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3月28日の米国市場 

28-Mar-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 12216.40 -86.06 (-0.70%)
Nasdaq: 2261.18 -19.65 (-0.86%)
S&P500: 1315.22 -10.44 (-0.79%)

本日の主なニュース

米国の大手デパートメント・ストア(デパート)チェーンのJ.C. Penneyが、従来のEPS75から80セントの第1四半期の利益予想を50セントに引下げました。ウォールストリートの予想は75セントで、その3分の2程度になると、警告しました。(プロフィット・ワーニング)

既存店(開店後最低1年経過)の3月売り上げは、最低でも10%の下落を予想しており、5月3日に終了する四半期を通した場合、”一桁の高い数字(後半)”となるとの見通しを示しました。

J.C. Penneyの株価は本日7.5%下落しました。

消費者支出の冷え込みを示唆する、このJ.C. Penneyの発表から、市場は再びリセッションの懸念が高まった様です。

J.C. Penney Slashes 1Q Profit Forecast

米個人向け住宅建設販売の大手KB Homeが四半期の決算を発表しました。結果は2億6820万ドル、一株当たり3ドル47セントの赤字でした。(アナリストの予想平均は一株$1.166、最高-0.11, 最低-2.20) 売り上げは、昨年同期に対して43%下落の7億9420万ドルでした。株価は本日4.85%下落しました。

KB Home Posts Big Loss for 1Q

発表された3月のミシガン大学消費者信頼感指数は、69.5で、1992年2月以来(68.8)で最低の数値となりました。
Consumers, inflation weaken as slowdown drags on

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)主要ところは全て下落しています。LehmanがBofAのアナリストのアップグレードを切っ掛けに上昇しましたが、結果的には下落となっています。比較的に大きく下がったのは、Merrill Lynch 4.7%, American Express 3.75%等です。

(住宅)下落しているところが多いですが、下げ幅はそれ程大きくなかったです。Lennarは微増でした。

(小売り)下落しているところが多いです。

(テクノロジー)ほとんどが下落しています。その中でApple 1.97%, Yahoo 3.2%上昇しているのが目立ちました。Appleの上昇は、BofAのアナリストが3GのiPhoneが第2四半期に売り出される、との見方を明らかにしたからとのことです。Yahooの上昇の理由は分かりません。(MSFTの買収提案受け入れの観測が高まった?)Googleは日中は上昇していたのですが、結局下落(-1.35%)となりました。

まとめ・コメント

KB Homeの四半期の決算は予想をはるかに上回る大赤字となりました。その割には、住宅セクターは大きく崩れる事なく、堅調に推移しました。

上記添付記事の中で、KB Home CEO Mezger氏の発言が引用されています。要旨としては、「短期的に改善の兆しは見らない。また、消費者のコンフィデンスが改善し、住宅供給の過剰な現在の上昇が改善するまでにはまだしばらく時間がかかるだろう。」と語ったとの事です。

Mezger氏は、以前から市場が厳しい状況にあると語り、先行きに関しても非常に慎重な見方を示していました。個人的には、彼の発言は非常に率直で、好感するのですが、市場関係者は彼の発言はあまり受け取らずに売買をしている様に思っています。

今日のKB Homeの株は約5%の下落でしたが、アナリストの予想平均はおろか、最低の予想の数字よりもはるかに悪い決算を発表して、この程度の下落とは個人的には信じられません。Oracleが25%の増益の決算発表をして、大幅な赤字を発表した住宅建設販売会社の株よりも株価が下落するのは、おかしいと思うのですが、短期の株の動きと言うのはまあ、こんなもんだと、自分なりに納得しています。

著名なアナリスト、OppenheimerのMeredith Whitneyが昨日のCNBCでMerrillとCityは配当を(完全に)減らさなければならないだろうとの見方をし、今後銀行系の配当が引下げられる観測を引き起こしています。このニュースが切っ掛けで、 ファイナンス・セクターの株は今日も下落しました。

J.C. Penneyのプロフィット・ワーニングもかなりインパクトがあった様で、小売りのセクターは下落となりました。

先週のBear Stearnsの救済を含む、Fedの金利引き下げと積極的な市場介入によって、大きく改善した市場センチメントは再び先行きに対して慎重な見方へと変わってきています。個人的には、住宅セクターが投機的な動きから、現状にそぐわない株価水準にあり、下落のリスクをはらんでいると思っています。

ただ、株価は短期的にはセンチメントで大きく変わるので、自分の見方はそれ程大きな意味はないと思っています。問題は、住宅市場の低迷が長期化することによって、消費者のセンチメントが急速に冷え込み、また、実経済へも大きく影響を及ばす事を懸念しています。

後数週間後には、企業の第1四半期の決算発表が本格化します。決算結果が景気の停滞を明確に示唆する様になるのかどうかが重要な分かれ目だと思っています。今までの時点では、自動車、住宅、ファイナンスは赤字、大幅な減益となる会社が続出しており、セクターの市場環境が明確に悪化している一方で、国際的な事業を展開する会社は堅調な決算、増益となっています。テクノロジーに関しても、ほとんどの企業が増益となっており、セクター間で明暗が分かれています。今まで順調にきていた企業の決算が第1四半期にどうなるのかは、短期的には大きなターニングポイントになるのでは、と思います。

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