年明けの3日間で大幅な損失を被っている状況で、のんきに"2007年はうまくいった"などと書く気にはなれないのですが、やはり結果は結果として振り返るべきと思いエントリーします。去年は良かった等と、泣き言を言わないように、2008年がんばろうと思います。
(日本株ポートフォリオ)

12月は、先月末比で4.0%の下落となりました。 年間を通した場合(年初から12月末を比べた場合)は61.3%の増加です。12月はインデックスの下落よりも下がってしまいましたが、第4四半期と年間で見た場合、インデックスが下落している中での上昇としては良かったと思います。
10月11月の反省を元に多少、ポジションをクローズ(損切)して、ある程度ポートフォリオに与力を持たせました。(信用枠をある程度残す) 現物株に関しては、11月は一部処分しました。12月に小型株を一銘柄信用取引の方に追加しました。
12月からは、現物と信用を分けて、パフォーマンスを明確にモニターするようにする様に考えていたのですが、この目標は結果的にはそれ程明確に達成できませんでした。また、ストップロス値の設定とそれを下回った場合の処分を徹底する必要があると考えている、と書いたにもかかわらず、実行が十分に伴っていませんでした。この当たりの甘さが、今後命取りになる危険性があります。
尚、2008年初日の大幅な下落により、ポートフォリオは大幅な打撃を受けています。2007年は結果としては、何とかうまくいきましたが、十分でない点も多かったです。以下に反省点を記します。
反省点- 現物株長期保有前提の戦略を変更したことに対するリスクの増加に対する管理、対処が十分でない。
- 信用株取引のストップ・ロス設定を徹底することができなかった。
- 市場が大幅に下落した際に、対処策を用意しておらず、傍観するだけの状態に一時追い込まれた。(後に対処策を作成、実行したが、後手に回ってしまったことは非常に問題)
(米国株ポートフォリオ)

12月は、先月末比で17.7%の上昇となりました。 第4四半期のパフォーマンスは29.3%の増加となり、2007年を通した場合、91.7%の増加となりました。(尚、四半期、年間のパフォーマンスの計算方法は、月毎の増減の比を足して計算しています。年初から見た場合の出入金(出金超過でした)を考慮しない場合の増加は年間では100%以上でした。考慮した場合(出金超過分をう含めた場合)、恐らく110%弱程度だと思います。)
第4四半期を通してみた場合、インデックスが下落している中で、上昇できたのはラッキーでした。また、12月は主力投資株が順調に伸びたため大幅な上昇することができました。
リスクに対するマネージメントも比較的うまくいきました。2007年夏と11月の調整時にも、厳しいときもありましたが、ヘッジの対処やポジションの調整も結果としてはかなりうまくいきました。また、米国市場は、以前から私が想定していた市場シナリオと戦略に比較的うまく当たったのも幸いしました。
印象的だったのは、日米の市場が大きく下落していた時、自分のポートフォリオも大きく下落していたのですが、米国の投資分と日本の投資分に対する、自分の精神的なもの、対応に対する考え方等は雲泥の差がありました。
反省点- ヘッジのかけかたで失敗があった。(短期的な下落に対してのヘッジをかけてしまい、タイミングのリスクが逆に上昇したため、結果としてヘッジをかけたことにならなかった)
- 中長期投資の原則を破り、何回か短期の投資をしてしまった。(結果としても損失となった)
2007年は比較的うまくいきましたが、気を引き締めて取り組みたいと思います。また、2008年開始3日間で非常に大きな損失を被ってしまいました。特に、主力株の下落は既に想定の範囲を超えてしまっています。下落に対する対処、ワースト・ケースのシナリオに対する準備ができていなかったことは、大きな反省点です。
反省点を十分に考慮して、2008年の投資戦略を立てたいと考えています。