今日のマーケットは先週に引き続き値動きが非常に荒かったです。下のグラフの通り、本日のDow Jones Industrial Averageは、2時頃までは、先週金曜日の終値から100ポイント近く高かったのですが、そこから一気にマイナスになり、最後は-8.21ポイントでほぼ変わらずでした。

本日発表された、中古住宅の販売統計で、販売数量が懸念されていたほど落ち込んでいなかった等の理由から、午前中から午後の早い時間にかけては、市場は買いが先行したようですが、中古住宅の在庫が92年来最高の水準にまで増加しており、また販売の中央値が10ヶ月連続して下落していることや、Crude Oilがまた上がってきた等のニュースにより、トレンドが180度変わって、売りが先行した様です。明日は新築住宅の状況のアップデートですが、こちらの方はかなり悪いのではという見方が大勢です。また、Subprime関連の問題に関する影響の懸念がまた、高まってきています。
私が昨日のエントリーでふれた、注目のハイテク3社の株は朝から大幅安で、金曜日の増加分を帳消しにしマイナスとなる様な状況でした。おそらく、利益確定・空売りの動きが活発であったためではないかと推測します。
参考までに、本日の各社の株価の動きとNasdaqの比較のチャートを添付します。

これだけを見ると、もうぼろぼろと言った感じですが、過去5日の値動きを比較すると、各社Nasdaqよりは上でとどまっています。昨日話したようにNVidiaの先週後半の2日間の上昇はきわだったものがあります。

これらは元々変動が激しい銘柄なので、今日一日では今後の方向性を判断するのは難しいと思います。今週が終了した時点で、またこれらに関しては振り返ってみたいと思います。