におけるクレジット関連の問題のさらなる悪化の懸念を和らげたのだと思います。

以下、上記関連記事からの引用した、今の時点での主要なファイナンス企業の損失の引き当て額のリストを以下に添付します。

20071114101732.png
            *見込み

尚、Bank of Americaは、本日住宅ローン関連で30億ドルの損失を計上・引き当てをする見込みを発表しています。BearやLehmanがどうなのか等、まだまだ安心できる状況にあるとは、思えないのですが、市場は、今回のGoldmanのCEOの発言で安堵したようです。

関連記事:
Bank of America sees $3 billion debt write-down

テクノロジー株の買い戻し

先週後半から昨日にかけて、大きく下落していたテクノロジー株ですが、今日は逆に大幅に上昇しています。特に具体的に悪いニュースがあったわけでもないのに、大きく下がったため、見直しが入り、逆に上昇したということのようです。とすると、上昇の理由は、下落と同様に具体的な事象ではなく、投資家心理の変化が主な要因となると思います。

今日の目に付いた主要な株価の動きとしては、Appleが10%以上、RIMM 9.7%, Google 4.51%, Yahoo 5.33%, NVvidia 8.82%、各々大幅に上昇しています。

まとめ

市場が大幅に上昇したのは、良かったと思いますが、今後の動向・展開に関しては、不透明な要因が多くあると思います。しばらくは、ニュースなどによって、上下に大きく変動する不安定な状況が続くのではと、思います。

(お役に立てる様な情報だった場合、クリックしていただければ幸いです。)
banner_01.gif
 人気blogランキングへ 

今日(11月12日)の米国市場 

12-Nov.png

各主要インデックスの終値
Dow: 12987.55, -55.19 (-0.42%)
Nasdaq: 2584.13, -43.81 (-1.67%)
S&P 500: 1439.18, -14.52 (-1.00%)

大きく下落した先週から開けた本日は、市場は日中、先週末と比べ上昇していましたが、後半下落し、主要インデックスは全て下落して終了しました。 先週一週間で6.5%と大きく下落したNasdaqは本日も下落幅が大きく先週末比で1.67%下落しています。

本日の主なニュース

何といっても本日の一番のニュースは、E-Tradeです。 CDO関連での損失として10億ドルを計上することを発表しました。一部アナリストがE-Tradeは破産する可能性があるとの見方をしていることが明らかになり、株価は6割近くも下落しています。以下、関連記事を添付します。この記事の中で、アナリストの発言が引用されており、もし倒産する様な可能性が高まった場合は、倒産させるのではなく、身売りするだろうとの見方です。負債額にもよりますが、私もこの見方に賛成です。

尚、私はE-Tradeをメインに使っており、非常に気に入っているので、何とかこの苦境から脱出してほしい、と思っています。

関連記事: 
E-Trade Loses More Than Half Its Value

このE-Tradeの件が、明らかになり株価が暴落する中、他のファイナンス企業の株は比較的安定していたのが印象的でした。

IBMがCognosを50億ドルで買収することを発表しました。 Cognosはビジネス・インテリジェンスのソフトウェアの会社で、今回のIBMの買収は同種企業の買収をすでに行っているSAPとOracleに対抗するものと思われます。また、この買収はIBMの過去最大の大型買収で、IBMがソフトウェアへと注力を移してきていることの表れとも言えると思います。

関連記事: 
Largest IBM Deal Ever: $5B for Cognos

主なセクター・株価の動き

衝撃的な発表をしたE-Tradeが大きく売られる中、投資銀行の株は、日中はほとんどの株が上昇していましたが、結局、ほとんどの企業の株価は下落しています。(Goldman、Leahmanは上昇しています)ただし、下落幅は大きくありません。 コマーシャルバンクはほとんどが上昇しています。

住宅セクターの株は、投資銀行と似た値動きをしており、日中は上昇、その後下がって、若干の下落で終わっている所が多かったです。

ハイテクに関しては、主要企業の中でNasdaqの下げ幅よりも大きく下がったところと、上昇している株とあり、明暗を分けています。主な企業の株の株価の動向を、本日上昇したものと下落したもので分けて、今日、先週、YTD(Year to Date: 年初来)のパフォーマンスを添付します。
20071113101857.png

添付の表の通り、Cisco、IBM、Intel, Oracleは今日は上昇、一方、Apple, Google, RIMM, Nvidiaは大きく下落しています。 先週の下落の引き金となった、サブプライム等の影響により米国大手企業からの受注が落ちていると発言したCisco、同様の影響を被る可能性の高いIBM、OracleはCiscoと同様に、本日、株価は上がっています。

年初から、大幅に上昇していたGoogle, Apple, RIMMはいずれも、先週の大幅な下落に加え本日も大きく下げています。しかし、これらの企業の株は、年初から見た場合は、この一週間の大幅な下落にも関わらず、依然として大きく上昇していることが分かります。また、NVIDIAに関しては、好調な第3四半期の結果、第4四半期の見込みの上方修正を発表したにもかかわらず、先週、本日も大きく下落していることが、注目されます。

これらの企業の株価の動きを見ると、今日上昇している主要企業は、Valuation的にも比較的低く、今後の株価の下落幅のリスクが低いことが、共通する部分だと思います。一方、本日下落している上記4社(特にNVidiaを除く3社)は、業績は非常に順調で、今後も期待が高い反面、Valuationは高くなってきているところが、共通していると思います。これらの企業の事業は、サブプライムの影響を受ける可能性は相対的に低いはずです。

懸念を表明したCisco等、多少なりともより影響が予想される会社が上昇している中、これらの株が大きく下落していることを考慮すると、本日の株価の動きから見た場合、今年大きく上昇している好業績の主要ハイテク企業の利益確定売りが行われていると推測されます。

今日の市場の動きを見ていると、E-Tradeを除きパニック的な売りはない様に思います。一方で、住宅、ファイナンスセクターが大きく崩れていないことが、非常に気になります。空売りの解消が進んでいる、と仮定すれば、多少説明がつきますが、、、または、Fedのアクションへの期待から底堅い動きとなってきている、とも解釈できなくもありませんが、、、

全体的には、市場は冷静に次の動きに備えているように思えます。

(お役に立てる様な情報だった場合、クリックしていただければ幸いです。)
banner_01.gif
人気blogランキングへ

今週に向けて-2  

一つ前のエントリーの続きです。

今の市場の状況、今週への見方等に関して、この週末に掲載されたもう一つの記事の紹介です。

Stocks set for more weakness next week; retailers in focus

(以下、上記記事からの抜粋、要約とコメントを記します)

"Tech had been the big winner since the August sell-off," said Paul Nolte, director of investments at Hinsdale Associates. "In any type of correction, you're likely to take money out of where you've done well."
(「テクノロジー株は、8月の下落時(投売り時)以降のビッグ・ウィナーでした。」とPaul Nolte、ヒンズデール・アソシエイツの投資ディレクターは語っています。「どのような調整時でも、あなたは、今までうまく行っていたところから、お金を調達することと思います。(うまくいっていた所の利益確定をします。)」)

(コメント) これも、簡潔に状況をうまく説明していると思います。この人の発言は、今回の調整に際して、8月以降順調だったハイテク株の利益確定売りが進んだ、との見方を示していると思います。確かに、Google、Apple、RIMM等はここ数ヶ月で大きく上昇しているので、ここで一旦利益を確定しておいて、状況を見るといった動きをする投資家も多いと思います。

"We've had a confluence of worries about the dollar, energy prices and subprime problems that's really got investors nervous and they don't want to be hanging around the equity market," said Nolte.
(「我々は、ドル安、エネルギー価格、そしてサブプライムの問題が合わさって大きな不安となりました。そして、そのことが投資家を神経質にさせ、株式市場に留まらせたくないようにさせたのです。」)

(コメント) これも、投資家心理をうまく表現していると思います。この彼の記事においての発言の引用(だけ)を見た場合、Nolte氏の見方は、ドル安、燃料費の高騰、サブプライムの問題が合わさり、投資家の不安が高まったため、順調に伸びていたハイテク株に利益確定の売りが殺到した、との考えになると思います。 また、週後半の住宅・ファイナンス業界の株価の意外な堅調さと一部上昇は、利益確定のための空売りの解消が要因となっている様に思われます。(これは、私の推測です)

Next week, the market will turn to the September pending home sales index on Tuesday, October retail sales on Wednesday, and regional manufacturing surveys for November on Thursday, for the latest snapshot on the ailing U.S. economy.
(来週(今週)は、火曜日に9月のペンディング住宅販売、水曜日に10月の小売店販売、そして木曜日に11月の鉱工業のビジネス動向調査の発表が予定されており、これらは、混迷する米国経済の最新動向を占うものです。)

"The business surveys will help us figure out who's getting really hurt by the whole housing collapse and who's benefiting from a weak dollar and overseas growth," said Sal Guatieri, senior economist at BMO Capital Markets.
(「ビジネス動向調査は、住宅市場の問題にどの企業が影響を被っているのか、そして、ドル安と海外の伸びによってどの企業が利を得ているのかを判断する上で役立ちます。」とシニアエコノミスト、BMOキャピタル・マーケットのSal Guatieri氏は語っています。)

Helping take the pulse of U.S. and global consumers, Wal-Mart Stores (NYSE:WMT - News) and Home Depot Inc. (NYSE:HD - News) will also report earnings on Tuesday, followed by JC Penney (NYSE:JCP - News) on Thursday.
(火曜日にWal-MartとHome Depot、そして木曜日にJC Penneyが決算の発表を予定しており、これらは、米国と世界の消費者の市場動向を把握する上で役立ちます。)

(コメント) Wal-Martは、積極的な値下げ政策にもかかわらず10月の販売動向が思わ しくないことを既に発表しています。また、Home Depotも既に売り上げ等は低迷を始めているので、発表内容はそれ程良いとは思いません。この辺がどの程度で、市場に織り込まれているのか、また、市場の予測に対して結果がどうなのかが、重要になってくると思います。ポジティブ・サプライズがあると良いのですが、自分としては、ダウンサイドの方が多いように思えます。

Bad economic data may lift market odds that the Federal Reserve will continue lowering interest rates, although Fed chief Ben Bernanke's uncertainty last week in testimony to Congress left some investors concerned.

"Back in August, we had the whole financial crisis leading up to the Fed cutting rates and then we were off to the races," said Hinsdale's Nolte. "Now we need another event like that" if the market is going to pull itself up, he said.

Inflation data -- the October producer price index on Wednesday and the consumer price index on Thursday -- might hold back hopes about further rate cuts.

(コメント) 訳は割愛いたしますが、Fedの金利引下げ等に再び期待が集まってきていることを表していると思います。

"Cisco triggered it when they said that business spending was going down," said Paul Mendelsohn, chief investment strategist at Windham Financial Services. "Starting with financials, can we imagine the likes of Bear Stearns, Citibank, Wachovia and others spending a lot of money on IT next year?"

中略

"The likes of Cisco and Microsoft (NasdaqGS:MSFT - News) , who make so much money overseas, can benefit from a weaker dollar, but the rest of the story is still linked to the economy," Windham's Mendelsohn said.

中略

But "the rotation that was taking place out of financial stocks and into technology has stopped dead," Mendelsohn said. "Now, the rotation is money is getting out of the market altogether and going into government bonds."

(「シスコがビジネス投資が減少していると発言したことが、引き金となりました」とWindham Financial Servicesのチーフ・インベストメント・ストラテジストのPaul Mendelsohn氏は語っています。「ファイナンシャルの状況から、Bear Stearns, Citibank, Wachoviaそして他の企業が莫大なお金を来年ITに使うと思いますか?」

「シスコやマイクロソフトといった企業は、海外で非常に多くのお金を稼いでます、そのため、ドル安の恩恵を得ることができます。しかし、その後の話として、景気との関連性がどうなのかというのが依然としてあります。」

「ファイナンシャル株からテクノロジーへの投資の流れは終わりました。そして今、お金の流れは株式市場から国債へと移行しています。」 (多少、意訳しています。)


(コメント)ハイレベルの話ですが、ある程度まとまっていると思います。大方の部分は納得、理解できます。一方で、シスコの発言が引き金となって起きている先週のハイテク株からの引き上げの動きに関しては、私は、再度、流れが戻る可能性もあると思っています。

以上、記事の一部を引用させていただきました。アナリスト、市場関係者がどの様に見ているか、といった部分を理解することは重要だと考えているため、参考までに取り上げました。

今回取り上げたものは、割と一般的な話なので、特に取り立てて斬新な見方等はありませんが、それでも、多少なりとも参考になります。自分の見方・考え方はありますが、状況を判断する上での情報の材料として、役に立つ部分も多いのでは、と思いました。また、後で見直した時に、どうだったのか等にも使えるかと思っています。

(お役に立てる様な情報だった場合、クリックしていただければ幸いです。)
banner_01.gif
人気blogランキングへ

今週に向けて 

今の市場の状況、今週への見方等に関して、週末に掲載された記事を2つ紹介します。また、内容に関して一部抜粋し、コメントします。

Investors brace for more bad bank news

(以下、上記記事からの抜粋、要約とコメントを記します)

The stock market this week is hoping for signs that the economy is surviving the problems in the financial sector — and that the Federal Reserve will come to the rescue if it's not.

(今週の株式市場は、景気がファイナンシャル・セクターの問題を乗り越える兆候を期待しています。― もしだめな場合は、Fedが助けてくれることを頼りにしています。)

(コメント) 共通の認識だと思います。これは、また、週末のエントリーで引用した“バーナンキ・サイクル“にも当てはまる、と思います。

Investors are slowly getting a clearer picture of how much in risky and deteriorating debt securities the world's major financial institutions are holding, and they don't like what they see.

Wall Street already expects banks' portfolios to lose at least $20 billion in the fourth quarter, after announcements of anticipated writedowns of mortgage-backed securities and other debt instruments by such financial institutions as Citigroup Inc., Morgan Stanley and Wachovia Corp.

Investors have been bracing for fourth-quarter writedowns for a while, but the amount was larger than many were prepared to hear. As a result, volatility has returned to virtually all corners of Wall Street.

(投資家たちは、世界の有力なファイナンスの企業が、抱えるリスクの大きさと証券負債の悪化がどれほどあるのかについて、徐々に分かってきました。
ウォールストリートは、Citigroup, Morgan Stanley, そしてWachoviaの、住宅ローン担保証券等の損失の予想の発表により、既に第4四半期の銀行のポートフォリオが最低でも200億ドルの損失を被ることを予測しています。
投資家たちは、第4四半期の損失計上に対して、気持ちの準備をしていましたが、その額は多くの人が予想していた額よりも巨額でした。その結果、ウォールストリートは激震に包まれました。)

(コメント) これも市場の現状(反応)を簡潔に説明しています。さらに言えば、クレジット関連の問題が簡単に収束せず来年まで引きずる可能性が高いことを認識しつつあります。

The Nasdaq composite index was hit the hardest last week, as investors' optimism vanished about the technology sector being isolated from the slowing economy and problems in the financial markets. The Nasdaq ended the week down 6.49 percent.
(Nasdaqは、先週最も大きな打撃を被りました。投資家たちの持っていた “テクノロジー・セクターは、景気の低迷とファイナンシャル・マーケットの問題とは隔離されている”との希望は消え去りました。ナスダックはこの週6.49%下落しています。)

(コメント) これも先週の状況を簡潔に説明しています。ここで書いてある様に、投資家の希望的な見方が吹き飛んでしまったため、今回のナスダックの大幅な下落になったと思います。一方で、実際には多くのテクノロジー関連の企業は、ファイナンス関連の問題の影響等は少ないと思っています。このことが、再認識されるかどうかが、短中期的には重要な分かれ目だと思います。第4四半期の結果が発表される1月には、この辺りの見方が実際どうなのか、分かると思うのですが、それまでは、市場のセンチメントはかなり悲観的になっていく気がします。

Mild readings on producer prices and consumer prices — which will be reported on Wednesday and Thursday, respectively — could help calm the market. As of last Friday, economists surveyed by Thomson/IFR predicted, on average, that both the core Producer Price Index and the core Consumer Price Index will have risen by 0.2 percent.
(PPIとCPIは、水曜日と木曜日にそれぞれ発表されます。内容によっては、市場の動揺を沈静化させることができるかもしれません。先週金曜日の時点で、エコノミストの予想の平均としてはコアPPIとコアCPIはそれぞれ0.2%の上昇を予想しています。)

Wall Street will also want to see strong October retail sales detailed in the Commerce Department's Wednesday report, and solid readings on October industrial production and capacity utilization on Friday.
(ウォールストリートは、商務省の水曜日のレポートで、10月の小売販売状況の具体的な内容が良いこと、また木曜日に発表される10月の鉱工業生産、と設備稼働率の堅調な内容であることを、期待しています。)

And there are still a few major earnings reports left for investors to read to gauge U.S. business growth and the health of the consumer. Tyson Foods will post its quarterly results on Monday; Home Depot Inc. and Wal-Mart Stores Inc. release their third-quarter results Tuesday; Macy's Inc. reports Wednesday; and Starbucks Corp. reports Thursday.
(そして、まだ投資家が、米国のビジネスの伸びと消費者動向の健全さを計る上で重要な大手企業の決算発表が控えています。タイソンフーズの第三四半期の結果発表は火曜日、メーシーズは水曜日、そしてスターバックスは木曜日に発表します。)

(コメント) 個人的には、これらの企業の結果は、今の市場の懸念を払拭するほど良いものになるとは思っていません。むしろダウンサイドのリスクが高い気がします。


ちょっとこれから出かけなければならないので、一旦、ここで終了します。後で、書き足す予定です。

(ご訪問ありがとうございます。もしよろしければ、クリックしていただければ幸いです。)
banner_01.gif
人気blogランキングへ

最悪のシナリオに対する対応の必要性 

個別株の投資をしている場合、投資戦略として、シナリオをいくつか想定し、各シナリオに対してある程度の対応を準備しておくことは重要だと思います。

今の時点での私が想定しているワースト・ケースのシナリオの市場水準は、米国は30%下落、日本は20%下落することを考えています。日本の下落幅が少ないのは、今からの現実的な範囲での下げ幅の最大値を想定した場合、やはり米国の方が下落要因は多いと考えているためです。

この想定幅を、11月9日の値を使用して計算した場合、DOW Jones Industrialは9100程度、日経平均は、12500弱程度になります。数字を見た感覚的な印象でも、恐らく、今の時点で考えられるうる最低のレベルだと思います。

もし万が一、市場がこの様なレベルまで下落したと想定した場合、私は絶好の買い時だと思います。問題は、このシナリオの時、自分のポートフォリオの状況がどうなっているかです。膨大な含み損を抱え、追加投資の余裕がない状況で、ワーストケースのシナリオをむかえるのか、それともある程度の資金を用意して、追加投資を行うのかは、大きな差となると思います。

この様な状況が起こると決まったわけではありませんし、起こらない可能性も十分にありますが、万が一の場合に備えた自分の投資の対応を準備しておくべきだと思います。

今後、シナリオ・プランニングのアップデートを行う予定ですが、この中に、ワーストケースのシナリオも含める予定です。

尚、インデックス投資でドルコスト平均法を使用した長期投資のスタイルは、こういった下落時に対しても非常に有効な手法だと思います。今後、長期的に下落のトレンドが続くと想定した場合には、積極的に活用することも検討すべきだと思います。

(ご訪問ありがとうございます。もしよろしければ、クリックしていただければ幸いです。)
banner_01.gif
人気blogランキングへ

現在の状況分析 

先週の大幅な下落により、私のポートフォリオは日米の両方とも大幅に下落しています。

先月末まで絶好調だった日本株は、非常に大きな損失(30%以上)を被り、9月10月の利益を全て失うことになってしまいました。 トータルの評価額は8月末の時点に近いレベルまで下落しています。まだ年初から比べれば約28%増の状況ではありますが、今後の展開によっては一気にマイナスになる可能性もでてきました。

日本市場が今後上昇するであろうとの見込みから、11月に入ってから信用取引の投資を大きく拡大したことが、完全に裏目となってしまいました。 自分の立てたシナリオに基づき、“日本株投資を拡大する“戦略的な判断だったのですが、結果的には大きな損失を被ることになってしまいました。今の時点では、一つもポジションをクローズしていないため(損失を確定していない)、損失の更なる拡大も高くなってきています。

米国ポートフォリオも、11月6日までは、絶好調で過去最高のレベルにあったのですが、11月7日からの下落によりピークから比べ20%近く下落しています。今の時点では、年初から比べて60%弱の上昇のレベルにあります。 しかし、今後の展開によっては、更に大きな損失を被る可能性もあります。

ここ数日間で大きな下落を被ったものの、米国ポートフォリオに関しては、今後の対応等、準備がある程度できているので、それ程心配していません。尚、ここで言っている“心配”は、損失を被ることでなく、今後の展開に対する準備ができている、と言う意味です。(損失を被る可能性は、大きくあります。) 具体的には、ある程度のシナリオを想定していて、その各シナリオ毎のゲーム・プランを用意しています。

私の恐れている状況は、今後の展開に対しての準備ができていなく、対応が後手に回ってしまうことです。特に問題なのは、市場がずるずると下がっていく中で、なにもアクションをとらず(とれず)、自分のポートフォリオの評価額の目減りを呆然と見ている様な展開です。 今の日本株ポートフォリオは、この展開の可能性にさらされています。

一両日中に、ポートフォリオ構成株の再評価と今後の対応・戦略を立てようと思っています。

今の市場状況は、7月後半から8月の状況と似た部分もあるので、自分のエントリーを読み直しています。(月別アーカイブをクリックすると参照できます。8月のものは、参考になるエントリーもあるので、ご興味のある方は読んでみて下さい。こちらです。)

(ご訪問ありがとうございます。もしよろしければ、クリックしていただければ幸いです。)
banner_01.gif
人気blogランキングへ

日米株式市場インデックスのパフォーマンス 

日米の主要インデックスの先週(11月5日の週)一週間の株価の変動幅と昨年末から比べた場合の株価の変動率について表にしたものを、以下に添付します。
20071111155155.png

先週は、日米両方とも大きく下落しています。尚、米国市場は金曜日も大きく下落して終了しており、日本は時差の関係上、米国市場の金曜日の状況の影響がない時点で、大きく下落しています。また、昨年末から比べた場合、米国株式市場は上回っているものの、日本市場のインデックスは10%前後も下落しています。

TOIPXが先週、最も下げているのが注目です。TOPIXは日経平均に比べ大手銀行、内需関連株の影響が大きいとの事ですが(Wikipediaの説明を参照)、円高、米国市場の影響が少ないはずのTOPIXが、より影響を受ける日経平均より下がっていることが、非常に興味深いところです。

日本株に関しては、下げすぎと思いますが、株価は需要と供給の関係、市場心理が影響しているので、ある面、この様な状況も理解できなくもないと思います。

国内の投資家の視点を考えてみても、FXや中国株、その他新興国向けETF等の方が投資対象として興味、注目が高い現状で、低いパフォーマンスの日本株・ファンドを処分して、他の分野に投資する動きがあるのでは、と思います。また、海外投資家から見ても、ちょっと様子見にならざるを得ないと思うので、日本株低迷の状況もある程度理解できます。

私の日本株ポートフォリオは、今週、大きな打撃を受けています。こちらも、状況、所有株について冷静に分析して、今後の対応を検討する予定です。

(ご訪問ありがとうございます。もしよろしければ、クリックしていただければ幸いです。)
banner_01.gif
人気blogランキングへ

先週を振り返って (11月5日から11月9日の市場) 

先週は、月曜日と火曜日は比較的順調に上昇したものの、水曜日以降大きく下落して週を終了しています。特にNasdaqは、水曜日からの三日間で7%も下落しており、週を通し場合6.5%の大幅な下落となりました。
20071111152350.png

テクノロジー株は、今週の水曜日前までは、業績の良さとサブプライムとの関連性の低さ等から、注目を浴びつつあり上昇してきましたが、水曜日のCiscoのCEO John Chambers氏の今後の見通しについて、サブプライムの問題から銀行・住宅関連の会社からのビジネスの引き合いが急激に停滞してきているとの発言がありました。この発言が引き金となり、ここ最近順調に株価が上昇してきたテクノロジー株が一気に売られ、大幅な下落となっています。

私の理解では、Ciscoは2007年第4四半期、2008年の売り上げ予想自体は落としているわけではなく、Chambers氏は米国の一部セクターでの事業に関して低迷していると言う趣旨で発言したことが、懸念が高まる市場センチメントを一気に刺激して、大きな反応を引き起こしたと考えています。Ciscoのビジネス自体は、BRICs等向けの事業は非常に順調で、トータルで見た場合は、依然として堅調だと思っています。

Chambers氏は、前回の四半期決算では、「自分のキャリアの経験の中で、グローバルなビジネス環境は最も順調な状況にある」と発言しており、それが引き金で、市場は大きく上昇しました。 今回は、一転して慎重な発言をして、市場全体を下落させています。Chambers氏は、ITバブルの時にも、非常に楽観的な発言をし、バブルをエスカレートする様な事態を引き起こしたりしています。Ciscoの様な、業界を代表する超一流企業の経営者としての発言の重みをもう少し考えてもらいたいと、個人的には思います。

ただし、発言自体に関しては、IT関連の事業において米国の需要は今後停滞することは、恐らく現実問題としてあるのだと思います。IBMも10月の第3四半期発表時にハードウェア事業の低迷を明らかにしており、テクノロジー・セクターにおいて米国内(及びヨーロッパ)の大企業向けのセグメントは急速に停滞することが予想されます。

この予想を前提とした場合、IBM、Oracleといった企業が今後の売り上げ等に関して影響を受けることが予想されるため、これらの企業の株が調整を受けることはある程度やむを得ないと思います。今週の問題は、特定の企業・セクターに留まらずハイテク全体が大きく売られてしまっていることです。市場のセンチメントも180度変わり、悲観的になってきていると思います。市場のセンチメントの変化を端的に表しているのが、今週のGoogle、Apple、RIMM、NVIDIAといった企業の株価の大幅な下落です。これらの企業は、米国内の大手企業向けのIT事業の低迷の影響は比較的少ないはずにも関わらず、大きく売られています。

私自身は、多くのハイテク企業、特に米国内の事業比率が低い会社は引き続き堅調な業績を維持すると考えており、この考えを変えていません。自分の今の時点での状況の分析と、投資戦略に関しては、別エントリーで書く予定です。

以下に今週の主なニュース・動きについて記します。

11月5日(月): Citigroupがクレジット関連で80億ドルから110億ドルの損失を計上する見込みを発表。CEO Chuck Princeは責任をとって辞任。他のファイナンス企業も同様の発表をする見方が強まる。Googleが携帯電話向け事業戦略の概要を発表。ハイテク有力企業の株は順調に上昇。

11月6日(火): クレジットの不安が高まりつつあるものの、市場全体は上昇。ハイテク株は順調に上昇を続ける。

11月7日(水): GMが大幅な赤字決算を発表。Washington Mutualがサブプライム関連のクレジットで27億から29億ドルの損失を計上する見込みを発表。Morgan Stanleyも同様の大幅な損失を発表するとのアナリストの予想が明らかになる。ファイナンス・セクターの株は大きく下落。市場終了後に、Ciscoが決算を発表。決算自体はアナリストの事前予想通り(利益は若干上回る)。しかし、John Chambers氏の発言にアナリストは失望。アフターアワーズで、Ciscoの株は9%程度下落。

11月8日(木): 朝発表の米国小売業界の10月の販売状況とクリスマス商戦の売り上げ見込みが予想を下回る。Fedのバーナンキ議長が米国景気の低迷するとの見方の声明が発表される。声明発表後、市場はは下がったものの、後半値を戻して終了。Nasdaqは戻したものの2%の下落。

11月9日(金): Wachoviaが、10月の時点で住宅ローン関連で11億ドルの損失があったことを発表。UKのBarclayが100億ドルの損失を計上する予定との噂が流れる。ハイテク株は、有力企業を中心に全面安。市場全体も下落するが、ファイナンス、住宅関連は上昇している会社もあった。

次のエントリーで、少し違った角度から、現在の状況に関して、分析します。

(ご訪問ありがとうございます。もしよろしければ、クリックしていただければ幸いです。)
banner_01.gif
人気blogランキングへ

バーナンキ・サイクル 

The Big Pictureに"The Cycle"と言うタイトルのエントリーで、バーナンキサイクル(元ねたはこちら)を紹介しています。

非常に状況を簡潔に良く表しているので、要訳したものを以下に記します。

1. 米連銀(FRB)が金利を引き下げる 
2. 株式市場が上昇する
3. ドル安が加速する 
4. 原油と金の価格が高騰する
5. 米財務相が“強いドルの政策”の堅持を表明
6. 住宅市場のさらなる悪化
7. クレジットマーケットの問題の悪化(信用不安が高まる)
8. ドルの下落が加速する
9. 原油と金の価格がさらに高騰するする
10. 米連銀がインフレに対しての強い姿勢を表明する <----- 昨日(11/8)
11. 米財務相“強いドルの政策”の堅持を表明 <----- 昨日(11/8)
12. 株式市場が下落する <------------ 今(11/9)
13. ステップ1に戻る

再び市場はFedの金利政策に注目が集まっています。次回のFOMCは12月なので、その前に何かあるのか、といった期待(?)まで出てきているようです。

いつまで、このサイクルが続くのか、といった点も興味深いものがあります。

(ご訪問ありがとうございます。もしよろしければ、クリックしていただければ幸いです。)
banner_01.gif
人気blogランキングへ

今日(11月9日)の米国市場 

9-Nov.png

各主要インデックスの終値
Dow: 13042.74, -223.55 (-1.69%)
Nasdaq: 2627.94, -68.06 (-2.52%)
S&P 500: 1453.70, -21.07 (-1.43%)

今日は、昨日に引き続き下落して始まり、午後2時頃から上昇し、戻したものの、終了直前30分頃から、急激に下落し終了しました。NASDAQは、今日も他のインデックスよりも大きく下落しています。

本日の主なニュースとしては、朝にWachoviaが、10月の時点で、サブプライム住宅ローン関連で、11億ドルの損失があったことを発表しました。また、ロンドンのBarclaysが、100億ドルの損失を計上する発表があるとの噂(Barclaysは否定)が表面化しています。

これらに加え昨日のQualcommの第3四半期結果発表時に今後の売り上げ・利益予測に対する失望と、一昨日のCiscoのChambers氏の発言から、ハイテク企業も今後サブプライム・クレジットの悪化から米国企業向けのビジネスの需要の停滞が予測する見方が強まっており、テクノロジー株は本日も大幅に下がっています。

この3日間の、ハイテク・セクターの値下げは激しいものがあるのですが、特に、今まで絶好調だったGoogle、Apple等がNasdaq平均以上に下げているのが注目されます。

本日の目だった株・セクターの動きを以下に記します。

ファイナンスセクターの株は日中は下がっていたのが目に付きましたが、午後過ぎより値を戻し、前日比上昇しているところが多かったです。住宅セクターに関しても、ほとんどの株が上昇しています。一方、ハイテク株は、大きく下がっているところが多かったです。

主要な所で、 IBM 5.52%, Oracle 4.86%, Apple 5.75%, Google 4.31%, RIMM 9.05%, Intel 3.02%, 等それぞれ大きく下落しています。

市場のセンチメントは急速に悲観的に変わってきている様に思えます。しかし、一方でファイナンス・住宅ビルダー等の株は、ここ2日はかなり安定しています。市場がこのまま落ち着きを取り戻すのか、それともさらに下落していくのか、分かれ目に来ている様に思えます。

この週末に私の投資戦略に関して、もう一度見直しを行う予定です。ブログにもエントリーする予定です。

今日(11月8日)の米国市場 

8-Nov.png

各主要インデックスの終値
Dow: 13266.29, -33.73 (-0.25%)
Nasdaq: 2696.00, -52.76 (-1.92%)
S&P 500: 1474.77, -0.85 (-0.06%)

昨日のCiscoのCEOの米国内のビジネスの低迷予測に続いて、本日朝発表された米国小売業界の10月の販売状況とクリスマス商戦の見込みが予想以上に思わしくない状況であることが明らかになりました。また、Morgan Stanleyが37億ドルの損失計上を発表、AIGの第3四半期の結果はアナリストの予想を下回る等、良くないニュースが相次ぎ、市場は下落する方向でスタートしました。この状況の中、FedのBernanke議長が、原油価格の上昇によるインフレに対する圧力が高まる一方、今後数ヶ月以内に、景気が明らかに停滞してくるだろう、との見方の声明が発表され、午後にかけて市場は大幅に下落しました。NASDAQは一時3%以上下落していました。その後、各インデックスは値を戻し、DOWとS&P 500は前日とほぼ変わらないレベルで終了しましたが、Nasdaqは2%近い下落となっています。

関連記事:
Fed chairman sees period of slow growth

米国小売業界の状況アップデート

本日朝に発表された、米国小売業界の10月の販売状況とクリスマス商戦の売り上げ見込みは、ほとんどの会社が10月の売り上げの低迷と、弱気の売り上げ見込みをしており、米国国内の消費のスローダウンを示すものでした。

以下の添付の関連記事からの概要の要約です。高級デパートで堅調なビジネスを展開するNortstromが、売り上げを落としています。(アナリストの予想1%増に対して、2.4%の下落) Wal-Martも積極的な値引き政策にもかかわらず、予想を下回る売り上げだったとのことです。(見込みが1.1%に対して0.4%増) 一方、会員制卸直売のCostco等に関しては、売り上げを伸ばしており、消費者がより値ごろな商品をもとめる傾向を示しています。(予想5.7%増に対して9%増)

The International Council of Shopping Centers-UBS tallyの10月の売り上げデータから換算した、年間の上昇率は1.6%で、当初の予想の2.5%増を下回っており、10月の売り上げペーストしては、1995年以来で最も遅いとのことです。尚、この数値は、開店後1年を経過した店舗の売り上げ状況を比較したものです。

関連記事:
Retailers report sluggish October sales

主なセクターの値動き

(小売業界) 日中は下げていましたが、最終的にはそれ程大きく変わらないレベルで終了しています。上がっている株もあれば下がっている株もあります。

(ファイナンス) こちらも日中は大きく下落していましたが、かなり戻し上昇に転じている所が多いです。Morgan Stanleyに関しては、発表された損失額がアナリストの予想の低めのレンジにとどまったため好感され、日中は一時前日比マイナスとなったものの、結果としては本日5%近い上昇となりました。

(住宅建設・販売) 日中はそれなりに大きく下落したところが多かったのですが、後半戻し、前日比で少し下がっている株がほとんどです。

(ハイテク) 今日は、今まで絶好調だった有力企業が大きく下がっています。主なもので、Cisco 9.53%, Google 5.33%, Apple 5.82%, RIMM 6.43%、それぞれ下落しています。尚、IBMやIntelも4%前後と大きく値を落としています。昨日のCiscoのChambers氏の発言が大きな影響を与えたと思います。Valuationを考えると、Cisco、Intel、IBMは少し売られ過ぎだと思いますが、市場のセンチメントが大きく変わってしまったことが影響していると思います。

尚、本日市場終了後にNVIDIAとQUALCOMMが第3四半期の結果を発表、両社とも、ほぼアナリストの事前予想通りで、前年に比べ大幅に利益を上げる好決算でしたが、アフターアワーズでは、NVDIAは大幅上昇、QUALCOMMは大幅下落となり明暗を分けています。QUALCOMMは、今後の売り上げに対して慎重な見方をしたことが大きな失望を買ったようで、アフターアワーズで8%以上の下落となっています。

NVIDIAも発表直後は、本日の悲観的な市場心理からか、大きく下落していたのですが、その後、反転し、これを書いている時点では8%近い上昇です。NVIDIAが下落していたのを見たとき、明日は今日に引き続きハイテクは大幅な下落となり、かなり危険な状況になりそうだと危惧していたのですが、今は大きく上昇しているので、気持ちとして少し救われています。

今日の市場状況とQUALCOMMとNVDIAのアフターアワーズの値動きを見ると、明日もかなり荒れそうです。(特にハイテク)セクター全体が大幅に下落するか、セクター間でもセグメント・企業によって明暗が分かれる可能性もありそうです。

日本市場も、今日の米国市場に影響されて、かなり激しい値動き(特にハイテク関連)になるのでは、と予想しています。

(ご訪問ありがとうございます。もしよろしければ、クリックしていただければ幸いです。)
banner_01.gif
人気blogランキングへ

相互リンクの追加 

かえるの気長な生活日記。”のかえるさんから、相互リンクのご依頼を頂きました。

かえるさんは、投資関連のブログの他、ウェッブサイトも運営されており、趣味等、多岐にわたる情報を提供、運営されております。ウェッブサイトとブログの構成も非常に見やすく、内容も充実しています。

かえるさん、今後ともよろしくお願いいたします。

また、少し時間が立ってしまっておりますが、”株をはじめる前に読むブログ”のstaygoldさん、"成長株で億万長者"のAKIさんからも、ご依頼を頂き、既に相互リンクをしております。お二方のブログも素晴らしいブログです。

これらの素晴らしいブログを運営される方から、相互リンクのご依頼を頂くのは非常に光栄なことと存じます。相互リンク、コメント、トラック・バック等を通じて、情報や意見の交換を行うことなどにより、お互いに勉強、相互補完できるような関係を、皆様とインターネットを介して築いていけたら幸いです。

皆様、今後ともよろしくお願い申し上げます。

今日(11月7日)の米国市場 

7-Nov.png

各主要インデックスの終値
Dow: 13300.02, -360.92 (-2.64%)
Nasdaq: 2748.76, -76.42 (-2.70%)
S&P 500: 1475.62, -44.65 (-2.94%)

GMの大赤字の決算のニュースに加え、Washington Mutualが、サブプライム関連のクレジットで27から29億ドルの損失を計上する見込みであることを発表、また、WSJでMorgan Stanleyが30から60億ドルの損失を新たに計上する可能性があることが掲載されたことから、クレジット関連の不安もさらに高まり、市場は本日大幅に下落しました。 特に3時以降にさらに大きく落ち込んでいます。

本日朝に、GMが第3四半期決算で、390億ドル(1ドル112.75円換算で、約4兆4000億円)の大幅な赤字を計上したことが発表されました。

損失のうちのほとんどの、386億ドルは蓄まっていた先送りになっている税金の支払い分(ちょっと正しい訳が浮かばないのですが、元の言葉はaccumulated deferred tax credit)との事です。また、子会社・関連会社のGMACの住宅ローン関連で7億5700万ドルの損失を計上しています。

CEOのRick Wagonger氏は、発表の席上で、今回の損失の発表・状況が、キャッシュポジションにも影響はなく、経営改革、今後の見込みに対しては変更がないことを強調しています。CFOのFritz Henderson氏も会社の先行きには強気の姿勢を崩していないことを、示したようですが、一方で、黒字に転換するのはいつになるかは分からないと言っているようです。 今の市場環境では仕方がない気がしますが、、、GMの場合、米国内の事業比率が大きいため、せっかくのドル安が収益改善にあまり貢献出来ないところも痛い所だと思います。

尚、この損失額は、米国史上第2位の規模だとの事です。1位は、AOLタイムワーナーが2002年第4四半期に計上した449億ドルとの事です。(添付記事参照)

関連記事
GM loses $39B in 3Q, shares fall

昨日のエントリーにも少し書きましたが、Morgan Stanleyの株価がここ1週間で20%近い大幅な下落をしており、どうしてなのか、気にしていたのですが、どうやら今日のWSJの記事にある新たな損失計上の見込みが理由の様です。WaMuの発表もあり、今日のファイナンス・セクターの株はほとんどが大きく下がっています。

住宅セクターの株も同様に大きく下がっているところが多かったです。

ここのところ順調だったハイテクのセクターも今日は大幅に下がっているところが目に付きました。Googleは今日は下がりましたが、それでも1%少しの下落で終わっています。RIMMは今日も上昇し、最高値を更新しています。株価の水準としては、Google、Apple、Research in Motionは依然として非常に高いレベルにあります。普通に考えると危険なくらいの高水準にも思えますが、中国の株の水準と比べて考えると、これらの株がかなり安心感が感じられてしまうので不思議です。その辺りの米国の投資家の心理が、上記3社の非常に強い株価を支えている気がします。

本日、市場終了後に注目のCiscoが第3四半期決算を発表しました。結果は、ほぼアナリストの事前予想通りだったのですが、発表後のアフターアワーズで株価は大きく下落しています。(これを書いている時点では、9%近い下落で30ドルを切っています。) 恐らく事前予想を大きく上回るであろうと言う期待が高かったのでは、と思います。また、以下の記事によると、発表時にCEOのJohn Chambers氏が、大企業向けのビジネスの減速が予想され、また、米国のファイナンスや自動車業界からの注文が激減するだろう、との見方を示したようで、アナリストの失望を買ったようです。

関連記事
Cisco profit up, but shares dip on outlook

Chambers氏は、前四半期の発表の時は、「”We're at the right time with the right products," he said. "And the economy, from my perspective, on a global basis have never been better. And that bodes well for Cisco."(部分意訳:世界経済は、いまだかつてない良い状況にある。)」と発言し、市場全体も大きく上昇したのですが、3ヵ月後の今回は、まったく異なる発言をしています。

ITバブルの時も、Chambers氏は、非常に強気の発言をし、バブルを加速させたことがあります。Chambers氏の経営手腕には敬意を持っていますし、Ciscoは素晴らしい会社だと思いますが、Chambers氏にはもう少し節度のある発言をしてほしいと思います。

参考までですが、前回のCisco四半期発表翌日の市場のエントリーはこちらです。この少し後に、米国市場は大幅な調整を迎えたことは記憶に新しい所です。

今日の市場の動き、アフターマーケットでのCiscoの株価の反応を見ていると、明日は恐らく全面安になる可能性が高いと思います。また、ここのところ、買われていたハイテクは大きな反動がおこる可能性もでてきました。日本市場も、ドルに対する円高の進行、今日の米国市場の状況から大きく下落することが予想されます。

私の日本株のポートフォリオは、今月は大幅な下落となっているのですが、さらに大きなダメージを受けることが予想されます。ただし、今日は(も)取引はしないと思います。状況を分析し、戦略をもう一度見直してから、動く予定です。しかし、気が抜けない状況になってきました。

(ご訪問ありがとうございます。クリックのご協力よろしくおねがいします)
banner_01.gif
人気blogランキングへ

今日(11月6日)の米国市場 

6-Nov.png

各主要インデックスの終値
Dow: 13660.94, +117.54 (+0.87%)
Nasdaq: 2825.18, +30.00 (+1.07%)
S&P 500: 1520.27, +18.10 (+1.20%)

クレジットの不安が高まつつあり、市場の懸念が高まっている状況の中、今朝のニュースの一つでは、New Yorkで行われているReuters Finance Summitの会場でのウォールストリート・ファイナンス業界の関係者の間でも、景気後退(リセッション)が近づきつつあるのでは、との見方がでてきているとの報道もありました。
(関連記事)
Wall Street firms see recession nearing

しかし、今日の市場は、午前中は一旦前日比マイナスになったものの、その後安定して上昇し、各インデックスは1%前後上昇して終了しています。原油価格も3%以上上昇し、1バレル97ドルを超えています。また、金の価格もさらに上昇して、過去27年間で最高値を更新しています。

メディアによると、市場全体の上昇の理由の見方としては、“バーゲンハンティング”、“悪いニュースがなかったため”等といった非常に感覚的なものを挙げています。
(関連記事)
Wall Street rallies, but worries remain

ここのところ下がり続けていたファイナンス・セクターは、今日は上がっているところがほとんどでした。その中でCitiは今日も2%以上の下落、Morgan Stanleyも2%近く下落しています。Morgan Stanleyに関しては、ここ数日急速に値を下げているのですが、何か隠された理由が潜んでいそうです。Citiに関しても、先週のCIBCのアナリストのレポート発表前数日間、急速に下落していました。ただし何も、根拠はなく、特に目立ったニュースはないので、少し気にしているだけです。

住宅関連の企業の株は、今日はほとんどが上昇しています。悪材料で尽くし、と言った見方から買われていると想像しています。ホームビルダーの株は、ここのところ底堅い状況にあります。個人的には、これで終わるとは、とても思えませんが、、、

ハイテク関係は、全般的に非常に順調に推移しています。Google、Appleは過去最高値をさらに更新しています。主要ハイテク株の多くが上昇する中、MSとYahooは今日は下落しています。これは、2社ともここのところ急上昇しており、また、GoogleやApple程強気になれない投資家の間で、恐らく利益確定の動きだと思います。

昨日、第3四半期の結果が(やっと)黒字に転換となる発表をしたNortelは、本日17.81%の大幅な上昇でした。Nortelは、今後の市場のトレンドにも関わる可能性があるので、ちょっと気になるので、後で少し調べてみようと思います。一方で、同様に黒字転換を発表したSun Microsystemsは、売り上げが下がっていることが悪材料となり10%近く株価が下落しました。サーバーの市場自体は(順調に)伸びているので、その中で売り上げ(数量)が下がっていることは、シェアが落ちることを意味するので、市場の反応は順当なところだと思います。

明日の決算発表を控えたCiscoは、好決算の期待から今日は3%も上昇しています。また、この記事を書いているアフターアワーズでも1%さらに上がっています。

順調な一日でしたが、反面、一抹の不安を感じます。短期的にも、まだまだ、二転三転しそうな状況だと思います。明日の注目はCiscoの決算発表だと思います。かなり良いだろうと、期待が高まっており、その期待に対して結果がどうなるかで、市場全体とハイテク・セクターに与える影響は大きいと思います。

(ご訪問ありがとうございます。クリックのご協力よろしくおねがいします)
banner_01.gif
人気blogランキングへ

今日(11月5日)の米国市場 

5-Nov.png

各主要インデックスの終値Dow: 13543.40, -51.70 (-0.38%)
Nasdaq: 2795.18, -15.20 (-0.54%)
S&P 500: 1502.17, -7.48 (-0.50%)

先週末の市場終了後に報道されていた通り、Citigroupがクレジット関連で80億ドルから110億ドルのさらなる損失を計上する見込みであることを発表、同時にCEOのChuck Princeが引退することを発表しました。

Citigroup shares drop on mounting woes

上記の記事の中にもありますが、Merrill Lynchがさららる損失を計上するとのアナリストの予想があり、ファイナンス関係を始めとして、かなり不安につつまれて、市場は始まりました。私は、多くの株を細かく見たわけではないのですが、開催直後に大きく下落した株もあったようです。しかし、その後はそれ程大きく崩れることはなく、各インデックスは、0.5%前後程度の下落で終了しています。

本日は、ファイナンス・セクターの株は大きく下落しているものが多く、目に付いたところで、Citiが4.85%、Goldman Sachs 4.88%, Morgan Stanley 5.62%, それぞれ下落しています。

一方で、Google、Yahoo, Intel等、ハイテク主要企業の一部は、上昇しています。特にGoogleに関しては、GPhoneでうわさされていた携帯電話向けの取り組みを発表しました。

Google Makes Its Entry Into the Wireless World

概要としては、Linuxベースの携帯向けアプリケーションの開発環境を提供するとのことです。同時に、Open Handset Allianceと言うアライアンスを発表しています。詳細、Googleの意図する事業モデルに関しては、まだあまりはっきり分かりませんが、受けた印象・理解としては、携帯電話の事業そのものを行うのではなく、アプリケーション・スウィーツとカスタマイザぶるな開発環境を提供して、携帯電話メーカ、半導体ベンダー、キャリアと組んで総合的なソリューションを提供する様です。概念としては非常に妥当なアプローチだと思います。(と言うか、普通に考えれば、このアプローチになると思います。)

この案であれば、携帯電話のビジネスを取り組んでいる会社の多くが賛同できると思います。一方で、現行のスマートフォンのリーダー的存在のRIMM、Windows Mobileがやっと花を開きつつあるMicrosoft、Symbianベースで独自の高機能携帯電話事業を立ち上げようとしているNokiaにとっては、あまり好ましくない存在だと思います。そして、最も微妙なのが、Appleとの関係だと思います。これまで、AppleとGoogleはかなり密接に事業を取り組んできましたが、今回のOHAのアプローチは、iPhoneの優位性を奪いかねないものです。OHAにより、多くの携帯電話ベンダーがGoogleベースのアプリケーションと独自のアプリを搭載、尚且つ、他の機器との互換性もある製品を提供することが可能になります。独走気味だったiPhoneに対して、将来、OHAにより真っ向から競合する様な製品が登場する可能性があります。

尚、NTTドコモ、KDDIもこのOHAに入っている様で、日本での展開の可能性もあり、今後の動きについては注目です。

Googleのこの件に関しては、後日、別途取り上げたいと思っています。

一旦収束するかに思われた(あまりにも楽観的な見方だとは思いましたが)、サブプライム関連のクレジットの問題は、再び大きな懸念となってきています。ただし、夏の時の大幅な調整と比べ、現時点では全体の市場はあまり崩れていないのが興味深い所です。

(ご訪問ありがとうございます。クリックのご協力よろしくおねがいします)
banner_01.gif
人気blogランキングへ

10月の投資パフォーマンス・レビュー 

10月の投資パフォーマンス・ポートフォーリオの状況に関して、簡単に振り返ってみたいと思います。

日本株ポートフォリオ

10月は、先月末比で26.8%上昇しました。 年明けから比べた場合は、80%の上昇となっています。今月も、入出金はありませんでした。9月から、信用取引を開始し、いくつか株を買い増しと新規株の購入を行いました。

現物株に関しては、10月は取引は行っていません。現在所有している銘柄は、以前と変わらず7銘柄です。 信用株に関しては、追加のみで返済(売却)はありません。 信用取引拡大に関しては、市場のトレンド・状況を検討し、リスクは高まるものの、投資時期としては良いのではとの判断から踏み切りました。

現在、現物対信用の比率は1:1.3程度です。信用建銘柄数は8で、内4銘柄は現物保有株と同じものです。セグメントとしては、ハイテク関連が4銘柄、他はもろもろの業界です。国内向け事業中心で、業績に為替の影響が少ないものを2銘柄、為替が円高になった場合に、(恐らく)好業績が見込まれると思われるものを2銘柄選択しています。

尚、10月の額面評価額増加分の内、信用取引分の増加が3分の2程度なので、信用分のパフォーマンスが現物よりも良い状況です。今の信用建てのポートフォーリオは正直、現物の方で持っていたいもの(長期保有用)ばかりです。現物の方では、2銘柄処分したいものを抱えているのですが、まだ踏み切れていません。

今後は、現物と信用を分けて、パフォーマンスを細かくモニターするようにしようと思います。信用取引に関しては、リスクに対するリターンが十分に得られているのか、十分に吟味し、目的に達していない場合は、ポジションの縮小・解消をすばやく行う、また、ストップロス値の設定とそれを下回った場合の処分を徹底する必要があると考えています。

米国株ポートフォリオ

10月は、先月末比で11.1%の上昇となりました。また、月毎の入出金と経費を考慮した上でのネットゲインの1月からの合計では、73.6%の上昇となっています。

心配していた市場全体の大幅な下落等もなく、またハイテク株はNasdaqが5.8%上昇すづなど、全体的にハイテク株が買われる好展開となったことが、好成績の要因だったと思います。

今月は、ポジションの一部解消、ヘッジの追加等を若干、行いました。ポートフォーリオの構成銘柄に関しては、以前から変わっておりません。

米国市場は、以前から私が想定していた市場シナリオにかなり近い展開となってきました。作成したシナリオを元に、投資をしているので、今の時点では、期待していた状況になっています。しかしながら、市場全体のリスクも高く、また、今後の先行き等に関しては、どうなるのか分かりません。 リスクに対する対処、想定外の展開になった場合の準備などをすることが、非常に重要となってきています。

また、来年に向けた投資戦略、仕込みの時期なので、もう一度、市場シナリオ、投資戦略、ポートフォリオを見直そうと思っています。

(ご訪問ありがとうございます。できましたら、クリックのご協力いただければ幸いです)
banner_01.gif
人気blogランキングへ

10月の投資パフォーマンス: 米国株 

10月は、先月末比で11.1%の上昇となりました。また、月毎の入出金と経費を考慮した上でのネットゲインの1月からの合計では、73.6%の上昇となっています。

20071104065523.png

10月の投資パフォーマンス: 日本株 

10月の私の日本株ポートフォリオは、9月末に比べ26.8%増となりました。年初から比べた場合は、80%の増加となっています。
20071104065232.png

9月から始めた信用取引を使用した投資分の増加が、伸びに寄与してます。今の時点ではうまくいっていますが、リスクも高くなっているので、リスクの管理も含め投資戦略を見直す必要を感じています。

明日、米国株ポートフォリオのパフォーマンスと日米ポートフォリオの結果のレビュー及び今後の戦略等に関して、順次、エントリーする予定です。

今日(11月2日)の米国市場 

2-Nov.png

各主要インデックスの終値
Dow: 13595.10, +27.23 (+0.20%)
Nasdaq: 2810.38, +15.55 (+0.56%)
S&P 500: 1509.65, +1.21 (+0.08%)

本日発表された10月の雇用統計は思いの他良く、市場開始後は昨日から比べ上昇して始まりましたが、その後直ぐに下落し、結果的には、DowとS&P 500は昨日とほぼ同じレベル、Nasdaqは0.5%少し上昇して終了しました。

WSJの本日の記事で、Merrill LynchがHedge Fundと組んで住宅ローン関連の損失の計上表面化を遅らせようと画策していたとの報道がありました。また、Deutsche Securitiesのレーティングのダウングレードもあり、Merrillは本日、8%近い下落となりました。下落したのはMerrillだけでなく、ほとんどのファイナンス・セクターの株は、本日、大きく下がっています。

関連記事: 
Deals With Hedge Funds May Be Helping Merrill Delay Mortgage Losses
Wall Street Journal, November 2nd, 2007

本日の夜にCitigroupのCEO Chuck Princeが辞任するとの発表報道がありました。Citiの現在の状況と今後を考えれば、CEOの責任は重く、発表報道自体は突然でしたが、それなりに予想された事だと思います。個人的には、Prince氏の過去の発言等、私は、正直なところ、彼に対して、あまり良い印象を持っていませんでした。
関連記事:
Citigroup CEO Prince said to resign
関連ブログエントリー 

ここにきて、MerrillとCitiのCEOの解任で(Merrillの場合、引退ですが、実質解任なので、、、)、BearのCEO等もかなりのプレッシャーがかかってきていると思います。

今後、経営責任、不正等の問題やその処理に関しての話題がますます多くなりそうです。

ハイテク関連は、全般としては、比較的堅調でした。ただし、全てが良いわけではなく、ハイテク業界内でも分野別、企業別の業績や株価の動きの差が、明確になりつつあります。

(ご訪問ありがとうございます。クリックのご協力いただければ幸いです)
banner_01.gif
人気blogランキングへ

今日(11月1日)の米国市場 

1-Nov.png

各主要インデックスの終値
Dow: 13567, -362.14 (-2.60%)
Nasdaq: 2794.83, -64.29 (-2.25%)
S&P 500: 1508.44, -40.94 (-2.64%)

FedのFF rate引き下げ発表から一夜明けた本日は、市場開始前に企業時価総額が世界第一位のExxon Mobileが予想を下回る決算発表をしたこと、アナリストがCitigroupの先行きの懸念、配当の削減等を予想したこと等から、クレジット不安が再び高まり、市場が全面的に売られました。 各主要インデックスは2%を大きく上回る下落となりました。

日中は、Google、Intel、他一部のハイテク株は、市場全体が大幅に下がっている中、上昇していたのですが、午後3時過ぎからの市場の大幅下落に引きづられ、結果としてはマイナスとなりました。(とは言え、Googleの下げ幅は約0.5%でたいしたことはなく、株価も700ドルを超えています。) Microsoftは今日も上昇しています。

前述Exxonの第3四半期の結果は、売り上げは過去最高を記録したものの、原油価格の高騰から、純利益が前年同期比で10%下落しました。EPSは$1.70で、アナリストの事前予想コンセンサス$1.77を下回りました。 Exxon Mobileの株価は、本日3.79%下落しています。 尚、業界2位のBP PLC, 業界3位のConcoPhillipsも先週、第3四半期が減益となったことを発表しています。
関連記事:
Exxon Mobil profit down, sales at record

今日のもう一つの市場の注目を大きく集めたニュースは、CIBCのアナリストがCitigroupとBank of Americaのレーティングをダウングレードしたことです。 Citiをダウングレードした理由につぃては、、短期的に$30B(300億ドル)の資金調達が必要となるため、資産の売却、配当の引き下げ等が必要となること等を上げているとのことです。
関連記事:
Analyst see need for cutting payout or sell assets amid capital shortfall

Citigroupの株は本日6.89%の大幅な下落、BofAも5.32%下落しています。これら2社だけでなく、ファイナンス・セクターの企業は大きく下落しているところが多かったです。

ここのところかなり戻し(上昇し)てきた住宅系の株は、昨日に引き続き本日も下落するところがほとんどでした。

昨日、今日の市場の動きを見ていると、市場のセンチメント主体で株価が大きく不安定な傾向が強くなってきていると思います。期待のFedの発表は既に終わったばかりで、短期的なアップサイドの材料はあまりない状況になってきていると思います。再び7-8月の様な不安定な状況になるのか、転換点を迎えるのか、また、あわただしい環境になってきました。

(ご訪問ありがとうございます。クリックのご協力いただければ幸いです)
banner_01.gif
人気blogランキングへ

今日(10月31日)の米国市場 

31-Oct.png

各主要インデックスの終値
Dow: 13930.01, +137.54 (+1.00%)
Nasdaq: 2859.12, +42.41 (+1.51%)
S&P 500: 1549.38, +18.36 (+1.20%)

今日の市場は、開始前に発表された第3四半期のGDPは、年換算で3.9%増と予想以上に良い結果でした。各主要インデックスは、昨日より小高い水準で推移し、午後2時15分、注目のFOMCの発表となりました。結果は、大方の予想通りの0.25%のFF rateの引き下げでした。Fedの発表直後は、Fedの声明が引き続き金利を下げることを示唆するようなものではなかったことなどから、失望売りがでて、一旦、前日比、マイナスになりましたが、そこから急速に戻し、結果としては、Dowが1.0%、Nasdaq 1.5%、S&P 500 1.2%の増加となりました。

Microsoftは今日も好調で、3.49%増、GoogleとAppleも、それぞれ1.76%増、1.58%増と順調でした。ファイナンス関連のセクターは、ほとんどの企業の株が上昇しています。一方、住宅関連のセクターは、今日はほとんど下落しています。

MSの株価の好調な理由は、Vista関連のビジネスが軌道に乗り出したことの様です。過去のMSのOSの新規リリースの時はいつもそうだったので、特に驚くことではない、と思うのですが、、、今回は発表時の盛り上がり方、その後の展開もあまりビジネス的には、ぱっとしていなかったので、期待がかなり下がっていたところだったので、ポジティブ・サプライズの面が強いのではと思います。

関連記事:
Microsoft sees Windows Vista growth phase underway

DOWは再び14000に近いところまできました。Nasdaqも順調です。住宅関連のセクターの明らかな低迷、クレジット関連の様々な問題等を抱えながらも、市場は再び上昇機運です。原油も1バレル95ドルの高水準となっています。今の株価を支えているのは、市場のセンチメントが非常にポジティブにあることだと思います。その大きな理由がFedが金利を今後も引き下げていくだろう、ことにあると思います。ある意味でかなり危うい一面がある気がします。

これで、10月も終わりました。2007年も残り後、2ヶ月です。今後の投資戦略を見直す時期に来ていると思います。個人的には、今後の戦略はかなり難しい判断が必要になる気がします。

明日以降、10月の私の投資パフォーマンスの結果とそのレビューを行った後、投資戦略を立て直す(結果的に変更なしの可能性もあります)予定です。

(ご訪問ありがとうございます。)
banner_01.gif
人気blogランキングへ

ハロウィーン 

今日は、こちらはハロウィーンでした。私の住む住宅地では、毎年ハロウィーンは盛んです。地元の子供たちが大勢いるのに加えて、私の住んでいる地域は、比較的裕福で治安が良いためか、他の住宅地からわざわざやってきて、お菓子をもらいにくる家族が多数いるため、かなりの数になります。

我が家にも、その年によって、多少の増減はありますが、毎年、たくさんの子供たちが仮装してやってきます。(数えていませんが、おおまかなところ5~60人、もしかするともっとかも)今年は、かなりお菓子を買って用意していたつもりだったのですが、全てなくなってしまい、娘がもらってきたものを一部、活用する非常手段を取らざらなくなりました。自分がもらった、お菓子がどんどん減っていくため、娘はとうとう泣き出してしまったため、(もちろん、「後で好きなお菓子をいっぱい買ってやる」とは言って、なぐさめていたのですが。。。)家の明かりを消して終了しました。

今日は、FOMCの発表でしたが、個人的にはハロウィーンの方が大変で、庭の片付け、ハロウィーンの飾りつけ、準備等で大忙しでした。何とか、無事に終わりほっとしています。ハロウィーンは毎年家で迎えているのですが、その年によっての思い出ができるので、不思議です。やはりこちらでは、一年の内の一つの大きな行事(多分、米国でも地域によって違うと思います)となっています。

(私が削ったかぼちゃの写真:結構時間がかかっています)

20071101142451.jpg

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。