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2月6日の米国市場 

6-Feb-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 12200.10 -65.03 (-0.53%)
Nasdaq: 2278.75 -30.82 (-1.33%)
S&P500: 1326.45 -10.19 (-0.76%)

大幅な下落となった昨日から明けた本日は、上昇して始まりましたが、午後から下落のトレンドに転じて、前日比マイナスで終了しました。

本日の主なニュース

今日下落した主な要因は、Macy’sの決算結果が悪かった事とフィラデルフィア連銀総裁のCharles Plosser氏が、インフレに対する懸念を示しFedの積極的な今後の金利引き下げに対して慎重な見方を示した事、との見方があります。(以下、関連記事参照して下さい)

関連記事: Stocks turn lower on Macy's, Fed's Plosser

Macy’sの2007年の第4四半期の結果は、売り上げが昨年に比べ(決算カレンダーの関係で07年は一週間週が少ないです)6.1%下落しました。既存店舗での売り上げは、2%の下落となりました。2007年全体の売り上げは2.4%の下落でした。買収合併に関する費用約7000万ドルを除いたEPSは1ドル75セントから1ドル80セントを見込んでいるとのことです。株価は、本日4.62%下落しています。(尚、今日のアフターアワーズでは3%以上上昇しています。)

Macy's, Inc. Same-Store Sales Down 7.1% in January

(以下に添付する関連記事からの一部抜粋と要約をしています)
フィラデルフィア連銀総裁のCharles Plosser氏が、米国経済が急速に停滞したとしても、高まるインフレ圧力に対して注意を払うべきだと発言しました。Plosser氏は、2008年前半の米国経済の伸びは”きわめて弱く”、失業率は年末までに5.25%に上昇するとの見通しを示しました。今後の見通しに対して厳しくなる事を示した一方で、コア・インフレーションは2%を上回る状態が続き、そのために連銀はインフレに対して引き続き注視していく必要があると語りました。「残念ながら、今年、あるいは来年にコア・インフレーションを引下げることの取り組みは少ししか進展していません。そして、私は景気の停滞がインフレを抑制する事に役立つとは思っていません。」と発言しました。(中略)Plosser氏は、米国景気の停滞から、金利の引き下げは必要だったとしたものの、安易な金利政策は経済の問題を解決することにはならない、と語りました。

Fed must remain vigilant on inflation: Plosser

Time Warnerの新CEO Jeff Bewkes氏は、AOLをスピンオフする考えを明らかにしました。株価はこの発言を好感して本日2.01%上昇しました。
Time Warner will split AOL

市場終了後に、Ciscoが2007年第4四半期の決算を発表しました。結果はほぼアナリストの事前予想通りで、決算発表後のアフターアワーズでは株価は本日終値よりも上昇していたのですが、東海岸時間の4時半から始まったカンファレンス・コールの中で、Chambers氏が08年の見込みの数字の話になったとたん、株価は下落を始め、このエントリーを書いている時点で株価は7%を超える大きな下落となっています。問題のフォーキャスとは昨年比10%増を見込んでいるものの、市場環境は厳しい状況にあることをしめしたことが、失望を買った様です。

Cisco shares fall on disappointing revenue forecast

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)下落しているところと、上昇しているところと分かれています。変動の幅はそれほど大きくありません。

(住宅)多くの主要企業の株は、日中は上昇していたところが多かった様ですが、最終的には下落して終了しています。下げ幅が大きかったのは、Centex 8.05%下落しました。Lennar, Beazer Homesは上昇しています。

(小売り)ほとんどが下落しています。一方で、BestBuyは微増でした。

(テクノロジー)ほとんどが下落しました。

まとめ・コメント

今日は昨日の大幅な下落から、見直し買いも進んでいたのですが、状況は昼頃から反転しました。フィラデルフィア連銀総裁のCharles Plosser氏の発言は失業率が5.25%に上昇すると言った様な具体的な数字を示した、かなり踏み込んだ発言だと思います。これでは、市場としては失望する見方を示す投資家がいてもしかたないと思います。しかし、Fedの金利引き下げに必要以上に注目、期待が集まっている表れでもあるかと思います。

注目すべきは、市場終了後に発表されたCiscoの決算と今後の見通しです。自分としても、四半期の結果は予想通りの範囲に収まると思っており、フォーキャストに注目していました。今四半期(Ciscoの決算上は第3四半期)の売り上げは10%プラスマイナス1%とのことでした。予想よりも多少悪かったのかもしれませんが、第1四半期の売り上げ見込み前年比10%増自体は現在の市場状況の中で決して悪い数字ではないと思います。

一方で、今の市場環境、投資家心理としては、先行きの不安が高まっているために、少しでも不安を感じさせる様な先行きの見通しだと、非常に敏感・極端に反応する、アフターアワーズの株価の動きは、最近のパターンとなりました。

明日は、他の企業の決算結果、その他のニュースにもよりますが、今回のCiscoの先行きに対する見方は、短期的には市場全体、特にハイテク・セクター全体に与える影響はかなり大きいと思います。今日のCiscoの終値を使った場合、トレーリングP/Eで約18, 後2四半期を残す決算上の08年の予想EPSを使用した場合のP/Eは15を切っています。多少利益が落ちたとしても、P/Eは20を下回る事はほぼ確実なので、バリュエーションの意味では今の時点の株価でもアンダーバリュー気味と言えると思うのですが、明日はきっと下がる事でしょう。

もしCiscoが明るい見通しと強気のフォーキャストを発表した場合、セクター全体が大きく上昇する事になったと思いますが、結果はそうではなく、セクター全体に対して大きなネガティブインパクトを与えることになってしまったと思います。

ちょっと暗い話になってしまったので、一歩下がって市場全体の話に関連することを書きたいと思います。2月1日付けのCNNMoneyの記事によると、2月1日までにおよそ半分のS&P 500の企業が第4四半期の結果を発表したとのことです。全体として、利益は昨年の四半期に比べ22%下落したとの事です。しかし、銀行と証券会社を除いた場合、利益は12%の増加となるとの事です。この結果から、以下にファイナンス企業の結果が悪く、それが、S&P全体でみた収益の悪化の突出した原因となっていることが分かります。逆に言えば、ファイナンス以外のS&Pの企業はそれなりに良い決算だった事を示していると思います。

最近の市場センチメントの悪化で非常に悲観的な雰囲気になっていますが、決算結果自体は悪くないところも少なくない、と言うことも事実だと思います。これは、日本の株式市場、企業の決算状況に対しても言えると思います。特に、日本市場の反応はあまりにも悲観的な気がします。

Financials cause slide in S&P 500 profit

個人的には、日本市場はバリュー投資、長期投資の観点で見た場合、かなり良い機会となってきている気がします。

厳しい状況が続きますが、がんばっていきたいと思います。

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