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2月21日の米国市場 

21-Feb-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 12284.30 -142.96 (-1.15%)
Nasdaq: 2299.78 -27.32 (-1.17%)
S&P500: 1342.53 -17.50 (-1.29%)

本日市場は上昇して始まりましたが、フィラデルフィア製造業景況指数の発表後、下落のトレンドとなりそのトレンドを維持し終了しました。6ヶ月先の製造業の景況の先行きの見込みに関しても1月の5.2から-16.9へ大幅に下落しました。この数値が

本日の主なニュース

フィラデルフィア連銀の発表した製造業景況指数は-24で予想の-10よりもかなり悪い結果でした。6ヶ月先の製造業の景況の先行きの見込みに関しても1月の5.2から-16.9へ大幅に下落しました。この数値がマイナスになったのは2001年の1月以来のことで、数値自体は1990年以来で最も低い数値との事です。(添付のレポート参照)

フィラデルフィア連銀:Business Outlook Survey

MicrosoftがWindowsの詳細な資料を開示し、オープンなシステムを提供する計画を発表しました。これにより、Microsoft以外の会社がWindowsの機能に密接に則したソフトェアを開発する事が可能になるとのことです。
Microsoft opens key software details to rivals

(コメント)ヨーロッパにおける独禁法の対策的な色彩も強いとの見方があるようですが、Linuxを筆頭としたオープンソースの開発環境の広がり等、市場のトレンド、要求に則したものだと思います。ソフトウェアの市場・ビジネスとしてもGoogleに代表される様に新たな市場開拓が進んでおり、グローバルな視点で見ると以前程OSの事業の絶対性、相対的なビジネスシェアが減ってきているので、時代に則した流れの気がします。これにより、Windows Media Player等の対抗製品、Outlookに変わるEメールソフトをサードパーティが開発する事が可能となる、とのことですが、Media PlayerやOutlookは既に市場での地位を完全に獲得しているので、今から新たに参入するメリットは希薄だと思います。今後広がる新たなアプリケーションに関しては意味があると思います。相変わらず、Microsoftのしたたかさを感じさせる発表内容でした。

GoogleがWebビデオで表示される広告を販売する計画を発表しました。ご存知の通りGoogleはAdSense等のテキストのみの広告を行っていましたが、今回ビデオによる広告の事業に参入する計画を明らかにしたものと思います。
Google to sell display ads in Web videos

ブラックベリーで有名なカナダのResearch in Motionが第4四半期の新規契約者の伸びが12月に予想していた182万件から15%から20%程度上回る見込みと発表しました。尚、売り上げと利益の見込みに関しては据え置いています。(ちょっと不思議です。)株価はこの発表を受けて、8.97%の大幅な上昇となりました。
Research in Motion Ups Subscriber View

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)日中は上昇しているところが多かったのですが、最終的にはほとんどが下落してます。Wells Fargoは微増でした。

(住宅)こちらも日中は大きく上昇したところが多かったのですが、最終的には下落しています。下落幅はそれ程大きくありません。

(小売り)ほとんど下落しています。Wal-Martは微増でした。

(テクノロジー)下落しているところが多いですが、ストレージ系、一部半導体は上昇しています。

まとめ・コメント

フィラデルフィア連銀の製造業の景況状況調査の結果は思った以上に悪く、再びリセッションの懸念が高まったとの報道が目につきました。市場の予想としては悪いながらも、もう少し良く、Fedの積極的な金利引き下げに支障がない程良い数字を期待していた様ですが、その期待は打ち破られた様です。

フィラデルフィア連銀のレポート(上記参照)を読むと製造業の状況はかなり悪くなっていることが良く分かります。例として以下一部抜粋します。

Despite reporting a weakness in activity, firms continued to report a rise in prices for inputs and their own manufactured goods. manufactures’ outlook for the next six months turned noticeably more pessimistic this month.

活動調達コストが上昇しており、製品価格が上がっている事にも触れられており、燃料費等の高騰が製品価格に影響を与えている事がうかがわれます。また、この先6ヶ月の見通しに関しては明らかに悲観的な見方が増えている事が明らかになっています。

今日のWSJの一面に、’Fears of Stagflation Return As Price Increases Gain Pace’ (価格上昇のペースが上昇しており、スタグフレーションの恐れが再び到来)と言うタイトルの記事が掲載されています。昨日発表のFedのフォーキャストにも表れている通り、高まる景気停滞の観測の一方、物価が上昇してきているので、当然と言えば当然の見方だと思います。

前から何度も書いておりますが、Fedの金利引き下げは万能のものではなく、いろいろなリスクを伴います。Fedが金利を下げれば株が上がり、景気も回復する、といった単純なシナリオにはなりづらいと思います。特に、ここ10年近くの間、Fedの積極的な金利引き下げ政策により(必用以上に)好調な景気を謳歌してきたつけを払わなければいけない時が来ているのかもしれません。

特に気をつけなければならないのは、ここ最近の市場を見ると、Fedの大幅な金利引き下げは既にかなりのレベルで株価に織り込まれているにもかかわらず、市場が下落してきている点です。昨年来、株式市場の上昇を引っ張ってきた「Fedの金利引き下げ」の(株式市場に対する)効果は急速に低下してきている様に思えます。

今日の株価の動きを見ても、急激に下がるのではなく一貫して下落のトレンドになっていたことが気になりました。この様な動きが多くなってくると市場のトレンドは明らかに下落傾向へと移行しつつある様に思えます。一方で、短期的には反転上昇する可能性も十分にあります。

しばらくは、不安定な状態が続くと思われますが、中長期的なトレンドは見えつつある気がしてきています。

この記事へのコメント

日本時間でこんばんはです。

せっかくの雰囲気の中、原油の価格が大きな不安材料ですね。
日本でも、小麦と原油が高くなり、少し不安が表に出て来ている様な気がします。

日米ともに引っぱり役に期待したいのですが...

かえるさん、

(日本時間で)こんにちは。

原油、商品の高騰で、インフレ要因は高まる一方だと思うのですが、市場としてはインフレに対する懸念は依然としてあまりない様に思います。インフレ懸念は、どちらかと言うと、Fedの金利引き下げのブレーキとなる、と言った形で見る傾向が強いのが興味深いところです。

遅かれ早かれ、真の意味でのインフレに対する懸念が高まる気がします。

日本は過剰な不安が収まり、ちょっと落ち着いてきたかな、と期待していますが、上記要因がどうなるのかは、気になります。

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