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4月28日の米国市場 

28-Apr-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 12871.75 -20.11 (-0.16%)
Nasdaq: 2424.40 +1.47 (+0.06%)
S&P500: 1397.84 -1.49 (-0.11%)

本日の主なニュース

(市場全般)

株式を公開していないプライベートの会社Marsが、シカゴのWilliam Wrigley Jrを一株80ドル、約230億ドルで買収することを発表しました。買収価格は、Wringleyの金曜日の終値に対して、28%のプレミアムが付いています。Marsは、SnickersやM&Ms等のチョコレート製品で有名な大手の会社です。Wrigley'sは、チューイングガムの大手で、Juicy Fruit, Orbit, Extra, Big Red等のブランドの商品を製造販売しています。Wrigleyは、1891年に創業された歴史のある会社で、Wrigley家によって創業時からずっと経営されていました。

Marsは、買収金額の調達に当たってウォーレン・バフェット氏の経営するBerkshire Hathwayに打診し、バークシャーは資金援助をすることを承諾したとのことです。現在の予定では、バークシャーが、買収後に設立されるWrigleyの子会社の株21億ドル分を購入するとのことです。

同時にWrigleyは、第1四半期の決算を本日発表しました。結果は、1億6860万ドルの利益、EPS61セントで昨年の同期から18%の増益となっています。Wrigleyの株価は、本日23.2%, $14.46上昇し、$76.91で終了しています。(買収提案価格より若干低い)

Mars buying gum maker Wrigley with financing from Buffett

上記のMarsによるWrigleyの買収の発表に関連して、CNBCの電話インタビューに対してバフェット氏が答えた話の中で、米国のリセッションは、多くの人が考えているよりもさらに厳しいものになるのでは、との見方を示したことが、報道されています。以下、それに関連する記事の添付とその抜粋です。

Buffett says recession may be worse than feared

この記事の中で、バフェット氏の発言として引用されている部分の邦訳を以下に記します。

「これは、私の専門分野ではありませんが、私の一般的な感覚として、(今回の)リセッションは、ほとんどの人が思っているより長く深刻なものになると思います。」「今回のものは、短く、浅いものではないでしょう。」

週末のエントリーで、投資家のセンチメントが上昇していると書きましたが、その一方でMorgan Stanleyのアナリストが顧客に対してファイナンシャルの株を売る様に推奨し、現在のクレジットクランチはまだ始まったばかりだと言っているとのロイターの記事が報道されています。以下にリンクを添付します。

Morgan Stanley see big bank woes just beginning

投資家のKirk Kerkorian氏が、Fordの株を4.7%取得したことを発表し、更に追加で一株$8.5で最大2000万株まで購入する予定との声明を行いました。追加購入で提示した$8.5は、金曜日の終値から13.3%のプレミアムを付けた価格です。Fordの株は本日9.5%上昇し、$8.21で終了しました。
Kerkorian seeks to boost Ford stake, citing solid turnaround

(企業決算関連)

米健康保険業大手のHumanaの四半期の結果は、利益が13%の上昇で市場の事前予想を大きく上回りました。また、2008年の利益見込みに対しても、一株当たり$4.10から$4.35の間に引き上げました。(その前は、$4.00から$4.25) Humanaの株価は、本日3.34%上昇しました。

Humana profit rises 13 percent

携帯電話サービス大手のVerizonの四半期の結果は、17億4000万ドルの利益、EPS61セントでした。昨年のEPSは60セントで1セント上昇しています。アナリストの予想はEPS61セントで、結果は予想に合致しています。株価は本日2.46%上昇しました。
Verizon Profits Match Estimates, Sales Rise

市場終了後にVisaが四半期の結果を発表しました。結果は、3億1400万ドルの利益で、EPS39セントでした。昨年に比べ28%の上昇となっています。Visaは先月IPOしたばかりで既に大幅な上昇を続けてきていたのですが、今日の決算発表後のアフターアワーズでは5%程度下落しています。
Visa quarterly net income rises 28%

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)上昇したところと下落したところに分かれていますが、変動の幅は大きくありません。

(住宅)  今日も主要なところはほとんど上昇しています。

(小売り)下落したところが多い様に思えましたが変動の幅はそれ程大きくありません。BestBuyは上昇しています。

(テクノロジー)上昇と下落に分かれています。主要なところで上昇したのは、Intel, Apple, Google, Sun Micro, Motorolaで、下落したのは、Microsoft, Yahoo, Cisco, TI, IBM等です。

まとめ・コメント

週末のエントリーで、投資家(ファンド・マネージャー)の間でクレジット・クランチは最悪の時期を脱し、企業決算動向も心配した程悪くない等の理由から市場に対して楽観的な見方が増えている。 (Barron’sの記事等) また、ヘッジファンドが債券を売り、株を買う動きがここ2週間で活発になってきている。(WSJ、FT)、といった記事を取り上げましたが、上に書いた様に今日の朝、報道されたMorgan Stanleyのアナリストの話や、バフェット氏のリセッションに対する見方についての報道があり、対照的な見方の報道がされています。(バフェットさんは以前からその様に言っていました。)

物価の上昇、原油の高騰や商品の高騰により当面の間は、さらなる物価の上昇の見込み、失業率の上昇、人員削減を行う企業が増えてきている、この様な状況の中で、消費者のコンフィデンスも下がってきています。また、住宅市場の低迷に関しては、回復の兆しはまだなく、販売価格が下落していることが明らかになっています。この住宅市場の低迷、住宅価格の下落に関連した悪影響はこれからもっと大きくなることが予想されます。

これだけの悪材料を考慮した場合、経済の先行きに対して当面はかなり厳しい状況となると考えることが自然だと思います。それに対して、米国の株式市場は多少調整はありましたが、かなり戻してきています。やはり、あまり楽観的な見方はできないのでは、と思います。

後は、どれだけ今後、好材料が出てくるか、にもよるかと思います。明日からFOMCが始まり水曜日にFedの金利政策が発表される予定なので、市場はFOMCの結果とFedの今後の政策待ちとなってきている様です。今回、Fedは25bpの引き下げを行い、その後は経済動向を見ながら柔軟に対応していく、といった姿勢を示すと見られている様です。

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