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2月25日の米国市場 

25-Feb -2005

主要インデックスの終値

DOW: 12570.22 +189.20 (+1.53%)
Nasdaq: 2327.48 +24.13 (+1.05%)
S&P500: 1371.80 +18.69 (+1.38%)

本日は午後2時頃まで、上昇、下落と一進一退を続けていましたが、MBIAがAAAのレーティングを維持できる、との報道がされ市場は一気に上昇トレンドに転じ、先週金曜日に続き上昇して終了となりました。

本日の主なニュース

S&Pが、モノライン最大手MBIAをCreditWatchのリストから外しました、このことによりMBIAのレーティングはAAAを維持する事となりました。尚、MBIAの6ヶ月から2年先のレーティングの見込みは依然としてネガティブのままです。
モノライン第2位のAmbacも、今週の前半に資金調達(ファイナンス企業連合による救済案)のめどがつき、AAAのレーティングを維持できる見通しが高まってきたとの事です。
MBIA keeps top ratings, markets relieved
Stocks rise as Ambac rating affirmed

中古住宅の1月の売り上げは、0.4%の下落で、年換算で489万戸の販売ペースでした。これで、中古住宅の販売は6ヶ月連続して下落となりました。アナリストの市場予測は年換算480万戸の販売ペースだったのでそれを少し上回っています。1月末の在庫は、5.5%上昇し419万戸で約10.3ヶ月分の供給量となっています。1月の一戸建て販売価格の中央値は、$198,700で、2005年1月に記録した$197,700以来で最も低い水準となっています。
Existing home sales slip and prices tumble

ゲームソフト開発販売最大手のElectronic Artsが、Take-Two Interactiveに対して2回目の買収提案を行いました。提案の条件は、現金で19億ドルで、Take-Twoの株価で26ドルに該当します。Take_twoはこの提案に応じない方針です。Take-Twoの株価は本日55%近くの大幅な上昇となりました。一方、提案側のEAの株価は5.23%の下落でした。
UPDATE 2-EA's offer for Take-Two undervalued-big investor

ホームインプルーブメント(日本で言うところの日曜大工センター)の全米2位のLOWE’Sが四半期の決算を発表しました。決算の結果は予想を上回る好結果でした。2008年の見込みに関してはアナリストの予想を下回ったのですが、株価は3.86%の上昇でした。
Lowe's profit better than expected, shares rise

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)日中は大きく下落していたところもありましたが、最後はほとんどが上昇となって終了しています。

(住宅)こちらも日中は下落していたところがありましたが、主要な企業の株は全て上昇しています。 特にMeritage Homesは9.49%の大幅な上昇となっています。他も大きく上昇しています。

(小売り)ほとんど上昇しています。

(テクノロジー)上昇しているところが多いですが、Google, Yahoo, Motorolaは下落しています。

まとめ・コメント

今日は、モノラインの大手2社がレーティングを維持できそうだとのニュースから、市場センチメントが大きく改善して結果的に順調に上昇となりました。確かに、モノラインの大手2社のレーティングがダウングレードされた場合の市場に対するインパクトは多大だと思われるので、その大きな下落リスクが回避されそうだ、と言う視点で考えた場合、上昇は納得できると思います。一方で、モノライン企業を取り巻くビジネス環境は依然として厳しく、状況が改善された訳ではありません。

また、既存住宅の販売結果(数量)は若干市場予想を上回りましたが、非常に厳しい状況にある事を再確認する様な結果でした。一部の見方としては、住宅市場は底を打ったとの見方が再び強まっており、住宅セクターの株は今日は大きく上昇しています。また、住宅関連製品小売りのLowe’sが決算を発表し、結果はアナリストの予想よりも良い数字ではあったものの、昨年同期に比べ大幅な減益でした。2008年の予想に関してはアナリストの予想値を下回る結果だったにもかかわらず、株価は3%を超える上昇となりました。

市場のファンダメンタルズ、景気の先行きを考えると予断を許さない状況で、それらの見方が変わる様なニュースがあったわけではなく、目先の大きな下落リスクを回避できた事が引き金となっての上昇の様に思え、危ういものを感じています。

ちょっとおもしろいのは(個人的投資の視点では全く面白くないのですが)、Googleの株が今日も下落していることです。また、Appleに関しても、今日は最終的には若干の上昇となりましたが、かなり株価が下がってきています。フォワードP/Eで見た場合は、両者とも20前後まで落ちてきており、バリュエーション的に見ると割と値ごろな水準となってきています。他のテクノロジーの主要株の中には、更に値ごろなところも多くある様な状況で、今日の市場の上昇に対してもあまり反応が良くありません。

機関投資家を含め、市場のトレンドとして、テクノロジー株は(リスク回避等の点から)避けておいて、短期的な値戻し期待も含め、住宅、小売り、ファイナンス等を買う動きが活発になってきている様に思えます。

水曜日27日に1月の新築住宅の販売結果が発表される予定ですが、ほぼ予想の範囲(前月と変わらず)に収まると見られている様に思えますが、結果発表に対して注目してます。

この記事へのコメント

 ヘッジファンドの解約売りがいったんやんで、バリュー投資家が買っているため、(PBR,PERの高い)テクノロジーよりも最近下落の激しかった(PBRが低い)金融、住宅、小売が買われてるのでしょうか?(日本の株もそんな感じです。)
 でも、また悪材料がでて売られるような気がします。トリガーになる可能性があるのは
1)大きなヘッジファンドの倒産。またそれに絡んでプライムブローカーの強制ポジションアンワインド。
2)GS、MSの1Q決算(3月中旬ですが・・・)
3)AMBAC救済案がやっぱりまとまらない。
とかでしょうか・・・

こりおりさん、

コメントありがとうございます。返事が遅くなりすみません。

おっしゃる通り単純に今の時点での数字を見ると、金融、住宅、小売りはPBRやPERは低いので、買われている様な気がします。PERは収益が落ちれば、数値が大きく変わるので、今低いから、「買い」と単純に判断すべきものではないと、個人的には思うのですが、市場の流れは自分の見方とは異なる様です。

短期的なダウンサイド(下落要因となるイベント)はおっしゃる様なところだと、私も思います。Ambacは救済案がまとまらないと大変なことになるので、どのような形になるかは別として、無理矢理まとめることになると思います。

一番考えられるのは、2番目に書かれている投資銀行系の決算結果です。特に去年の厳しい状況の中でも好決算を続けてきたGoldmanが今回はどうなのか?が鍵だと思います。今回に関しては、大きな減益となるかもしれない、との見方があり(個人的にもそう思います)、ここ最近調整が起きていますが、、、Goldmanの決算が悪い場合は市場に与える影響も大きい気がします。(特に予想と比べて悪い場合)

後は、小売り関係の指標、決算動向が予想以上に急速に悪くなっている事を示す様なデータがさらに出てきた場合は、やはり影響は大きいのでは、と思います。

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