今日の米国株式市場は、午前中は昨日の勢いを継続するかのように上がっていきましたが、午後から少し下がり、昨日終値に比べ若干上昇して終了しました。各主要インデックスは、昨日終値に比べ、Dow 0.55%, Nasdaq 0.56%, S&P 500 0.61%それぞれ上昇しています。

午前中に、Morgan Stanleyが決算を発表しました。結果は、アナリストの事前予想より低い数字でした。株価は、発表後は(なぜか)上昇していましたが、昼前から下がり始め、前日比2.16%下落しています。
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Morgan Stanley profit hit by credit crunch上記記事の中で、次期CFO(Chief Financial Officer) Kelleher氏が、「最悪の時期は、終わったと思う。」「我々は、明らかな回復の兆候が見られる」との発言があります。この発言自体は、事実とすれば、非常に良いニュースだと思います。(個人的には、同意できません)
明日決算発表予定の、Goldman Sachsは、本日の株価は、昨日に引き続き上昇し、前日終値比で2.49%上昇と堅調に推移しています。一方、Goldmanと同様に明日決算発表予定のBear Stearnsは2.99%下落しています。この2社の決算結果は、非常に注目されていると思います。結果と内容によっては、株式市場全体にも影響があると思います。
以下に主要投資銀行4社の本日の株価の動きを添付します。

Goldman Sachsは好調でしたが、それ以外は前日比マイナスになっています。これまでは、これら4社の株価の動きは、比較的同じように推移していましたが、明日のGoldmanとBear Stearnsの決算結果と内容に差が大きくある場合、今日の様な形で、投資銀行間の格差が今後大きくなってくる可能性があります。ただし、個人的には、Bearは問題が明らかになっていたので、その辺りが7月8月の収益、マーケットシェアに影響があったと思いますが、中長期的には、時期の差こそあれ、各社同じ様な状況になっていくのではと思っています。
明日は、GoldmanとBear Stearns以外にも、FedEX, Nike, Circuit City, Oracle等が決算を発表するので、それらの企業の結果、今後の見通しも非常に重要だと思います。発表内容によっては、さらなる波乱がありそうです。どうなることでしょうか?
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