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今後に向けた投資戦略・計画 

今週から、米国企業の第3四半期の決算発表が本格化します。私のポートフォリオは、基本的に期間別に中期投資のものと、長期投資のもので構成しています。中期投資は、四半期決算の動向を予測して3ヶ月から6ヶ月前、場合によってはそれ以上の期間をおいて、ポジションを構成しています。これら中期投資の株は、四半期の決算前後に、損益を確定しています。

そのため、これからが私にとっては、今年最後の大きな山場となりそうです。ここで、今後に向けた投資戦略・計画を簡単に見直ししたいと思います。市場に対する見方と現在のポートフォリオの状況も含め、以下に記します。

現在の市場の状況と私の見方

(米国市場)
米国株式市場は、夏の調整後、不安要因、低迷するセグメントはあるものの、全体としては上昇トレンドを維持し、非常に高い水準にある。また、テクノロジー株が見直されつつあり、全般的に上昇傾向にある。現在の高水準は、以下の様な見方が元となっていると思われる。

- CDO、ABCP等に起因するクレジットの問題が解決されつつある。
- ファイナンス・セクターは底をうった。
- FedがFF金利を今後も引き下げていくだろう。
- エマージングマーケットは引き続き好調。
- 多くの米国企業の第3四半期の決算は引き続き好調を維持。

第3四半期の決算結果等によっては、今後も引き続き順調に上昇することも考えられる。その反面、一歩間違えば、大きな調整となる可能性もある。個人的には、アップサイドよりもダウンサイドの方が大きいと考える。

(日本市場)
世界の他の市場と比べ、出遅れ感が強かった日本市場も、日経平均が17000円を超えてきており、日本株式市場が、世界の投資家から見直されてきつつある様に思える。為替もドルに対しては、夏以降、再び円安になってきており、市場に対しても好材料である。

相対的には、日本市場は世界の他の市場よりも、ダウンサイド・リスクは低いように思う。また、一部企業に関しては、現在のValuationも比較的に値ごろで長期的な投資の観点からは、魅力的な水準にあるものも多い。

新興市場は、下落トレンドが続いていたが、ここにきて上昇に転じる傾向が出てきている。Valuationの面では非常に値ごろなものが多数ある。

(自分のポートフォリオの状況)

今の時点で米国株ポートフォリオは、先月に比べ少し下落。 今週以降の決算発表の中で、所有する株が上昇することを期待。尚、今週は、中期投資の中の、主力株の決算が発表予定。準主力の株がここにきて、上昇しつつある。

日本株に関しては、今月に入り順調に推移している。先月から、信用取引による株式の購入を開始。今の時点では、結果は順調だが、信用取引はリスクが高く、米国株投資の方はかなりレバレッジをかけているので、リスクのバランスの観点から、注意・見直しが必要。(日本株は現物取引を原則としているのですが、日本株の比率を上げるために短期的に信用取引を開始しました。尚、今の時点では、一つも売却(ポジション・クローズ)していません。)

(投資戦略)

(以前に作成したものから、基本的には変わっていません)

‐ 基本戦略・方針は変更なし
1.日米のハイテク株を中心に投資
2.中長期投資が基本、短期投資(米国株)は行わない

‐ 日本株に対するアロケーション比率を上げる
1.為替のトレンド変更に対するヘッジ (円高になるシナリオを考慮)
2.米国市場のマーケット・リスクに対するヘッジ
3.大幅に為替が動いた場合、為替差益を利用して、日米のアロケーションを再分配する

‐ 日本株ポートフォリオ (現物取引)
1.上記、アイテム1-3を考慮
2.引き続き、バイ&ホールドの長期投資が基本
3.可能であれば、一銘柄位、新興市場または東証2部のものを購入 (For growth)

‐ 日本株ポートフォリオ (信用取引)
1.ストップ・ロスを設定し、遵守する。
2.信用比率を低く抑える。
3.中長期的には、ポジション解消する。(1と2.がうまく回るようであれば、ある程度様子を見て、再検討する。)

- 米国株ポートフォリオ
1.四半期決算前後に、中期投資の一部ポジションを解消する
2.レバレッジ・マージンの比率を落とす
3.投資準備金を作る
4.引き続き、ロングのポジションは維持するが、ニュートラルに近いロングに全体のポジションを変更する
5.マーケットのトレンドの変化に気をつけ、変動があった場合、ポジションの変更を早急に行う
6.状況に応じては、ロスカット等、積極的に取引する。(短期手仕舞い)

以上、

冒頭で述べた様に、今週から本格化する決算発表が非常に重要と考えております。今の時点では、好決算の企業が多いと見ていますが、事前予想を大幅に下回る様な企業も出てくる可能性があります。 状況によっては、大幅な下落も考えられるので、注意が必要だと思います。

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