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Warren Buffett インタビュー 

ご存知の方も多いと思いますが、Berkshire HawthawayのShare HolderのAnnual Meeting後、5月7日(少し古くてすみません)にCNBCでWarren Buffettの独占インタビューが行われました。このビデオ(Webcast)が以下のURLで見られます。
http://www.cnbc.com/id/18522285/

この記事のタイトルは“Buffett Tells CNBC: Stocks Aren't Overpriced (株価は行き過ぎにはなっていない); Big Deal Is Hard to Find(大規模な投資案件は見つけるのが困難)”でしたが、これら以外にも非常に興味深い話が色々ありました。興味深かったものをインタビューであった会話の順に以下に書き記します。

上記URLの中でビデオが2つに分かれて添付されているので、今回のエントリの分は一つ目のビデオに関して書きます。

後継者選びについて

「後継者となるBerkshire HawthawayのCEOには、現在3人の有力な候補がおり、その中でも誰が第一候補なのかも決まっている。ただ、この件に関しては、Board MeetingのBuffettがいる席上、いない時の両方で議論が盛んに行われている。 Board Meetingの三分の一から半分の時間はこの件に費やされている。」

Buffettの後継者選びは本当に大変なことだと思います。CEOの他にCIO(Chief Investment Officer)と言うPositionも設ける予定で、こちらの方は(候補者として)複数になる可能性も示唆しています。いずれにせよ、今後、候補者等も含め明らかになってくることでしょう。(CIOの候補者選びも後一年程度はかかりそうだとのことです。)各候補者に1-2Billion Dollar(約1200億円から2400億円)程度運用させて、様子を見るそうです。。。まあ、選ばれたら、その額の50倍から100倍以上のとんでもない額を運用することになるので、時間もかけて慎重に選んでいくことと思います。
最近明らかになった、鉄道事業関連の3社に対しての巨額の投資に関して

Well, the railroad industry has gotten a lot better. It was a terrible business 30 years ago. I mean really terrible business. It’s not a wonderful business now but it is a lot better I was very slow to recognize. That I should have bought them a year or two ago. It became clear to me the competitive dynamics in the railroad business had changed from when I last thought about them which was too long ago.


「今の時点では素晴らしいビジネスではないが、非常に良くなってきている。それに気づくのが遅すぎた。1-2年程度前に買うべきであった。」(太字にしてある箇所)はBuffettの投資に関する考え方を良く表していると思います。古くからある既存の産業で、現時点ではまだ事業として素晴らしいというものではない時点で、(他の投資家が目をつける前に)将来の動向を先取りして投資をする。また、投資時期に関して遅かったと言う自己反省を明確にしている所がすごいと思いました。また(最近の)ガソリン価格の高騰も鉄道事業にプラスに作用する見方をしていました。この辺も、今後の市場の先行きを読んでのことと思います。

Rupert Murdochが買収の意向を発表し、にわかに盛り上がっているDOW JONESに関して

"It would be extremely unlikely that Berkshire would ever do anything, ….I don’t do anything for Berkshire that’s uneconomic."という事で、彼の会社が直接、買収等に関わることを明確に否定しています。Buffettが乗り出したら、話としては非常にもりあがることでしょうが、彼は投資対象としてみた場合には参加の余地がないと言う明確なポジションのようです。

(今の株式市場の高騰の一つの主要な要因となっている)Private Equityの大ブームに関して

It is a big train. There’s a lot of push behind it, and the urge to start the next private equity fund is such that if somebody has a 20 billion fund, now they want to get the money out fast because they can’t start another fund and start collecting fees until they get this one invested, and the measurement period is long. The investors are locked up for a long period of time, and you don’t really see how the deals work out until two, three, four years, so I don’t see it coming to a quick end at all. I think there’s a lot of momentum behind this.


と、大きな電車に例えています。電車は急には止まれない。Private Equityの投資結果・成果が分かるまでには数年かかり、投資家は長期的な投資として縛られているので、そう簡単に(このブームは)終わらない。非常に大きなモーメンタムが背景にあると思うと言っています。この後に、

Some institutional investors particularly with lots of money think that if somebody puts on a shirt instead of saying superman it says hedge fund or it says private equity that it magically transforms that person to earn above average returns on capital of course it doesn’t, but right now people are in the mood to believe.

と言っているので、遅かれ早かれ、問題が明らかになっていくことを示唆しています。同時に、現時点では、こういた懐疑的なものに関して人は信じている傾向にあると言っています。

これに対して、インタビュアーが、(電車に例えた)この尋常でないブームが近い内に少なくともスローダウンするかどうかと聞かれて、

I have no idea what the stock market will do. But the stock market is not – I don’t look at the stock market - at all as ridiculously overpriced. If you told me I either had to buy a 20 year bond or make a 20 year investment in the stock market, I would rather buy the stock market. It’s not cheap, but it is not ridiculous.
最後のフレーズは添付のCNBCの記事のタイトルにもなっています。質問には対して直接答えていませんが、Buffettの市場・投資に対する考え方が非常に良く分かる部分です。「株式市場がどうなるかなんて分からない」、「しかし、今のマーケットがとんでもない値段になっているとは思わない。20年のボンドか20年と言う視点での株式投資のどちらかを選択しなければならないのであれば、株を取ります。安くはないが、ばかげた値段でもない。」最後のフレーズは添付のCNBCの記事のタイトルにもなっています。

USドルに関して

Well we have lots of things in US dollars but we have gone more into equities that earn their money in other currencies or a good bit of their money, so we have diversified somewhat the sort of indirect income stream we have from these various businesses that we own pieces of. Now, companies like Coca-Cola we’ve had right along we’ve also brought some stocks that are domiciled around the world and that – where their prices are denominated in other currencies. It is not a huge move. It is not overwhelming of other investment criteria, but it’s a factor.

Buffettは、インターナショナルにビジネス展開している米国大企業は、世界中で各国の通貨を基にビジネスをやっているため、ドルが下落の際、その恩恵をうけるため、ドルベースでその様な企業に投資することはドル下落のヘッジにもなる。と言う考えだと思います。この考えが現在プロの投資家の基本にあり、そのため大企業が多い、DOW Jonesが上がっていると私は見ています。

続けて、

Well, I think it poses particularly political problems down the road if we keep running current account deficits like we have been, that will lead in my view over many years to a weakening dollar, and I think it will also lead to some political pressures.

Buffettはドル下落が長期的なトレンドと考えているようです。(私も同感です。)このシナリオを考慮した上で、彼は投資を行っていると思います。大方の(プロの)投資家も似た見方をしていると思います。

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