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今日(11月30日)の米国市場 

30-Nov.png

各主要インデックスの終値
Dow: 13371.72, +59.99 (+0.54%)
Nasdaq: 2660.96, -7.17 (-0.27%)
S&P 500: 1481.14, +11.42 (+0.78%)

今日は、昨日のバーナンキ議長の発言と住宅ローン金利リセットの一時凍結のニュースから上昇して始まりました。午後2時以降下落したものの、最後に戻して終了しています。

本日の主なニュース

今日のニュースはなんと言っても、本日のWall Street Journalの一面を飾ったこれです。

U.S., Banks Near A Plan to Freeze Subprime Rates

概要は、米国財務省が、主要な住宅ローン提供会社と変動金利の住宅ローンの期限終了後の金利変更を一時凍結することに、まもなく合意するだろう、とのことです。詳細に関しては来週の前半にでも正式に発表される見込みであるとし、大方の部分に関しては既に合意が済んでいるとのことです。

(この記事は、重要なので後で別途詳しくエントリーします。)

このWSJの記事をかわきりに、本日、同様の内容を他メディアでも盛んに報道しています。

苦戦中のMotorolaのCEO Ed Zander氏が退任することが発表されました。Motorolaの株は、本日、多くのテクノロジーの株が下落する中で、2.04%上昇しています。
関連記事:
Motorola CEO Zander to be replaced by COO Brown

主なセクター・株の動き

(ファイナンス) 前半は、非常に大きく上昇していたのですが、午後に入ってからは多少戻して終了しています。それでも、セクター全体として、2.9%と大幅な上昇でした。バーナンキ議長の発言と住宅ローンの金利凍結のニュースで、かなりセンチメントは良くなっていると思います。

今回の報道で、最も恩恵を受けたのは、Freddie Mac 18.84%, Fannie Mae 18.62%, Countrywideで16.34%と大幅に上昇しています。 Freddie MacとFannie Maeは住宅ローン破綻件数の低下による利益改善、Countrywideに関しては、破産の噂等で最近大きく下落していましたが、今回の発表で、破産は逃れられそうだとの見方が強まったためだと思います。

一方、投資銀行等も一時は大幅に上がっていたのですが、CNBCがMorgan Stanleyの第4四半期のクレジット関連の損失は、予想されていた37億ドルよりも20億ドル多い57億ドルの損失を計上する可能性があると報道があり、かなり盛り上がっていたセンチメントを多少冷まさせた様です。尚、Morgan Stanleyは、昨日、住宅ローン関連の投資事業を統括していた共同社長のZoe Cruzを解任したと発表しました。
関連記事:
Morgan Stanley may face $5.7 billion Q4 writeoff: report

尚、殆どのファイナンス・セクターの企業の株が上昇する中、E-Tradeは4.56%下落しています。

(住宅) セクター全体として大幅に上昇しています。目立った所で、Centex 9.04%, Lennar 7.24%, KB Home 7.96%, Toll Brothers 7.77%、それぞれ大きく上昇しています。

(テクノロジー) 全般的に、下落しているのですが、主力企業で大きく下がっている所が印象に残りました。例としては、DELL 12.79%, RIMM 6.77%, Nvidia 4.77%, Broadcom 4.02%, Seagate 4.8%等、それぞれ下落しています。

Dellを除き、上記の企業は特に悪い様なニュースは発表されていないと思います。Dellに関しても、第3四半期は28%の増益で売り上げも伸びているにも関わらず、第4四半期の利益見込みが失望を買っただけ(だと思います)でこれだけ下がってしまうと言うのが、非常に印象的です。

まとめ・コメント

今日の動きは、いろいろ示唆するものがあり、非常に重要だったと思います。全体として一気に上がるのではなく、明らかに恩恵を受ける企業のみが大きく上昇、間接的にはそれ相応に恩恵を得られる銀行系はそこそこ上昇しましたが、投資銀行系の伸びはそれ程ではありませんでした。また、テクノロジー・セクターが下がっているところが、非常に印象的です。

大雑把な市場関係者の動きとしては、テクノロジー株は一旦売って利益確定、来週の財務省の発表で、明らかに恩恵を得られそうな会社の株を購入、投資銀行関連に関しては多少様子見、ホーム・ビルダーは恐らく反発するだろうから買っておく(または、一旦空売りの解消)、といった感じだったのではないかと思います。

恐らく、来週の前半に住宅ローンの変動金利リセットの凍結の詳細が発表されると思いますが、これとFedの金利引下げの二つの大きな材料を元に、市場の駆け引きが活発になるのでは、と思います。FedがFOMCを待たずに、金利引下げについての可能性を示唆するなど、何か明らかに隠された理由がある気がします。恐らく、住宅ローンのリセット凍結の見返りに金利引下げ、と言った側面は少なからずあると思います。これにより、12月の引き下げはほぼ決定的、しかも50bp引き下げの可能性はさらに高くなってきたと思います。

Fedの金利引下げは好材料ではあっても、景気の動向に関しては、予断を許しません。また、短期的なクレジット関連の損失に関しては、引き続き注意が必要です。また、今回のARM金利リセット凍結がどれほど住宅ローン破産を防ぐのかも、まだ不明です。尚、注意しなければならないのは、今回の件は、金利リセットの一時凍結であって、これが問題の根本解決となるわけではありません。来年、多量に発生する見込みであった住宅ローンの破綻を一時的に回避(先送り)したに過ぎません。

これで11月も終わり、今年も後1ヶ月となりました。Wall Streetの市場関係者も、自分たちのパフォーマンスを何とかうまく終了させようと必死になって動くと思います。今日の市場の動きは非常に活発な市場関係者の駆け引き、心理を示唆するものでした。私も、この週末、頭を整理して、今後の自分の投資戦略を見直そうと思っています。

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