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4月24日の米国市場 

24-Apr-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 12847.90 +84.68 (+0.66%)
Nasdaq: 2428.92 +23.71 (+0.99%)
S&P500: 1388.78 +8.85 (+0.64%)

本日の主なニュース

(経済指標関連)

米国商務省 国勢調査局が発表した3月の新築住宅の販売結果は、修正後の2月の季節要因を考慮した年間販売換算数に対して8.5%の下落、昨年の3月と比べた場合36.6%の下落となりました。この結果は、過去16年半の中で最も低い数値とのことです。販売価格の中央値は22万7600ドルでした。これは、昨年3月と比べ13.3%の下落で、一年間の価格の下落の幅としては、1970年7月に記録した14.6%以来で最も大幅な下落となりました。在庫は、現在の販売ペースで11ヶ月分あるとのことです。

米国商務省プレスリリース

New home sales plunge to lowest level in 16 1/2 years

(企業決算関連)

Fordが発表した第1四半期の結果は、赤字の予想に対して、1億ドルの黒字でした。尚、Fordは2008年は赤字となること、売り上げの見込みに関しては引下げることを同時に発表しています。
Ford swings to $100M profit in 1Q, surprises Wall Street

3Mの発表した第1四半期の結果は、利益が28%減の9億8800万ドル、EPS$1.38でした。売り上げは、9%上昇し64億6000万ドルでした。減益ではありますが、アナリストの利益の予想EPS$1.35を上回りました。また、08年の年間の収益見込みに関しては、従来の一株当たり$5.48を堅持すると発表しました。3Mの株価は、本日1.64%の下落となりました。

3M 1Q profit fell from year-ago, but beats expectations

市場終了後にMicrosoftが四半期の決算を発表しました。結果は、昨年同期に比べ11%下落の43億9000万ドルの利益、EPS47セントでした。結果はアナリストの予想EPS44セントを上回っています。また、次の四半期の利益見込みを一株当たり45セントから48セントに引き上げました。しかし、発表後のアフターアワーズでの取引では、5%近い大きな下落となっています。

Microsoft 3Q profit falls from Vista-heavy 2007 quarter

(市場関連全般)

今日の市場の大幅上昇に大きく寄与したのは、なんと言ってもファイナンス・セクターです。このファイナンスセクターの大幅上昇の切っ掛けとなったのは、Deutsche BankのアナリストMike Mayoの調査レポートです。このレポートで、投資銀行の損失計上は収束に向かい、クレジット市場の混乱は終わりが近いだろうと書かれており、市場は大きく好感した様です。

Sector Snap: Investment Banks rise

主なセクター・株の動き

(ファイナンス) 大幅に上昇しているところが多いです。Goldman 5.26%, Merrill Lynch 7.08%, Morgan Stanley 6.35, Lehman Brothers 6.16%それぞれ上昇しています。

(住宅)  主要なところはほとんど上昇しています。

(小売り)昨日、プロフィット・ウォーニングを発表したStarbucksは、10%を超える大きな下落となりました。

(テクノロジー)全般的に上昇しています。

まとめ・コメント

米商務省が発表した3月の新築住宅販売結果は、かなり悪く、上にも書きましたが、販売状況は過去16年以上の中で最低のペースとなり、住宅販売価格に関しても大きく下落しました。価格が大きく下落しながらも、販売は落ちると言うのは、非常に深刻な状況だと思います。さらにFedの金利の引き下げにより、住宅ローン金利もかなり低い水準になってきていることも考慮すると、本当に問題だと思います。

しかし、今日の市場は、大きく上昇しました。上昇の理由の大きな一つは、上でも取り上げましたが、Deutsche Bankのアナリストがファイナンス企業の損失の計上は収束に向かっているとレポートで書いたことがきっかけとなり、ファイナンスセクターが大きく上昇したことです。CDS(Credit Default Swap)のプレミアムも急速に下がってきている様なので、確かにCDO等のストラクチャード・ファイナンスの市場に関してはある程度収まり、峠は過ぎたとは、私も思います。

市場としても、これでクレジットの問題、混乱は解決に向かうのではといった期待が高まっていたので、今回のレポートをきっかけに急速にセンチメントが回復したことは理解できなくもありません。しかし、ファイナンス関連に関してはそれ以外にも問題が多く、住宅市場の深刻な不況による副作用の影響はまだまだこれから多く発生してくると思っています。

市場全体は上昇しましたが、その中で3Mは決算結果は減益ながらもアナリストの予想を上回り、また今後の見込みを維持したにもかかわらず、株価が下落したことは興味を引きました。市場終了後にMicrosoftが決算を発表し、こちらも減益ながら予想を上回り、さらに今後の見込みを引き上げたにもかかわらず、こちらもアフターアワーズでですが、下落となっているところは、結果に対する株価の反応としては似た形になっています。Microsoftの場合、好決算となるだろうとの見方が強く、ここ1週間でかなり(30ドル前後から、32ドル近くまで)上昇していたので、結果が期待した程良くなかったこと等から売られた、と解釈することもできるかと思います。

上には書きませんでしたが、市場終了後にAmerican Expressが決算を発表し、結果は減益でしたがアナリストの予想を上回ったとのことで、アフターアワーズで4%近くの上昇になっており、Microsoftとにた様な傾向(減益ながら、アナリスト予想より良い)でありながら、全く逆の株価の動きになっています。これは、ファイナンス・セクターに関しては、今の結果が多少悪くても好意的に解釈される傾向を端的に示している様に思います。

また、興味深いのは、今日の市場で住宅関連のセクターも大きく上昇していることです。発表されている市場の統計結果、関連企業の決算は大幅な赤字を発表するところが続いているにもかかわらず、今年に入ってから住宅セクターの株は大きく上昇しています。このまま済むとは思っていないのですが、中長期的にどうなるのか注目しています。


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