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今日(11月12日)の米国市場 

12-Nov.png

各主要インデックスの終値
Dow: 12987.55, -55.19 (-0.42%)
Nasdaq: 2584.13, -43.81 (-1.67%)
S&P 500: 1439.18, -14.52 (-1.00%)

大きく下落した先週から開けた本日は、市場は日中、先週末と比べ上昇していましたが、後半下落し、主要インデックスは全て下落して終了しました。 先週一週間で6.5%と大きく下落したNasdaqは本日も下落幅が大きく先週末比で1.67%下落しています。

本日の主なニュース

何といっても本日の一番のニュースは、E-Tradeです。 CDO関連での損失として10億ドルを計上することを発表しました。一部アナリストがE-Tradeは破産する可能性があるとの見方をしていることが明らかになり、株価は6割近くも下落しています。以下、関連記事を添付します。この記事の中で、アナリストの発言が引用されており、もし倒産する様な可能性が高まった場合は、倒産させるのではなく、身売りするだろうとの見方です。負債額にもよりますが、私もこの見方に賛成です。

尚、私はE-Tradeをメインに使っており、非常に気に入っているので、何とかこの苦境から脱出してほしい、と思っています。

関連記事: 
E-Trade Loses More Than Half Its Value

このE-Tradeの件が、明らかになり株価が暴落する中、他のファイナンス企業の株は比較的安定していたのが印象的でした。

IBMがCognosを50億ドルで買収することを発表しました。 Cognosはビジネス・インテリジェンスのソフトウェアの会社で、今回のIBMの買収は同種企業の買収をすでに行っているSAPとOracleに対抗するものと思われます。また、この買収はIBMの過去最大の大型買収で、IBMがソフトウェアへと注力を移してきていることの表れとも言えると思います。

関連記事: 
Largest IBM Deal Ever: $5B for Cognos

主なセクター・株価の動き

衝撃的な発表をしたE-Tradeが大きく売られる中、投資銀行の株は、日中はほとんどの株が上昇していましたが、結局、ほとんどの企業の株価は下落しています。(Goldman、Leahmanは上昇しています)ただし、下落幅は大きくありません。 コマーシャルバンクはほとんどが上昇しています。

住宅セクターの株は、投資銀行と似た値動きをしており、日中は上昇、その後下がって、若干の下落で終わっている所が多かったです。

ハイテクに関しては、主要企業の中でNasdaqの下げ幅よりも大きく下がったところと、上昇している株とあり、明暗を分けています。主な企業の株の株価の動向を、本日上昇したものと下落したもので分けて、今日、先週、YTD(Year to Date: 年初来)のパフォーマンスを添付します。
20071113101857.png

添付の表の通り、Cisco、IBM、Intel, Oracleは今日は上昇、一方、Apple, Google, RIMM, Nvidiaは大きく下落しています。 先週の下落の引き金となった、サブプライム等の影響により米国大手企業からの受注が落ちていると発言したCisco、同様の影響を被る可能性の高いIBM、OracleはCiscoと同様に、本日、株価は上がっています。

年初から、大幅に上昇していたGoogle, Apple, RIMMはいずれも、先週の大幅な下落に加え本日も大きく下げています。しかし、これらの企業の株は、年初から見た場合は、この一週間の大幅な下落にも関わらず、依然として大きく上昇していることが分かります。また、NVIDIAに関しては、好調な第3四半期の結果、第4四半期の見込みの上方修正を発表したにもかかわらず、先週、本日も大きく下落していることが、注目されます。

これらの企業の株価の動きを見ると、今日上昇している主要企業は、Valuation的にも比較的低く、今後の株価の下落幅のリスクが低いことが、共通する部分だと思います。一方、本日下落している上記4社(特にNVidiaを除く3社)は、業績は非常に順調で、今後も期待が高い反面、Valuationは高くなってきているところが、共通していると思います。これらの企業の事業は、サブプライムの影響を受ける可能性は相対的に低いはずです。

懸念を表明したCisco等、多少なりともより影響が予想される会社が上昇している中、これらの株が大きく下落していることを考慮すると、本日の株価の動きから見た場合、今年大きく上昇している好業績の主要ハイテク企業の利益確定売りが行われていると推測されます。

今日の市場の動きを見ていると、E-Tradeを除きパニック的な売りはない様に思います。一方で、住宅、ファイナンスセクターが大きく崩れていないことが、非常に気になります。空売りの解消が進んでいる、と仮定すれば、多少説明がつきますが、、、または、Fedのアクションへの期待から底堅い動きとなってきている、とも解釈できなくもありませんが、、、

全体的には、市場は冷静に次の動きに備えているように思えます。

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この記事へのコメント

はじめまして。
Eトレ系で調べてたらたどり着きました。
ETFCが今週中にどこまで動くか...。

こんにちは

こんにちは。

米株市場の4日続落が気がかりではありますが、恐怖指数(VIX)が8月混乱時の30まで上昇していることが心配です。

しかも、その上昇率(9.09%)が、終値ベースで2003年3月以来の高水準であるようです。

ここで何か悪い指標や発表があればどうなってしまうのか。

何とか市場が落ち着くことを願うばかりです。

Akiraさん、

今日のE-Tradeのニュースと株価には、びっくりしました。損失に関しては、即時$1B計上するといった対応は、迅速で適切だと思います。ただし、顧客向けのレターでも、言っているのですが、さらに悪化する懸念があることを示唆しています。

一方、Merrillの様に、損失見込み額を発表して、数週間後の決算発表時に見込み額を大幅に上回る損失を発表したことに比べると、非常にまともな対応だと思っています。

この状況で、他のファイナンス系の株が底堅いのが、意外で興味深い所です。おっしゃる様に、今後の株価の動きは注目ですね。

mototakaさん、

米国市場に関しては、今日は下落しましたが、一いったんは割と落ち着きつつあるのかな、といった印象を受けました。一方で、小幅でも、ずるずる連続して落ちだすと、底なし沼の様な状況になるので、明日以降そうならないように願っています。

VIXは、日本語で”恐怖指数”と言うのですか?知りませんでした。。。(無知ですみません) ご存知のことと思いますが、VIXはVolatility Indexなので、不安定指数または変動指数といった表現の方が、意味的には、合致しますが。もしかして、俗名みたいなものですか?

私の理解では”VIXが上がる=市場が上下に激しく変動する可能性が高い=先行きに対する不安・不確定要因が大きい”なので、必ずしも、下落する方に可能性が高くなっている、とは限らないのでは、と思います。(不安が高まっていることが、原因にあることは事実ですが)

いずれにせよ、市場が不安に包まれて、上下に激しく動くのは、好ましい状況ではありませんね。わたしも、市場が落ち着いてくれることを祈っています。

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