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注目されているMoney Marketの状況 

今、非常に注目されている問題は、Money Marketの状況です。現在、Money Market市場では、クレジット不安の高まりにより、資産担保型コマーシャルペーパーが敬遠され、安全な短期米国債権に購入が集中しています。 FTの昨日の記事からの引用ですが、Dealogicによると、ヨーロッパでは、満期になった資産担保型コマーシャルペーパーの80%以上がリファイナンスすることができないでいるとのことです。

“Data from Dealogic showed companies in Europe failed to refinance more than 80 per cent of asset-backed commercial paper that matured yesterday” (Excerption from FT, Tuesday August 21, 2007, page 1: ‘Fed fails to calm money markets’) 

この様な状況の中、短期的な資金繰りに困窮する会社が続出しています。先週のCountrywideが代表的な例です。この問題(=Liquidity=流動性=Money Marketの現在の状況)に対応するためFEDは急遽、ディスカウント・レートを引き下げました。そのため、今週に入り、市場はこのFEDの政策が効果を表しているのかに注目が注がれています。具体的なベンチマークとして、短期Treasury Billの利率・価格動向が非常に注目されています。 

月曜は、短期Treasury Billの利率が引き続き下がっていたため、FEDの政策の効果に対する懸念が高まっていたのですが(前述FTの記事のタイトルが示す様に)、本日は、逆にTreasury Billの利率は上昇しています。これは、政府の短期国債の供給の増加等も寄与して、効果が出てきているようです。また、FF rateを下げる様、政治家からの強いプレッシャーが、FEDにかけられています。

この様な状況の中で、大手銀行が、ディスカウント・ウインドウ(ディスカウント・レートを利用した借り入れ)を利用した借り入れを、続々と発表しています。(関連記事:Top international banks tap Fed discount window

恐らくこれは、大手銀行がFEDの今回の政策を支持する動きだと思います。この様なニュースを市場は好感し、本日は株式市場は昨日に比べ大幅に上昇しています。

今の時点で、FEDの政策は少なくとも、市場の混乱を収め、流動性に関しても問題の緩和がされてきている様に見受けられます。ただし、効果がでてきているのかは、もう少し時間をおかないと判断はできないと思います。

一方、住宅ローンの関連では、昨日のCapital Oneの住宅ローン事業の閉鎖の発表に続き、Lehman Brothersがサブプライムの住宅ローン事業のBNC Mortgageの閉鎖の以降を発表しました。その他、Accredited Home Lenders Holding Co, HSBC Holdings Plc等も、大幅な人員削減を発表しています。(関連記事:Mortgage crisis widens at Accredited, HSBC, Lehman)

今年に入ってからの住宅ローン関連の従業員で職を失った人は4万人を超えているとのことです。これは、住宅ローン・不動産市況の低迷・悪化を示唆していると思います。これに加え、昨日エントリーでも書いた、Sentinelの様な話が加わってしまうと、資産担保型コマーシャルペーパー等が売れないのは無理もない気がします。

FEDがFF rateを下げる観測(期待)が高まっている中、WSJが非常に興味深い記事、“Five Reasons: Why the Fed Won’t Cut Rates”をインターネットに投稿しています。(明日以降、新聞の記事にもなるかもしれません)

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