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今日(1月23日)の米国市場 

23-Jan.png

各主要インデックスの終値
Dow: 12270.17, +298.98 (+2.50%)
Nasdaq: 2316.41, +24.14 (+1.05%)
S&P 500: 1338.60, +28.10 (+2.14%)

昨日と同じように、市場は、開始後は大きく下落して始まりました。 午前中はマイナスで、昼過ぎまで大きく下落していたのですが、その後上昇に転じて、結果的には、昨日終値に比べ、大きく上昇して終了しました。DOWの本日の最低は、11645で最高は12277で、最高と最低の値幅は632と非常に大きかったです。

本日の主なニュース

市場開始時は、昨日市場終了後のAppleの決算発表の際に2008年の収益見通しがアナリストの予想より低かったことと、ECB(ヨーロッパ中央銀行)の総裁Jean- Claude Trichet氏が引き続きインフレに対する対応を重視する姿勢を表明したことから、米国Fedに続きECBも金利を大幅に引き下げるのでは、との希望が薄れたため、市場は大きく下落して始まりました。
関連記事:Trichet Says ECB Still Focused on Fighting Inflation
(このBloombergの記事は、非常に良い記事だと思います。一読されることをお勧めします。)

昨日市場終了後に、アナリストの予想を上回る好決算を発表したTIは、下落して始まりましたが、その後は上昇に転じ、結果的には昨日終値に対して4.55%の大幅な上昇で終了しました。

本日朝、Motorolaが2007年第4四半期の決算を発表しました。 結果は1億ドルの利益、EPS4セントで、昨年同期の6億2300万ドル、EPS25セントから大幅(84%)な減益となりました。 法務関係の一時的な費用を除いた形でのEPSは14セントで、アナリストの事前予想のEPS12セントを上回ったのですが、今四半期の見込みに関しては、一株当たり5から7セントの赤字となる見込みを示したため(アナリストの予想はEPS10セントの黒字)株価は、本日18.75%の大幅な下落となりました。
関連記事:Motorola profit sinks on mobile woes

先週ダウングレードされ大幅に下落したモノライン大手2社MBIAとAmbacに対して政府が救済措置をとる可能性が高いとのアナリストの見方が報道され、両社の株は急騰しました。Ambac71.9%, MBIAは32.56%上昇しています。
関連記事:MBIA, Ambac Likely to Get Bailout, UniCredit Says (Update1)

市場終了後に発表された、Qualcommの第4四半期の決算は、EPS46セント、ストックオプション等の諸経費を除いた場合のEPSは52セントで、アナリストの事前予想のEPS53セントをわずかに下回りました。しかし、今四半期の収益予想が50から52セントでアナリストの予想の52セントとほぼ同じだったことなどから、決算発表後のアフターアワーズで、本日終値に比べ7%を上回る上昇となっています。
関連記事: Qualcomm 1Q Profit Jumps 18 Percent

また、コンスーマー向けクレジット会社大手のCapital Oneが市場終了後に第4四半期の決算を発表しました。結果は、EPS60セントで昨年同期に比べ42%低い大幅な減益でした。事業を閉鎖した傘下の住宅ローン事業のグリーンポイントに関連する9500万ドルの損失を除いたEPSは85セントとのことです。 アナリストの事前予想は、EPS63セント(通常、一時費用等は除いた予想値)でした。株価は本日11.03%の大幅な上昇で、決算発表後のアフターアワーズで更に2%以上上昇しています。
関連記事: Capital One 4Q Profit Falls 42 Percent

主なセクター・株の動き

(ファイナンス) 主要な企業は殆ど大幅に上昇しています。特に目立ったのは、JP Morgan Chase 11.89%, Wells Fargo 9.02%, Citigroup 8.03%, Bank of America 8.5%上昇しました。投資銀行大手も大きく上昇しています。

(住宅) 主要な企業は急騰しています。 特に目立ったのは、Meritage Homes 25.35%, Centex 20.07%, KB Home 13.77%,等、主要な所は殆ど10%以上上昇しています。

(小売) 主要な企業は順調に上昇しています。一方で、Johnson and Johnson 1.64%, Unilever 2.49%下落しているのが目を引きました。。

(テクノロジー) 昨年大幅に上昇し、ビジネスは順調な会社の代表であるApple 10.65%, Google 6.11%, RIMM 2.31%, Amazon 5.75% は全て下落しています。 一方、Intel, TI, IBM, Oracle等の主要な企業は上昇しています。

まとめ・コメント

今日は一日のDOWの値幅が600ポイントを超える非常に変動の激しい一日でした。結果的には、大幅な上昇となりましたが、相変わらずセンチメント主体の取引が続いているようです。

昨日のFedの75bpの大幅な引き下げは、今日のFT等でも記事として大きく取り上げられています。今回75bp下げましたが、1月の末のFOMCで最低でも25bp、恐らく50bp下げるだろうとの見方が非常に高まっているようです。一方で、FT等の記事でも、Fedの金利引下げで全てが解決するわけではないことを指摘しており、冷静な意見も新聞記事で取り上げられる様になってきています。

Fedが金利を引き下げれば、株式市場が上昇し、景気も回復するのであれば、簡単な話ですが、現実はそれ程あまくないはずです。(すごく当たり前の気がするのですが、余りにも今まで、“Fedの金利引下げ=問題の解決“的な見方が非常に強い(かった)気がしています。)上にも書きましたが、ECBのTrichet氏は、インフレに対する懸念を崩しておらず、ECBが安易な金利引下げの追随の姿勢を否定したことは、個人的には非常に好ましく感じました。

Fedの金利の引き下げの期待等から、ファイナンス・住宅セクターの株は、本日も大幅に上昇しています。特に、主要銀行は10%以上、住宅メーカーは10%以上は当たり前、中には20%以上上がっている会社もあります。上にも書きましたが、消費者向けのクレジット会社大手Capital Oneが大幅な減益となる決算を発表しましたが、株価は本日、アフターアワーズ共に順調に上昇しています。

ファイナンス系の会社は、大幅な減益、または赤字を発表し、今後に関しても厳しい見方を示す所が多いにもかかわらず、株価は順調に上昇しています。一方で、順調に利益、売り上げを伸ばしているAppleは大幅な下落、同じ様な堅調にビジネスを伸ばすことが見込まれているGoogle等もここにきて急速に下落しているのとは、対照的です。

先週末からのスキー旅行の間に、Fortune, Business Week, Forbes等の年始に発行された2008年の投資のガイド特集を読み直したのですが、業界関係者の話などからファイナンス・セクターは08年後半から急速に上昇するだろうとの見方が多くあることが書かれていました。これらの雑誌が発行された後に、予想以上に悪い決算発表などから、一旦は、ファイナンスセクターの主要企業は大きく下落しましたが、再び、“底を打った”、“今年の後半からは急激な上昇をするだろう”との見方が非常に強くなってきている様に思えます。

今日市場終了後に発表されたQualcommの決算の結果とアフターアワーズの株価の動きも、非常に興味深いものでした。Q4の結果とQ1の収益予想は、アナリストの事前予想を若干下回ったのですが、株価はアフターアワーズで大きく上昇しています。今までの展開で言えば、大幅な下落になってもおかしくないのですが、、、

多分、今日のApple, Google, RIMMの下落とQualcommの驚くほど良くもない決算にもかかわらず、大幅な株価の上昇は、今秋発売のBarron’sの記事の影響が大きいのでは、と思います。
Getting Defensive – Stocks to buy in ‘08
(多分、読むのに購読料が必要だと思います。)

個人的には、この記事は興味深かったですが、書かれていることと、例えばQualcommの決算の結果から考えた場合、株価の動き等、あまり合意できない部分もあります。 しかし、Barron’sの投資家、市場に対する影響力はかなり大きいことを痛感しました。 正直なところ、今日の株価の動きなどを見ていると、あまりにも市場が安易に追随している部分があるのでは、とちょっとあきれたり(驚いたり)したのですが、こう言った市場の動きを笑ってみるぐらいの余裕がなければ、だめだな、と思いました。

私は、この先数四半期に渡りファイナンス企業の決算は厳しい状況が続き(会社にもよります)、安易に上昇すると期待していた投資家の失望を再び買うことになると、予想しています。一方で、堅調なビジネスを展開するハイテク企業は、再び見直されると予想しています。

問題は、それがいつになるのか、だと思っています。 ある面では、堅調なビジネスを展開するだろうと見られていながら、ここ最近大きく下落しているIntelやCisco、そして、IBM、Oracle等が今日は上昇しているのは、私と同じ様に考える投資家も、少なくないと想像しています。

今の時点までの印象ですが、企業の07年第4四半期の結果が比較的堅調な結果を発表するところが多い様に思えます。 (ファイナンスや住宅を除いて) 

100%想像しているだけですが、恐らくFedが今回、75bpの大幅な引き下げをFOMC前に行ったのは、今後発表される第4四半期の決算結果またはなにか驚く様なネガティブな発表があることを事前に把握しているからの様な気がしています。これで、株価が今後順調に上昇するのであれば、Fedは今月末に、更なる金利を引き下げる理由付けは乏しくなるような気がします。

どうなるかわからない先のことを想像するよりも、冷静に投資戦略を見直すことが自分には重要だと思っているのですが、何か、大きなサプライズがありそうなので、注意が必要に思っています。

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