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3月19日の米国市場 

19-Mar-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 12099.66 -293.00 (-2.36%)
Nasdaq: 2209.96 -58.30 (-2.57%)
S&P500: 1298.42 -32.32 (-2.43%)

本日の主なニュース

昨日のGoldmanとLehmanに続き、投資銀行大手のMorgan Stanleyが四半期の決算を発表しました昨日発表の2社と似た形で、大幅な減益となったもののアナリストの予想よりも良い結果でした。

配当支払い後の純利益は15億3000万ドルでEPSは$1.45でした。昨年同期は26億6000万ドル、EPS$2.17で、利益は前年同期に比べ42%の下落となりました。アナリストの予想はEPS$1.03で、予想よりも大幅に良い(予想に比べれば、悪くなかった)結果でした。
Morgan Stanley 1Q profit tops estimates

住宅都市開発省の建設業者監督局(Office of Federal Housing Enterprise Oversight)は、Fannie MaeとFreddie Macと共同で、米国住宅ローン市場に対する流動性を高めるための新たなイニシアティブを発表しました。このイニシアティブによって、住宅ローンを担保にした債券/証券市場に 最大2000億ドルの流動性を提供するものとしています。

今回発表されたイニシアティブは、GSEs(Government-Sponsored Enterprises)に対してOFHEOが定めた30%の剰余金を持つ制限を20%に緩め、それを住宅ローンとMBSに投資する事を許可したものです。(注)MBS: Mortgage-backed security - 住宅ローンを担保にした証券 Wikipediaの説明) また、将来、この制限事項をさらに緩める事も考慮するとのことです。このOFHEO指定の要求事項の削減と3週間前に発表されたポートフォリオの上限の撤廃により、Fannie MaeとFreddie Macの2社が最大で2000億ドルの住宅ローン担保証券を保有する事が可能となるとしています。
OFHEOニュースリリース
OFHEOニュースリリース-2

この発表で、本日GSEの2社の株は、Fannie Maeが8.82%, Freddie Macが14.91%上昇しています。

Visaが株式公開しました。株価は本日30%以上上昇する等、投資家の期待が高まっています。(ちょっと行き過ぎと思いますが、、、)今回のIPOは米国の歴史で最も大きな上場となりました。添付の記事にも書いてありますが、Visaの場合、消費者に対しての貸し付けを経理上行なっておらず、カードの使用取引手数料で収益を上げています。そのため、現在市場が懸念している大きな問題の一つのクレジットの問題が収益に影響ない事が、大きな好感材料となっているようです。
Visa stock soars in market debut

クライスラーが3月の米国の売り上げが昨年同期に比べ大幅な下落となる見込みを発表しました。
Chrysler sees "big" drop in March U.S. sales

市場終了後に、Nikeが四半期の決算を発表しました。純利益は4億6380万ドル,EPS92セントで昨年の同期の3億5080万ドル、EPS68セントから大幅に(32%増)上昇しています。好決算の理由としてはエマージング・マーケットでの売り上げが急速に伸びており、またドル安が貢献したとの事です。
UPDATE 1-Nike 3rd-qtr net profit up 32 pct on int'l sales

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)昨日の驚異的な上昇の反動か、多少なりとも下落しています。Morgan Stanley, Wachoviaは上昇しています。

(住宅)日中はOFHEOの発表を切っ掛けに大幅に上昇しましたが、引けにかけて多少なりとも落ち着いて終了しています。

(小売り)下落しているところが多いですが、下げ幅は大きくありません。

(テクノロジー)主要なところはほとんど下落しています。しかも下げ幅はそれなりに大きいです。昨日、市場終了後に好決算を発表したAdobeは9%の上昇となりました。

まとめ・コメント

昨日の大幅な上昇から明けた本日は、Morgan Stanleyが市場開始前に決算を発表、昨日のGoldmanとLehmanに続き、こちらも大幅な減益ながら、市場予想よりも良かったため、ファイナンスセクターは、昨日に続き、上昇して始まり順調なスタートを切りました。日中はかなり上昇しているところが多かったのですが、Merrill Lynchがクレジット・デフォルト・スワップの契約でXL Capital Assuranceを訴えた事の報道等もあり、一転してファイナンス・セクターは下落トレンドとなりました。

また、一株2ドル相当で買収されると発表されたBear Stearnsですが、JPMorganと買収価格に関して再交渉し買収額が上がるのではとの噂、 (WSJ等でも投機家の動きとして報道されています)から、投機的な動きで株は昨日は大幅上昇、今日も上昇し、結局下落となりましたが、株価は本日終値で$5.26となっています。

建設業者監督局が発表した新たな政策が好感されFannie MaeとFreddie Macの株価は大幅上昇しました。しかし、市場全体としては、好材料として最終的には受け取られなかった様です。ただし、昨日の上昇が行き過ぎとも言えるので、市場全体の動きが調整として下落したと考えれば、今日の下落は大きいですが、ある程度いたしかたないものだと思います。

昨日は、急激な上昇によって積み上がっていた空売りのポジション解消を呼び上昇を加速、今日は再び空売りと利益確定売り、といったことが急上昇と下落の要因の理由の一部とは思います。 しかし、昨日は大幅上昇、今日は下落と相変わらず不安定な状況が続きます。

決算発表を見ていて気になるのは、ファイナンス関連の企業は大幅な減益、住宅関連の企業は記録的な赤字を発表しているにも関わらず、大幅な上昇となったりしていることです。これは、やはり投機的な取引が相対的に増加していることを示していると思います。

米国経済はリセッションに既に入っているとの見方が大勢を占める様になってきた様です。一方で、今日のナイキの結果、先週のマクドナルドの順調なビジネス動向、多数のテクノロジー企業が増益を発表する等、ビジネス全体の動向が下落トレンドに向かっているのではなく、特定のセクターが極端な動きをしていることも着目する点かと思います。

これで一旦は落ち着き、4月中旬から本格的に始まる企業の第1四半期の決算発表結果を待つ様になるのかが、短期的には注目かと思います。ただし、本筋としては中長期のトレンドがどうなっていくのかが非常に重要だと思います。

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