今日の米国株式市場も、値動きが激しい一日でした。DOWは最高値と最低値の差は200ポイントもあり(%でいえば、他のインデックスも同様)かなりの値動きでした。結果は、昨日より若干下がったところで、各インデックスとも終わっています。 主要インデックス(DOW Jones Industrial, S&P 500, Nasdaq)の一日の動きのグラフを添付します。ここで、面白いのは、主要インデックスの推移が殆ど一緒だと言うことです。ここまで近いのは中々ないのでは、と思います。10-Year Treasury Noteの利率は5.033%と0.085%下がりました。

Bear Stearnsは関連のHedge Fundの問題等から、
asset management business (資産運用部門)のトップの変更を発表しました。Subprimeローンの問題の不安が高まっており、ファイナンス関連の殆どの会社の株価は下がっています。今週のWall Street JournalやFinancial Timesで連日、この問題を取り上げており、これでファイナンシャルのセクターが下がらないわけはないと思います。
この問題がどれ位、他のセクターや市場全体に影響を及ぼすのか、引き続き十分な注意が必要だと思います。
ファイナンスのセクター全体が下がっている中、Commerce Bancorp(CBH)は前日終値より、10%近く上昇しました。この日の、この会社のニュースは、創業者でCEOのVernon W. Hill IIが、突然リタイア・辞任することを発表したことです。どうも、このHillと言う人がらみで、色々な問題を抱えていたようで、それに対する市場の好感なのでしょうか?After hoursで株価はさらに約2%も上がっています。
ハイテク関連では、Oracle, Microsoft, Google, Yahoo, その他ソフトウェア関連の会社は殆どダウンでした。
昨日のマーケットのアップデートでもふれた、好決算を発表したカナダのBlack Berryで有名なResearch In Motionが昨日終値に対して、20%を上回る上昇を見せ、$199.99で終了しました。After hoursで株価はさらに$1,31も上がっています。取引株数も過去の平均より4倍以上でした。
一方、RIMMとSmart Phoneで競合するPalmは昨日、利益が大幅ダウンと発表し、本日3.26%株価が下落しました。ただし、After hoursで大幅な上昇を見せ、今日の下落分をチャラにしています。
そして、今日の一番のニュースは何と言っても、Apple iPhone販売開始です。Appleの株価は$1.48アップの (1.23%) $122.04で終了しています。これに関しては、本日関連のエントリーを入れておりますので、よろしかったら、是非ご覧になって見て下さい。もちろん、株価自体は既に十分にiPhoneの効果を反映したものになっているはずですが、あのiPhoneを待つ人々を目の当たりにしたらば、株を買いたい気持ちになると思うので、今日上昇するのは自然といえば自然です。
iPhone関連でMarvell Technology は前日終値に対して、$1.00 (5.81%)アップの$18.31と大幅に上昇しています。これについても、関連のエントリーを本日書いておりますので、ご興味がありましたら、是非ご覧になって見て下さい。
iPhone関連に関しては目がはなせません。これからも引き続き、色々な視点で取り上げていこうと思っています。
(追記)
「投資を楽しむ♪」のまろさんが、私のブログのご紹介をしたエントリーを投稿して下さいました。感激しております。ありがとうございました。また、私のブログをご覧になってくださっている皆様、ご訪問ありがとうございます。 このことに関しましては、明日のエントリーでお礼方々、取り上げたいと考えております。
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