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今週を振り返って 

今週を振り返って (9月17日から9月21日の市場)

今週の各主要インデックスの動きを以下に添付します。火曜日のFedの発表後大幅に上がり、その後の3日間は、市場全体の流れとしては、それ程大きな調整、変動はなく安定していると言えると思います。
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ただし、個別の株、セクター間での動きはそれなりに大きいところも見られました。参考までに上記の主要インデックス(DOW, Nasdaq, S&P 500)にGoldman SachsとBear Stearnsの株価の動きを追加すると以下の様になります。
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今週の大きな動き・ニュースは、火曜日のFedのFF金利の0.5%の削減の発表でした。主要投資銀行の決算は、全体としてみた場合、想像以上に悪いニュースはなく、むしろ、Goldmanを筆頭として、予想外に良かったといえると思います。 今週のエントリーでも触れましたが、Morgan Stanleyの次期CFOは、決算発表の場で、「最悪の時期(底)はもう過ぎた」との発言もあった位でした。

一方で、住宅着工開始数等のデータでは、住宅セクターの市場が依然として下落・低迷の傾向にあることを示しています。ドルは主要通貨に対して過去と比べて、非常に低い水準にあります。また、オイル、金の価格が上昇しており、ドル安と合わせて、インフレの懸念も高まってきています。

この様に、不安要因も多い一方で、ビジネスが順調に推移しているニュースも依然多く目にします。

最近の例として、マクドナルド、ナイキ等に代表されるように、グローバルに展開している企業は、決算も好調なところが多く、事業が比較的順調にいっているように見受けられます。また、テクノロジー・セクターのIntel, Seagate等が第3四半期の売り上げ予想を上方修正したり、昨日のOracleの様に好決算を発表しているところがあります。

これで、一旦、後半の山場の第一弾は終了だと思います。次の大きなイベントは10月に入ってからの、主要企業の第3四半期の決算結果だと思います。ただし、現在の米国の株価の水準は、DOW Jones等を見ても、今週終了時点で13820ポイントと、過去最高にかなり近い水準まで戻してきており、今の市場環境、今後の動向を考えると、どう考えても、ダウンサイドが多くあるように思えます。

10月決算の発表前に、すでに公表している企業の事前予想と大きく異なる場合、事前に予想修正を発表するケースがあります。(悪いニュースとは限りません) 予想外のProfit Warning等のニュースがあった場合、全体の株式市場に与える様なケースが起こることも、考えられます。

引き続き市場の動向に注視していきたいと思います。

尚、私のポートフォリオは、ヘッジ分のPutオプションのほとんどが今週末で期限切れとなってしまい、来週からは、またかなり強気なロングのポジションになってしまっています。(ほとんどすべてがロング、しかもレバレッジがかかっている) 自分としては、10月半ばまで市場が持てば、ポートフォリオもかなり上がると期待しているのですが、そうならない場合の市場シナリオに対しての、カードを持っていないので、対策を検討しようと思っています。

今回のヘッジのかけ方の失敗は、依然として尾を引いています。

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