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3月20日の米国市場 

20-Mar-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 12361.32 +261.66 (+2.16%)
Nasdaq: 2258.11 +48.15 (+2.18%)
S&P500: 1329.51 +31.09 (+2.39%)

本日の主なニュース

ニューヨーク連邦準備銀行が、先日(3月11日)発表したばかりのTSLF(Term Securities Lending Facility)の条件を変更する事を発表しました。

ニューヨーク連邦準備銀行プレスリリース

以下、変更点の概要に関して、上記プレスリリースから要訳します。

前回発表したSchedule 1 collateralだけではなくSchedule 2に対して貸し付けを行なう。

TSLFの運用の進捗を促進するため、 Fedは、前回発表したAAA/AaaレートのRMBS(Residential Mortgage-Backed Securities)とOMOのcollateralに加え、CMOs(Collaterlized-Mortgage Obligations)とAAA/AaaのレートのCMBS(Commercial Mortgage-backed Securities)を含むSchedule 2 collateralをリストに加えた。

(要訳終わり)
これにより、銀行は前回発表されたCollateralsよりも幅広い種類のものを担保に融資を受ける事ができる様になると見られています。

Moody’sがWshington Mutualのレーティングをアップグレードした事を発表、このニュースで株価は19.2%も上昇しました。

Keefe Bruyette & WoodsがFannie MaeとFreddie Macのレーティングをアップグレードし、両社の株は、11.69%と8.96%それぞれ大幅に上昇しました。

Fedが、大手投資銀行は先週、新しい貸し付けのファシリティーを使用して一日に平均134億ドル借りていたことを明らかにしました。具体的な投資銀行の名前等は明らかにしていませんが、Goldman, Lehman, Morgan Stanleyは新たな貸し付けのファシリティーを試していると語っています。昨日の貸付額は288億ドルに達したそうです。これに加え、来週からはTSLFを開始し最大2000億ドルを貸し付ける予定となっています。

Investment firms tap Fed for billions

Citigroupは、投資銀行と証券取引業務において2000人を削減する事を発表しました。これは、1月に発表された4200人の人員削減とは別の新たな追加削減との事です。
Citigroup cuts 2,000 jobs: source

フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した製造業の3月の景況調査結果は、後退を示す数値でしたが、エコノミストの事前予想よりは良かったとのことで、今日の市場のセンチメントの向上に寄与した様です
Business Outlook Survey(フィラデルフィア製造業景況調査)

尚、良いニュースばかりではなく、労働省が発表した先週の失業手当申請件数は合計で37万8000件となりその前の週と比べ2万2000件の増加となりました。申請件数は過去2ヶ月間で最も高い水準との事です。また、新規申請件数は4週間の平均は36万5250件で、これは2005年のハリケーン時の洪水による被害が発生した時以来で最も高い数値との事です。
Reports suggest economy weakening more

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)ほとんどが昨日の下落分以上に上昇しています。

(住宅)主要企業の株はほとんどが10%近い大幅な上昇となっています。(一部は10%を上回っている)

(小売り)5%前後の大幅な上昇をしているところがほとんどです。

(テクノロジー)数%程度上がっているところが多い様に見受けられましたが、HPは下落、Googleもほとんど上がっていません。(ずっと下落していたのですが、最後になって上昇に転じました)配当を10%増やすと発表したIntelは、3.13%の上昇でした。

まとめ・コメント

昨日の下落から再び一転して、本日は上昇となりました。主なインデックスは昨日の下落分を今日の上昇でほぼ取り戻しています。

次から次へと発表されるFedのファイナンス業界への救済措置(私の視点での表現です。正式には流動性を向上するための緊急融資措置)、さすがにFedここまで踏み込んでくると、ファイナンスや住宅セクターの株が大幅な上昇するのも当然とも言えます。

しかし、Fedがここまで踏み込んだ措置を取ると言う事は、それだけ、状況が深刻で危機的な状況にあることの表れだと思うので、一時的な効果は絶大だとは思いますが、中長期の視点で見た場合、予断は許さないと思います。

完全な想像ですが、住宅ローンを担保にした証券の市場は本当に深刻な状況だったのだと思います。今の時点で見ると、Bearは貧乏くじを引いて、他はFedに助けてもらって息を浮き返した、と言ったところだと思います。

今日のニュースを見た場合、ファイナンスがお祭り状態で大幅上昇するのは、分からなくもないのですが、住宅や小売りも大きく上がっているところが、個人的にはあまり納得いきません。

明日は米国市場はお休みです。今週は、今日の上昇で、ここ4週間の中で初めての上昇した週となりました。ただし、市場心理は再び楽天的な方に向きつつある様に思えます。一方で、先週から今週の市場の動きを見ていると、投機的な取引が非常活発になってきている様に思えます。

Fed関連のニュースが中心で、あまり話題等になっていませんが、今日のCitiの発表や昨日の大手自動車メーカの発表からも、大手の企業が人員削減を加速しています。生き残るためには必要な事ですが、これにより失業者が今後増えていく可能性が高くなってきています。

個人的な見方としては、ドミノが再び並べられてきている状態になってきている様に感じています。あまり日々のニュースや市場の動きに惑わされずにいきたいと思います。

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