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今日(11月13日)の米国市場 

13-Nov.png

各主要インデックスの終値
Dow: 13307.09, +319.54 (+2.46%%)
Nasdaq: 2673.65, +89.52 (+3.46%)
S&P 500: 1481.05, +41.87 (+2.91%)

大きく下落した先週後半から昨日に対して、今日は、一転して上昇のトレンドを続け、各インデックスは大幅な上昇で終了しました。大きく下落していたNasdaqは、今日は約3.5%の大幅な上昇となりました。

以下のニュース・状況が、本日の大幅な上昇の主な要因だと思います。

- Wal-Martの予想を上回る好決算
- GSのCEOが、大幅な損失の引き当て等はしない見込みを明言
- テクノロジー株が、悪いニュースも殆どないにもかかわらず、大きく下落したため、値ごろ感がでてきた

これらに加え、午後3時に発表された、9月のペンディング住宅販売結果は、2.5%の下落の予想に対して、0.2%の上昇と予想外に良い結果でした。これが、ポジティブサプライズとなり、投資家のセンチメントが一転したことから、市場全体が大きく上昇しました。

各々の項目に関して、以下に補足説明します。

Wal-Martの発表について

Wal-Martの第3四半期の結果は、不動産の処分による免税分を除いた純利益は、一株当たり69セントで、アナリストの予想を2セント上回りました。(昨年第3四半期のEPSは63セント) 8月の第2四半期決算発表時に、Wal-Martは予想されていた利益見込みより低く、また年間の利益見込みを、それまでの$3.15から$3.23から、$3.05から$3.13に下方修正していました。今回、第4四半期の利益見込みは99セントから$1.03と通期の利益の利益見込みについては、$3.13から$3.17に上方修正しています。

尚、米国の開店後1年以上経過している店舗の第三四半期の売り上げの伸びは1%でした。会社全体の売り上げの伸びは9%だったとのことです。米国内の売り上げは、$57.65Bで6.4%の伸び、海外の売り上げは$22.4Bで17%の伸びとの事です。つまり、海外の売り上げと新規店舗の出店によることが上昇の背景にあり、既存店舗の売り上げは低迷気味ではあります。

Wal-Martはコスト削減を積極的に進めており、また、クリスマス休暇向けのセール等の前倒しなどの戦略をとっているのですが、それが、うまくいっているようです。

上記の決算結果等だけを見た場合、予想を上回ったものの、それ程上昇幅が大きいのではないにもかかわらず、市場からかなり好感されていることを考えると、今回の発表前の段階でのアナリスト等業界関係者の間で、予想よりも悪いのではないか、との懸念が高かったのではないかと思います。(第2四半期は、予想を下回っています。) また、米国国内の状況が良くなっている、といった状況でもないので、総合的に考えた場合、悪い材料ではないものの、特に良いということでもないと思います。

関連記事
Wal-Mart profit beats targets as shares shoot higher

Goldman Sachs CEOの発言他、クレジット関連の問題について

Citigroup, Wachovia, Morgan Stanley, WaMu等が、新たな巨額のクレジット関連の損失の計上・引き当てを発表する中、Goldman Sachsも同様に巨額の損失の引き当てを発表するだろう、との噂が出回っていたのですが、GoldmanのCEOがMerrill Lynch主催のカンファレンスで、巨額の損失引き当て等はしないと明言したとのことです。また、JPMorgan Chaseも同じカンファレンスに出席しており、クレジット関連の問題に関して、特に問題視していない、との発言があったようです。尚、E-Tradeはこのカンファレンスに参加する予定でしたが、急遽、欠席したようです。(株価は、急速に回復しています。)

Goldman's CEO sees no big write-down

尚、Goldmanは、第3四半期の決算でも好調な結果を発表していますが、その背景に、住宅ローン関連の空売りをすることにより、損失のヘッジができたことを挙げています。CEOの発言によると、引き続き住宅ローン市場に関しては、厳しい状況が続くと見ており、それに対するヘッジ・対処ができている様です。

上記GoldmanのCEOの発言の通りだとすると、Goldmanは本当にうまくハンドルしていると思います。また、この発言によって、市場におけるクレジット関連の問題のさらなる悪化の懸念を和らげたのだと思います。

以下、上記関連記事からの引用した、今の時点での主要なファイナンス企業の損失の引き当て額のリストを以下に添付します。

20071114101732.png
            *見込み

尚、Bank of Americaは、本日住宅ローン関連で30億ドルの損失を計上・引き当てをする見込みを発表しています。BearやLehmanがどうなのか等、まだまだ安心できる状況にあるとは、思えないのですが、市場は、今回のGoldmanのCEOの発言で安堵したようです。

関連記事:
Bank of America sees $3 billion debt write-down

テクノロジー株の買い戻し

先週後半から昨日にかけて、大きく下落していたテクノロジー株ですが、今日は逆に大幅に上昇しています。特に具体的に悪いニュースがあったわけでもないのに、大きく下がったため、見直しが入り、逆に上昇したということのようです。とすると、上昇の理由は、下落と同様に具体的な事象ではなく、投資家心理の変化が主な要因となると思います。

今日の目に付いた主要な株価の動きとしては、Appleが10%以上、RIMM 9.7%, Google 4.51%, Yahoo 5.33%, NVvidia 8.82%、各々大幅に上昇しています。

まとめ

市場が大幅に上昇したのは、良かったと思いますが、今後の動向・展開に関しては、不透明な要因が多くあると思います。しばらくは、ニュースなどによって、上下に大きく変動する不安定な状況が続くのではと、思います。

(お役に立てる様な情報だった場合、クリックしていただければ幸いです。)
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この記事へのコメント

こんばんは。

こんばんは。

昨日の反発、とても安堵しました。

少しでも市場が落ち着けば、次なるショックに備えるための、体力回復につながると思います。

やはり、ショックが連続で続くときついですから。



記事にも書かれておりますが、Wal-Martの好決算の要因の一つに「海外進出」があるかと思います。

なお、この海外進出に関連して今日安堵できるニュースを一つ目にしました。

それは「米大手証券5社の08年過去最高益も」というニュースです。

その根拠は、
「ゴールドマンやリーマンが四半期決算で利益の50%以上をアジアや欧州で稼ぎ出しているのに対し、バンク・オブ・アメリカが80%を米国に依存する利益構造であることを挙げ、証券会社はサブプライム問題の影響を銀行ほど長く受けずに済むと分析」
とのこと。

Wal-Martもそうですが、海外進出を上手く手掛けている企業はサブプラムの影響を軽減できているようですね。

だからといって楽観視はできませんが、先行き明るい観測が一つでも出てくることは、市場だけでなく個人的にもホッとします。

mototakaさん、

コメントありがとうございます。今日の市場の上昇で、ちょっと一息つけましたが、上昇幅が大きいので、依然として不安定な状態であることは、否めません。気を締めて取り組もうと思っています。


「米大手証券5社の08年過去最高益も」(の記事)についてですが、個人的には、非常に楽観的な見方である気がします。
また、海外売り上げ比が高い会社は、米国の国内景気が失速しても、クッションになるということは、おっしゃる通りです。ただし、それは殆どの該当する企業の株価に、既に十分、もしかすると必要以上に織り込まれている気がします。これも、あくまでも私個人の意見です。

将来のことは、誰にも分からないし、色々な意見、見方があるのは当然なことだと思います。今後どうなることか、興味深く注視しています。

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