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バフェットからの手紙 (4-3)- 2007年版  

昨日のエントリーのセクションの訳の続きです。
2008年2月29日に掲載されたウォーレン・バフェット氏の株主向けの文書をセクション毎に訳した物です。
http://www.berkshirehathaway.com/letters/2007ltr.pdf

バフェットからの手紙 (4-2)- 2007年版の続き)

良いものの一つの例、しかしセンセーショナルなものからはほど遠い事業は、我々の所有するFlightSafetyです。この会社は、私が知るどの様な事業によって提供される利益・恩恵と同じ物を顧客に提供します。(つまり、ごく当たり前のビジネス)そして継続性(耐久性)のある競争の優位性を保有します。一番良いところではなく、その他のフライト・トレーニングを提供する会社に行く事は、手術の手続きで安い(金額を)入札をしてきたところを選ぶのと似た様なものです。

しかし、この事業は売り上げを伸ばそうとした場合、収益の内のかなりの額を再投資することが求められます。1996年に我々がFlightSafetyを買収した時、その税引き前の事業収入は1億1100万ドルでした、そして固定資産の純投資額は5億7000万ドルでした。我々が買収してから、償却分は総計で9億2300万ドルに達しました。しかし、資本支出は、16億3500万ドルに達し、そのほとんどは 次々と導入される新しい飛行機の機種に対応するため のシミュレーターへ(の投資)のものです。(一つのシミュレーターは、1200万ドル以上のコストがかかり、そして我々はそれらを273所有しています。)

償却分を差し引いた我々の固定資産は、現在10億7900万ドルになります。2007年の税引き前の事業収入は2億7000万ドルで、1996年の1億5900万ドルから増えています。この増加は、我々にとって良い、しかしSee’sの様な物とはほど遠い、5億900万ドルの追加投資から、(この)利益を得ています。

従って、もし経済的な収益の観点で見た場合、FlightSafetyは素晴らしいですが、飛び抜けて素晴らしい事業ではありません。”より多く稼ぐには-もっとお金を費やす”経験は、ほとんどの企業で経験する事です。例えば、行政の規制のあるユーティリティ(ガス、水道、電気等)事業に対する我々の巨額の投資は、まさにこの分野に該当します。我々は、今からこの先10年の間に、この事業において非常に多くのお金を得る見込みです、しかし、我々はそれを得るために何10億ドルの(巨額の)投資をしています。

それでは、”とんでもない”方へ話を移しましょう。いわば最悪の事業は、急速に伸びており、継続した伸びを手に入るために巨額の資本が求められるもので、そしてそれで少ししか、またはまったく稼げないものです。飛行機会社(業界)を考えてみて下さい。継続した競争における優位性は幻想に過ぎない事が、ライト兄弟達の時代から、証明されています。本当のところ、もし先見の明がある資本家が、 Kitty Hawkにいたとしたら、彼は、Orville(ライト兄弟の弟)を撃ち落とした人を彼の継承者として選んだ事でしょう。

航空機業界は、最初の飛行から止めどもない資本投資が要求されます。伸びに魅了された投資家は、本当ははねのけるべき時に、底なしのピット(一般には穴の意味です。)にお金を注ぎ続けています。そして、私は、恥ずかしい事ですが、1989年にバークシャーがUS Airの優先株を購入することで、この馬鹿げたことに参加していました。われわれの小切手のインクが乾いて行くたびに(追加投資を積極的に行なわないことで)、その会社は急降下して行きました。そして、我々の優先された配当金が支払わなくなるまでに、それ程の時間はかかりませんでした。

しかし、我々は非常な幸運に恵まれました。再回復期、しかし常にそれは誤った道しるべなのですが、航空機業界に対する楽観的な見方が爆発しました。1998年に我々は、十分な利益を得て、我々の株を実際に売る事ができました。我々の売却から10年を経て、その会社は倒産しました。2回も。

まとめに入りましょう。3種類の”セイビング・アカウント”(いわゆる日本の銀行が提供する貯蓄預金口座に該当すると思います)を考えてみて下さい。素晴らしいものは、飛び抜けて高い金利が支払らわれ、その金利は(長い)年月を経てさらに上昇します。良い物は、魅力的な金利を支払い、貯金額を増やすと利息が増えます。最後に、とんでもない口座は、十分ではない金利の支払いと、お金を追加する事が求められ、それに対する収益は失望する物です。

(ここで一旦終了します。このセクションは、この後、もう一回のエントリーで終わります。)

バフェット氏は、バークシャーが買収した会社を3種類に分けて説明しています。このセクションのタイトルは”我々の事業: すごい、良い, とんでもない”(原題:”Businesses - The Great, the Good and the Gruesome")
彼の基準は、かなり高いと思いますが、この3つの分け方は考え方として、非常に理にかなっていて、納得のいくものだと思いました。また、バフェット氏の買収した事業に対する見方の基準としても、この区分けは非常に興味深いものでした。

このセクションのこの後の話も非常に興味深い物です。乞うご期待下さい。

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