
今日の米国市場は、明日の中央銀行のアニュアルカンファレンスでのBen Bernanke議長のスピーチの内容待ちといった感じで、あまりはっきりしない動きでした。Bernanke議長は恐らく今まで発表されてきたFedの見方から大きく踏み込んだ発言をしないのでは、と言う見方が多いように思えますが、どうなることでしょう。内容によっては、市場が大きく反動する可能性はあります。
コマース・デパートメントが、第2四半期のGDPの値を発表しました。結果は、4%の増加で、過去1年間の中で最もよいペースで、第1四半期の0.6%増を大きく上回っています。一方で、失業の申請件数も上がっており、また、特に今まで市場を引っ張ってきた、消費者支出が低迷してきているので、今年後半は減速するだろうとの見方が強くなっています。
昨日に引き続き本日もテクノロジーセクターが注目を集めてきています。ハイテク株は、昨日に引き続き上昇したところが結構ありました。目だったところでは、Appleが1.62%, Dellが2.15%, Broadcomが2.68%上昇しています。好決算を発表したIPセットトップ向けの製品を提供しているシグマデザインは、10.5%の大幅な上昇となっています。Motorolaがアナリストのレーティングのアップグレードをうけて、1.7%上昇しています。 また、マイクロソフトがResearch In Motionを買収するのではないか、とのうわさがあり、RIMMの日中の株価はかなり上昇しましたが、1.28%の上昇で終了しています。
主要なファイナンス・セクターの企業で、今週が四半期締めの企業も多いようです。Lehman BrotherとMerrill Lynch が売り上げ・利益の見込みの下方修正を発表しています。これらの企業の第3四半期の決算結果が注目されます。
来週以降が重要な勝負どころとなると思います。
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