
各主要インデックスの終値
Dow: 13676.23, +109.26 (+0.81%)
Nasdaq: 2799.26, +45.33, (+1.65%)
S&P 500: 1519.59, +13.26 (+0.88%)
昨日市場終了後に発表されたApple, American Express等の好決算に加え、本日の朝、AT&TやBurlington Norther Santa Fe(鉄道の大手、Buffett氏のBerkshireが投資している)が好決算を発表しました。これら主要企業の第3四半期の好決算から市場は、前日に続き上昇しています。主要インデックスの動きは昨日と似ており、DowとS&P 500の動き、上昇幅はほぼ同じで、Nasdaqがそれらを上回る好調なパフォーマンスでした。
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AT&T Delivers Strong Third-Quarter ResultsBurlington Northern 3Q Earnings Rise本日、目だった株の動きとしては、昨日第3四半期の結果を発表したAppleが6.77%の大幅な上昇、Googleも3.84%上昇しています。
また、RIMMがAlcatel-Lucentと組んでBlackberryを中国市場に展開することを発表し、株価は9.83%も上昇しています。Blackberryは米国を中心として、企業向けのユーザーで圧倒的なシェアを誇るスマートフォンです。 以前に、RIMMは、日本市場に対してもDocomoと組んでBlackberryのサポートを行うことを発表しましたが、今はどうなっているのでしょうか?携帯電話が他の市場と比べ圧倒的に進んでいる日本市場では、ユーザー層もかなり限られるので、かなり厳しい状態だと思いますが、中国での市場性はどうなのでしょう?ニュースとしては非常にポジティブではありますが、現実のビジネスとしての成功には、日本ほどではないと思いますが、いくつもの難関があると思います。
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RIM takes BlackBerry to China昨日大幅に上がっていた住宅関連の企業の株は、今日は少し下落しているところがほとんどでした。
第3四半期の決算が好調な企業が多く、市場センチメントは再び楽観的に変わりつつあるように思います。一方で、小売関係の企業が、米国の10月の販売見通しを引き下げる発表をしています。
ハンドバック製造のコーチが第3四半期の結果発表の場で、米国の店舗において、ここ数週間、来店客数が減少していることを明らかにし、第4四半期の売り上げ見込みに対して慎重な予想をしていることを発表しました。このため、第3四半期の利益はアナリストの予想を若干上回る良い結果だったにも関わらず、株価は11.8%の大幅な下落となっています。また、Wal-Martが、来年以降の売り上げの伸びが鈍化することを発表、Targetも10月の販売予想の引き下げを発表しています。
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Coach Declines on Slower Store TrafficWal-Mart Says Sales Growth Will SlowTarget trims October sales forecast本日市場終了後に発表されたAmazonの第3四半期は好決算でしたが、今後の売り上げ・利益動向とValuationに対する懸念が高まったとのことから、発表後のアフターアワーズでは、株価は10%近く下落しています。ただし、本日、株価は10.44%も上昇しているので、今日の日中の増加分を相殺するような形です。
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Amazon.com 3Q Profit Skyrockets先週から今の時点までは、第3四半期に関しては予想通り、またはそれ以上の好決算を発表する企業が多く、予想を下回る様な企業はあまりないように思えます。好決算から市場のセンチメントも変わりつつあるように思えます。ただし、今後の株価の動向に関しては、仮に今後再び上昇に転じたとしても、セクター間、個別の企業間での差が広がっていく様に思います。
明日は中古住宅の販売統計データ等が発表される予定です。これに関しても、予想と比べた結果に注目しています。
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