今週の米国株式市場は、毎日上下の変動が激しいながら、週明けとあまり変わらずに終わりました。Nasdaqに関しては、下のグラフの通り、他のインデックスに比べ若干上昇しています。

10-year Treasury Bondの金利も毎日大きく変動し、週明けに比べ0.05%以上下がり、5.033%で終了しました。

私のポートフォリオは、米国株、日本株とも堅調に推移しました。ポートフォーリオのパフォーマンスに関しては、近日中に、2007年前半のパフォーマンス結果として、発表する予定です。
今週の大きなニュースは何と言っても、6月29日のAppleのiPhoneの発売開始です。iPhoneはこちらでは、社会的に話題になっております。私のエントリーでも
iPhoneの発売開始前の行列の様子をお伝えしましたが、非常に盛り上がっていることを実感いたしました。株式市場では、iPhoneに直接的・間接的に関係する株に注目が急速に集まってきています。
一方、住宅メーカーの、昨年売り上げでトップの
Lennarが大方の予想を覆し、赤字に転落する決算を発表、低価格向け新築住宅で大手のKB Homeも赤字に転じた決算を発表しました。これにより、一部にあった住宅市場への楽観的な見方は、急速になくなってきています。
また、Subprime Loanの問題を連日、Wall Street JournalやFinancial Timesといった著名な経済紙が取り上げており、一旦(少なくとも表面上)沈静しつつあった市場の懸念は日に日に大きくなってきている気がします。Finance関連の企業の株価も落ちてきています。
FRBは予想通り、基準レートの据え置きを発表し、市場の反応も殆ど変化はありませんでした。 個人的には、この先に関しての見方として、不安定な状態が続くか、または、下落トレンドへと向きが変わりつつある様な気がしております。引き続き、かなり注意が必要です。
先週、私のエントリーで取り上げた注目の3社に関しては、今週の値動きは以下のグラフの通りです。Marvellの上昇が目を引きます。今後、数週間先から3ヶ月程度の期間、これらの株価の動きに注目して行こうと思っています。

本日のWall Street Journalに、29日にiPhoneに関連してMarvell TechnologiesのOptionが大量に取引されたと言う記事が掲載されています。
第2四半期といった期間での市場の動きを見るのも重要と思っています。これに関しては明日のエントリーで書く予定です。
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