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ゴールドマン・サックスが新興国向けの投資を減らす 

ゴールドマン・サックスが新興国(BRICs)向けの投資の度合いを落としているとのことです。尚、このことは、Merrill Lynch主催のカンファレンスの席上でゴールドマンのCEOが取材された際にも、同様の主旨の発言をしています。

Goldman Sachs reportedly cutting exposure to emerging markets

Goldman alert over emerging markets
(こちらが元の記事の様です。)

以下、2番目の記事の主なポイントを以下に記します。

- ここ数日、クライアント向けのメモで、続けて、短期的な視点での警戒から、(新興国向け投資の)利益確定をすることを推奨している。

- Goldman Sachsは新興国投資を今まで積極的に取り組んできており、このワーニングは、恐らく業界に与える影響も大きい。

- Goldmanは、既にブラジルとメキシコと株式投資に関しては、ここ最近の上昇による恩恵を十分に堪能した後、投資を(一旦)確定終了しており、次の機会が訪れることを期待している。

- ポジションのクローズの理由は、変動が激しくなってきているため。

- ブラジルの通貨は、ドルに対して28%オーバーバリューと考えている。同様に、インド(22%)、韓国(32%)、Hungary(42%)、Poland(60%)、トルコ(74%)、ドルに対してオーバーバリューと考えている。

- 新興国市場がバブルなのではないかと懸念するアナリストの数がふえている。

- 先週、S&Pは投資家に対して、ポートフォリオの新興国向けの投資比率を6%から4%に落とすことを推奨してた。

- Goldmanは、引き続き、新興国の将来に対しては、非常に楽観的に考えている。

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この記事へのコメント

ゴールドマンってBRIC'sの提唱していましたよね?
2050年までまだまだ有りますが、えらく短期的な感じですね。
まぁ~楽観的な様なので救いですが。

サブプライムの損失を発表する前に資金を動かしておこうという感じなのでしょうか。

僕もインドの投信を買っているので少し注視しておかなければ....。

かえるさん、

こんばんは。コメントありがとうございます。

おっしゃる通りゴールドマンがBRICsの提唱をしていたはずです。短期的な投資リスク(特に株式市場に関して)の観点からだと思います。経済的には、依然として楽観視しているようなので、、、

投資銀行は、良くも悪くも、”移り身の早さ”=”状況に応じて、柔軟に対処する”のが特徴と思います。

尚、プライベート エクイティの大手Carlyle(個人的にここは、かなりのレベルだと思っています)が中国での投資活動を大幅に強化するため、チームを編成するとの記事が14日のWSJに載っていました。堅調な経済の伸張と将来性、その一方で加熱する株式市場、BRICsは良くも悪くも、ダイナミックでエキサイティングな市場ですね。

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