今週(7月30日から8月3日)は、米国株式市場は先週に引き続き下落となりました。特に金曜日の午後の下落は、投資家の市場の先行きに対する不安を良く表していたと思います。短期的には、引き続き、非常に不安定な状況で、上下に大きく動くことが予想されます。
今週から、クレジットに対する不安が高まっており、Bear Stearnsの金曜日のカンファレンスコールが、その不安を非常に高めることになってしまっています。これらの関連の記事も多く見られます。いくつか例として添付します。
Credit Woes Grow As Fear Over Fears Worsen Problems(IBD, Aug 3rd)下の添付の記事の冒頭の要約ですが、クレジットの問題から、6月22日以降で、46の案件、計600億ドル(1ドル118円換算で、約7兆800億円)が保留になっているとのことです。
More than $60B financing deals pulled恐らくこれで、Private EquityとHedge Fundを中心とした、M&Aのブームは沈静化する方向に行くと思います。ただ、市場全体が過剰に反応している様に思えるので、週末を経て、市場が冷静さを取り戻す可能性も十分に考えられます。その場合は株価に関しては、多少は回復する可能性も十分あると思います。(そうなって欲しいのですが)
FOMCの声明の発表が火曜日に予定されていますが、恐らくは想定の範囲に収まるだろうと思っています。しかし、株式市場が非常に敏感になっている時なので、発言の内容によっては、株価等が極端に反応する可能性もあると思います。個人的には、アップサイドよりもダウンサイドのリスクが高いと思います。
私の所有している株のほとんどは下落しておりますが、先週の所有株についての分析の考えは変わっていません。ここ数週間に関しては取引はしていません。重要なのは、中長期的に見た場合の市場の方向性が、これまでの上向きのトレンドから、変わるのかどうか、が重要だと思います。
向きが変わったと判断した場合は、ポートフォリオのポジショニングに対して変更をかけるつもりです。
今後の市場状況にもよりますが、投資戦略の重要な分かれ目にきていると思います。判断によって、今後のパフォーマンスの結果が大きく変わるのではと考えています。何度も申し上げていますが、自分は今後、日本株の投資に力を入れていこうと思っています。
日本株の投資に関しては、今後、このブログでも力を入れて行こうと思います。(ただし、私の投資のメインは引き続き米国市場になると思います)
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