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2月11日の米国市場 

11-Feb-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 12240.00 +57.88 (+0.48%)
Nasdaq: 2320.06 +15.21 (+0.66%)
S&P500: 1339.13 +7.84 (+0.59%)

今日も一日の変動の幅はそれなりに大きかったです。午前中は、AIGのニュース等から市場全体に不安が広がり下落しましたが、午後に向けて持ち直し上昇して終了しました。テクノロジーは今日は全般的に他のインデックスと比べて好調でした。 

本日の主なニュース

保険最大手のAIGが、所有するデリバティブのポートフォリオの価格付けが適正ではないのではとの質問を監査人から受けている事を明らかにしました。この事から、会計方法への疑問が高まり、株価は本日11.7%の大幅な下落となりました。
AIG says auditors find internal control weakness

YahooがMicrosoftの買収提案を提示価格が低すぎるとして、断る事を発表しました。Yahooの株価は本日2.29%上昇、Microsoftは1.23%下落しています。買収提案が発表された2月1日の時点では、446億ドルでしたが、(半分現金、半分はMicrosoftの株との交換のため)発表後Microsoftの株価が下がってきているので現在の価値としては415億ドルに下がっており、Microsoftの買い取り提案に相当するYahooの株価は28.83ドルになっています。
Yahoo rejects Microsoft bid

デルタ航空とノースウェストが、数週間以内に合併する事を発表するとの見方が、関係者の話等から高まってきているとの事です。
Delta-Northwest deal seen in weeks -sources

NortelとMotorolaが、ワイアレス・ネットワークのインフラ(携帯電話の基地局等、無線ネットワークの機関部門)を共有するジョイントベンチャーの話し合いを持っている事を、WSJが関係者の話として記事を掲載しました。
Nortel, Motorola Reportedly in Talks
Big Wireless-Gear Deal May Loom(WSJの記事)

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)主要なところは、Wells Fargoを除きほとんど下落しています。

(住宅)順調に上昇しています。

(小売り)上昇しているところがほとんどです。

(テクノロジー)上昇しているところが多いです。Qualcomm, Cisco, Nortelは若干下落しています。

まとめ・コメント

AIGのニュースはファイナンス業界全体としての今後の懸念を示すものであったにも関わらず、ファイナンスのセクターは下落したものの、全体への影響は限定的でした。今までのパターンだと全体への波及する傾向がありましたが、ちょっと市場の反応が変わってきた様に思えます。特に顕著なのが、住宅セクターで、以前であればファイナンスが下落した場合は、同様に下がる様な傾向がありましたが、ここ数週間の動きは相関性があまり感じられません。

ファイナンスに関しては、G7においてドイツの経財相のPeer Steinbruck氏が、サブプライム関連の損失は4000億ドルに達するかもしれないとの見方を示した、と本日のFTの1面で取り上げています。尚、昨年米国の連銀の予想は、1000億から1500億ドルの損失見込みだったので、それを大きく上回っています。

Subprime credit loss heading for $400bn, say G7 finance chiefs

特にこの記事の中で、Bank of Italyの総裁Mario Draghi氏が”The next 10 days to two weeks will be crucial because we are going to have the first audited accounts [from financial institutions] since the crisis started,”
「この先10日から2週間は非常に重要です。なぜなら、我々は、この問題が始まってから初めて監査を行った結果を得る事になるからです。」と語っています。

今日のAIGのニュースはこの話関連で、いきなり問題の可能性が新たに確認される事を示唆するもので、さすがにファイナンス・セクターの株は下がるのは当然と言えば当然の様に思えます。尚、ここ最近、投資銀行の株価がかなり下がってきているのですが、背景として、監査によって損失の新たな計上を余儀なくされる事が、株価に反映されてきている様に思えます。

YahooのMicrosoftの買収提案を拒否する発表は、大方の予想通りだった気がしますが、それにしても、ちょっと面白いのは、提案発表後にMicrosoftの株価がかなり下がってきている事です。市場が、今回の買収案に関してあまり楽観視していないことを表していると思います。個人的な見方なのですが、もし仮に、Microsoftが買収案を撤回した場合、Yahooの株価等に与える影響は計り知れないものがあると思います。

また、今回の提案を受けた事によって、社内の事業戦略、計画へも影響が大きいものがあると思うので、白紙になった場合の事業計画等への打撃も少なくないと思います。一方、Microsoftにとっては、失うものはあまりないので、撤回しても大きな影響は少ないと思います。そうは言っても、生半可な考えで提案したのではないと思うので、簡単に撤回することは現実的ではないと思います。この件は、しばらくは大きな話題、結果に与える影響も少なくないと思います。

今日のニュースにもありますが、合併等による航空機業界の再編成、テクノロジー・セクターでも、YahooとMicrosoftに加え、MotorolaとNotelが合併する可能性もあり、業界大手の合併や買収等による再編成が行われる可能性がでてきています。Motorolaは、携帯電話事業をスピンオフ、あるいは、売却して、残った事業(の一部)を他の大手企業と合併する様な戦略にでてくる可能性を示唆するものです。大型の買収や合併はやはりそう簡単にはまとまりませんが、ここに来て動きが活発になってきている様です。

今週は小売り関係の1月の販売状況が発表されます。どうも、12月に比べ改善した数値となる事が見込まれている様で、ここ最近の小売りのセクターの株価は堅調に推移しています。予想通りとなるのか、サプライズがあるのか、こちらも注目です。

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