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今日(11月20日)の米国市場 

20-Nov.png

各主要インデックスの終値
Dow: 13010.14, +51.70 (+0.40%)
Nasdaq: 2596.81, +3.43 (+0.13%)
S&P 500: 1439.70, +6.43 (+0.45%)

本日の米国市場は、昨日市場終了後に発表されたHPの第3四半期の好決算とフォーキャストの上方修正、Nordstromの予想を上回る好決算、UBSがExxonMobileのレーティングをBuyにアップグレード、そして予想を上回る10月の新築住宅の着工の増加などから上昇して始まりました。しかし、Freddie Macのニュース等からファイナンス・セクターが大幅安となり、午後にかけては、の市場全体が下落していきました。3時頃から市場は再び上昇に転じて、結果的には昨日より少し上昇して終了しています。

本日の主なニュース

住宅ローン債権の購入と保証を行う全米第2位のFreddie Macの第3四半期は、過去最大の20億ドルの損失となり、資本の新規融資が得られない場合、今後、事業の縮小を余儀なくされるとの発表を行いました。また、四半期の配当を半分に引き下げる可能性を示唆しました。損失額は、Wall Streetの事前予想を大きく上回っています。

この発表から、株価は28.69%と大幅に下落しています。株価は、過去11年間で最も低い水準になっています。尚、全米最大のFannie Maeも本日24.83%の大幅な下落となっています。
関連記事:Freddie Mac loses $2B, seeks new capital

米商務省の発表した10月の住宅着工件数と建設許可件数は、住宅着工件数に関しては事前予想を上回る数値で、市場からも少し意外に受け止められた様です。(Positiveな意味で)
米商務省ニュースリリース:10月の住宅着工件数と建設許可件数

10月のFOMCの議事録が発表されました。議事録によると、10月の金利引下げすべきどうかの判断は、結果として、引き下げにいたったものの、非常に微妙だったようです。以下に10月のFOMCの議事録と関連記事のリンクを添付します。尚、先週発表された様に、今回のFOMCの議事録からFedの2010年までの見込み等のデータが追加されています。
10月FOMC議事録

関連記事:Fed minutes show Oct rate cut was "close call"

米小売大手のTargetが第3四半期の決算を発表しました。結果は、4%の利益減でアナリストの予想を下回っています。(EPS$0.56 vs $0.62)
関連記事:Target 3Q Profit Slips, Misses Estimates

主なセクター・株の動き

(ファイナンス) Freddie Macのニュースをきっかけに日中は大幅に下落したところが多かったのですが、後半急速に値を戻しました。Countrywideは、破産の噂などから大きく値を落とし、一時8.21ドルまで下がったのですが、10ドル28セントで終了しています。(前日比2.74%) 主要投資銀行の値動きも非常に荒かったです。以下、Goldman, Merrill Lynch, Morgan Stanley, Bear Stearnsの本日の株価の動きのチャートを添付します。
20071121092812.png

(住宅) こちらも、本日値動きが激しかったです。最終的には、KB Home -6.66%やLennar -9.39%が大きく下落する一方、 DR Horton 2.49%やMeritage Homes 1.89%は上昇しています。

(小売) 第3四半期の結果が思わしくなかったTargetは4.1%下落。他の主要企業の株価は、多少上がっていたり、少し下落したりで、あまり変わらないところが多かったです。

(テクノロジー) Nasdaqの指数は上昇していますが、下落している株の方が多かったです。(56%下落) 主要企業は、指数以上に上がっているところが多かったです。

まとめ・コメント

今日の市場は、非常に激しく上下に変動しました。インデックスでは、それ程でもないのですが、一部の個別株の値動きは非常に激しいものがありました。また、セクターや、セクター内の銘柄による差もかなり大きかった様に思います。

本日の最も重要なニュースは、Freddie Macの発表だと思います。今後、資金調達のために優先株発行等の手段を取るようですが、今の市場環境、クレジット不安が高まる中で、それがうまくいくのかは、非常に注目です。また、それが市場、Fedの政策に与える影響も大きいと思います。踏み上げ太郎さんが、今日のエントリーでFreddie Macの件に関して、エントリーを書かれています。

フレディマック(FRE)を巡るドラマは金融版『バルジ大作戦』だ

私も、この件にからんで、FedがFF金利を引き下げざる終えなくなる、と言う踏み上げ太郎さんの見方に賛成です。一方で、下落する一方のドル、高騰する原油等、それ以外にもインフレに関する懸念は依然として払拭されていない状況で、さらなるFF金利の引き下げは、ドル安を加速したり、インフレを引き起こす要因ともなりかねないので、Fedの舵取りは非常に難しいところだと思います。ただ、ここまでクレジットの問題が大きくなってきて、さらに広がる危険性があるため、金利を引き下げざるを得ないのでは、と思います。

今日の市場の値動きを見ても、水面下で来るイベントに向け着々と準備を備えている動きがある様に感じました。暴落があると決まったわけではありませんし、個人的に恐れているのは、一時的な大きな下落ではなく、中長期にわたる下落トレンドが形成されることです。シナリオに対する対応等、計画を作成中です。ブログにもアップしていく予定です。

(後記)踏み上げ太郎さんの添付したエントリーを見ましたが、彼がいくつかコメントしています。非常に的を得た鋭い視点で書かれています。いくつか引用いたします。(引用:水色フォント)

きょうのフレディならびにファニーの▼30%近い下げというのは「震度9の激震」くらいのビッグ・ニュースなんですね。普通のマーケットなら壊れていたと思います。それが曲がりなりにもダウがプラスで引けているということろがミソです。
(コメント)私もそう思います。良く、市場が崩れずに(日中は多少その気配があった)持ち直したと思います。なぜか?と言った点を考えることも重要です。米国市場が強いこともあると思いますが、市場関係者の間で、Fedの大胆な介入の期待が高まっているのではないかと、想像しています。

繰り返しになりますけど今、試されている:

①FRE、FNMのGSEとしての存在意義、さらにインプリシット・ギャランティーの是非
②肥大化したOTCデリバティブ市場を金融機関のバランスシートで受け止められるかどうか?

という問題はウォール街の関係者にとっては15年越しくらい頭を片時も離れなかった「永遠の命題」なのです。それが同時に今、テストされようとしている、、、。
つまりこの危機を乗り切れればアメリカの金融界というのは以前より遥かに強靭な存在としてカムバックすると思うんです。

「アメリカはもう駄目だ」式の議論がありますけど、僕に言わせれば世界経済はひとつの生命体であってウォール街はその心臓部分、ないしは頭脳部分なんです。これは今後中国がどんなに発展しても取って代われる部分ではないのです。(1980年代終盤、勢いに乗りまくっていた日本もその覇権奪取を試みたけど、、、まるっきり駄目だった、、、)

過去2週間くらいのウォール街というのはアニマル・スピリットが出まくりです。真正面から問題に取り組もうと格闘している、、、。

この部分というのは日本の金融関係者は学ぶものが多いと思います。

(コメント)私も本当にそう思います。しかし、この様な考えを即座に持ち、コメントにできることに対して、非常に敬意を持ちます。

(お役に立てる様な情報だった場合、クリックしていただければ幸いです。)
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