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Weekly Review - 気になった動き 

昨日のエントリーで述べた様に、6月22日(金)の米国市場は各インデックスが1%を上回る下落でした。 ハイテク株中心のNasdaqも前日終値に比べて、28ポイント低い(1.07%)数値で終了しました。下落する株が多い中、以下の3社の株は上昇しました。それ以外の会社の株でも上がったものはありますが、ここでは、この3社の株の動きにハイライトをあてています。

NVIDIA: $43.62 (前日終値42.98に対して$0.64(1.49%)アップ)
Marvell Technology Group: $18.00 (前日終値17.76に対して$0.24(1.35%)アップ)
TIVO: $5.99 (前日終値5.82に対して $0.17(2.92%)アップ)

上記3社とも、売買株式数はここ3ヶ月間の平均を大幅に上回る取引量でした。特にMarvellに関しては、売買株式数はここ3ヶ月の平均の一日130万株に対して、3倍以上の460万株が取引されました。そのため、22日のNasdaqの取引数量のトップ10(9位)に入りました。

上記3社とも、22日またその前後に上昇する要因となる様な発表等は、特に見当たりませんでした。以下に、各社に関する私の視点を記します。

Tivoに関しては、22日にCFO(Chief Financial Officer)が会社をやめることを発表しています。CFOの退社は、その会社のファイナンスや将来性等に問題があることが原因となっているケースも多く、他に明白な理由がない場合、通常、株価の下落をまねくケースの方が(圧倒的に)多いです。 この件に関して、Forbesが取り上げています。TiVo's Signal Up As Market Tanks 

この記事の最後にアナリストが、この日の株価の上昇は大量のShortのCoverが原因ではないか、との見方をしていますが、市場全体が大きく下落する中で、ShortをCoverするのはちょっと理解に苦しみます。考えられるケースとしては、何か近日中にTivoにとって良い発表が行われることが予定されており、その情報が多少リークしたため、と言った様なことが考えられますが。。。その内容に関しては、いくつか考えられるものもありますが、確度・それをサポートする情報を全く持っていません。と言う事で、謎のままです。実際はあまり大した理由ではないケース(上記Forbesの記事のアナリストの推測の様なケース)かもしれません。いづれにせよ少し気になります。

Nvidiaに関しては、21日、木曜日も大幅に上昇しており、何か理由がありそうです。NvidiaはGraphicsチップの専業メーカーで、現時点ではマイクロソフトのWindows VISTAをフルに活用するために必要なDX10準拠のチップを市場で一番先に出し、競争力も非常に高い状態です。また、唯一の競合のATIがAMDに買収されたため、Intelベースのプラットフォームのチップセット、グラフィックス・チップのビジネスが非常に有利な形で展開しています。

今四半期の決算もシーズナリティ(季節要因)を考慮した場合、非常に良い結果が予想されています。ただ、これらのことはずいぶん前から分かっていたことなので、株価には既に反映済みのはずです。(業界内の人間でなくても、例えば投資業界でハイテクをカバーしているアナリストであれば当然知っているようなことです。)特に最近状況が変化したことはないと理解しています。

考えられる一つのシナリオは(これも、個人的には可能性は非常に低いと思っていますが。。。)、昨年買収したPortal Playerのビジネス・ユニットの製品が29日発表予定のiPhoneに採用されている等が考えられなくもありません。(これも、私は情報を持っていません。勝手な想像だけです。)

Portal Playerの製品は、AppleのiPodの初期のモデルから採用されており、iPodの普及とともに、一時はビジネスは非常に順調だったのですが、最新のiPod NanoではSamsungのチップに置き換えられてしまいました。Portal Playerは、最大の顧客・ビジネスを失ってしまい、株価も大きく下落、将来が危ぶまれている時、Nvidiaが突然買収しました。(条件は双方にとって悪くなく、私はNvidiaは良い買い物をした、と思いました。) Nvidiaとしては、Portal Playerを買収することにより、携帯製品向けのビジネスを拡大したいと考えているので、もし、Appleが採用となれば、Nvidiaにとって非常に重要なデザイン・ウィンとなります。また、利益としてはそれ程ではないと思いますが、株価等に関しては、ポジティブな影響があると思われます。

上記3社の最後のMarvell社は、無線のネットワーク関連のICで急速に伸びている会社です。一方、Marvell社はStock Option等の取り扱いで問題があり(Backdating等、その他)、決算で利益を発表していません。この関連で、NasdaqからDelist(取引停止・上場廃止)の警告を再度受けた、との発表を18日にしたばかりです。これらのFinance関連の問題でビジネス自体は(かなり)順調にいっているのにも関わらず、株価は低迷しています。

Marvellは昨年、Intel社から、XScaleと言う高性能な携帯電話等で使用されているCPUの事業を買収しています。AppleのiPhoneのメイン・プロセッサーはこのXScaleを使用しています。これは、既にオフィシャルな情報で、業界内では有名な話なのですが、あまり業界外では有名ではないのかもしれません。。。もし、22日の上昇が、iPhoneでの採用に関してだとすると、私としては「なにをいまさら」と言った感じなのですが、それが理由なのかもしれません。

と言う事で、これらの3社は、色々な諸事情・不確定要因も多々ありハイテク株の中でも、株価の動きを予想するが難しい代表的なものです。また、もし仮に上記の予想の様なものが要因で、株価が上がっていったとしても、実質のビジネスでの結果・成果として反映されるまでには時間がかかります。

実は、私はこの内の2社の株を保有しています。残りの一社もつい最近まで保有していたのですが、数週間前に売ってしまいました。自分が所有していると言うこともありますが、これらの株が今週どう動くのか、また、全体の市場がどう動くのか興味があるところです。現時点では、よほどの大きな変動(上がるにせよ、下がるにせよ)がないかぎりは、上記の会社の株の取引は今週する予定はありません。私としては、全体の市場の動きの方が気になります。

本当はもっと細かい点が色々あるのですが、さわりを書いただけで、この様に長くなってしまいました。すみません。(書くスキルが不足していると原因と反省しています。)

29日発売のiPhoneが市場(個人的にはユーザーの立場として)でどう受け入れられるのか?、当製品で使用されている部品を供給しているメーカーの株価等に影響があるのか?等でも興味深いところです。

今回のエントリーは殆どの方にはあまり意味のないものだった様な気がします。自分として、どの様なところを視点に市場、株価を見ているかの一部として書いたのですが。。。今後は、もう少しハイレベルで日本の市場との関連がありそうな分野について取り上げていこうと思います。

尚、当ブログ内の情報により投資に関して損失等が発生しても、管理人は責任を負えません。あくまでも、投資は自己判断でお願いします。(米国の個別株なので取引されている方は多くないと思いますが、念のため) 。

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