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4月29日の米国市場 

29-Apr-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 12831.94 -39.81 (-0.31%)
Nasdaq: 2426.10 +1.70 (+0.07%)
S&P500: 1390.94 -5.43 (-0.39%)

本日の主なニュース

(市場全般)

The Conference Boardが発表した4月の消費者コンフィデンスの指数は上昇修正された3月の65.9(1985=100)から下落し62.3となりました。 以下添付の関連記事によるとこの数字は、過去5年間で最低だそうです。
プレスリリース

S&P/Case-Shiller Home Price Indicesの2月の米国の中古住宅の価格は米国全体として悪化の傾向にあり、20の都市の指数は12.7%の下落、10都市の総合の指数は12.7%との下落となりました。

プレスリリースの中でStandard & Poor’sのChairman of the Index CommitteeのDavid Blitzer氏の以下の発言が引用されています。

「指数が底に達した兆候はありません」「一戸建ての価格は全国で引き続き下落しています。全ての20の大都市圏では、1月から2月にかけて下落となっています。さらに、20都市の内,19は一年間でマイナスとなっています。月ごとのデータでは、全ての都市が2007年の9月以来下落を続けています。その上、下落幅は20都市の内、8都市は急激に下がっており、どちらのコンポジット(10都市のものと20都市のもの)も、月の下落幅は最大を記録しています。」

(以下、プレスリリースからの引用です)
過去12ヶ月で大きく下落した都市は、Las VegasとMiamiで、それぞれ22.8%と21.7%の下落でした。この二つの市場は、2004から2005年にかけて、最も伸びた地域でそれぞれ50%, 30%を上回る年間の上昇を記録しました。

2月は、西海岸の市場が大きく下落しました。最もパフォーマンスが悪かったのは、サンフランシスコ、ラスベガス、そしてロサンジェルスでした。それぞれ、4%を超える下落となりました。Charlotteだけが、年間(過去12ヶ月)で上昇となりました。

プレスリリース

(企業決算関連)

Countrywideの第1四半期の結果は、8億9300万ドルの赤字となりました。これで、3四半期続けての赤字です。売り上げは昨年同期に比べ72%下落の6億7900万ドルでした。アナリストの予想平均は、一株当たり2セントの利益で、売り上げは15億ドルを見込んでいました。四半期でのCountrywideのローンの借入者の支払いの遅延は、約2倍となり9.3%となりました。約4.8%のローンの遅延は、90日以上支払いが滞っているものとのことです。

明るい話としては、住宅ローンの申請件数が第4四半期に比べ27%上昇し22億ドルとなったことです。そして、ローンを行う事業部は、税引き前で2億3200万ドルの利益を記録し、昨年の1億7100万ドルから上昇しています。Countrywideの株は本日若干上昇しました。

Countrywide loses $893 million in 1Q on rising loss reserve

MasterCardの第1四半期の結果は、利益が昨年同期に比べ倍増の4億4690万ドル、EPS$3.38でした。ブラジルの会社Redecardの株の売却益と顧客契約の完了に伴う収益効果を除いた分でも、EPS$2.59でアナリストの予想EPS$2.0を大きく上回りました。添付の記事に書いてあるのですが、特筆すべきはMasterCard, Visa, American Express, Discover Financial Servicesの2008年初め頃の結果は、どこも米国のカード保有者の消費額が増えているとのことです。MasterCardの場合、ドル建てでの(カード)決済額(消費額)は、昨年に比べ8.9%上昇の2590億ドルとのことです。ただし、アナリストのカンファレンス・コールで、CEOのRobert Selander氏は米国の消費者が住宅の装飾品等の贅沢品の購入を控える様になってきている傾向があり、消費者は非常に厳しい状況にあると認識していると語ったとのことです。平行して、米国外でのカードの使用は急速に上昇しており、カード使用による購入額は30%の上昇で3520億ドルに達したとのことです。地域としては、南米、南アジア、中近東とアフリカが特に伸びているとのことです。

MasterCardの株価は本日12.98%の大幅な上昇となりました。

MasterCard profit more than doubles as card use abroad rises

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)下落しているところが多いですが、幅はそれ程でもありません。Goldman, Wachovia, Merrillは上昇しています。尚、昨日市場終了後決算発表したVisaは、昨日のアフターアワーズでは下落となっていましたが、本日はMastercardの予想を上回る好決算が発表された後上昇となりました。

(住宅)  上昇と下落に分かれていますが、幅はそれ程大きくありません。

(小売り)上昇している方が多い様に思えました。目立ったのはWal Martで2.2%の上昇でした。

(テクノロジー)主要なところで目についたのは、IBM 0.95%, Apple 1.63%, RIMM 3.19%, Google 1.15%, Yahoo 3.52%がそれぞれ上昇しています。

まとめ・コメント

Conference Board発表の消費者コンフィデンスは予想よりは良かったものの、数字自体はかなり悪いものでした。また、S&P/Case-Shillerの発表した住宅市場の状況は、住宅販売価格の下落が大きく、下げ止まる様子がないことを示しており、住宅市場の低迷が深刻であることを再確認する様な結果でした。
この様な指標が発表されても、住宅セクターの株は今日も上昇するところがあるのには、あきれることを通り越して、買う気になる人がいることに感心してしまいます。

株式市場全体としては、昨日と同様多少変動しましたが終値はそれ程変わらない水準で終了しています。消費者コンフィデンスや住宅市場の指標等は悪くても、ほぼ予想通りで下落の材料にはならない、といった反応だった様な印象を受けました。

しかし、今日の決算発表でのMasterCardの結果には驚かされました。好決算になることは予想されていましたが、予想を超えるものでした。海外の事業が急成長しているのは想定の範疇ですが、米国内の事業に関しても伸びているのでは、買いが大きく入るのは十分に理解できます。MasterCardの結果につられ、Visaまで上昇となりました。両社ともバリュエーション的には(完全に)オーバーバリュー気味になってきていますが、今の市場状況と今後の動向を考えた場合、買いが集まる傾向になるのは理解できます。一方で、ダウンサイドのリスクはかなり高くなってきていると思います。

明日は、いよいよFOMCの発表です。また、その前に第1四半期のGDPの速報値が発表される予定です。ほぼ予想通りの内容になる様に思いますが、市場は発表に注視している様です。個人的には、金曜日に発表予定の失業率の結果によっては、そちらの方が市場に与える影響は大きいと思っています。実際どうなるのか、注目です。

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