主要インデックスの終値DOW: 12898.38 +66.20 (+0.52%)
Nasdaq: 2496.70 +1.58 (+0.06%)
S&P500: 1408.66 +5.62 (+0.40%)
本日の主なニュース発表された4月の物価指数は、食料品価格は大きく上昇したものの、全体としての伸び幅は0.2%に留まりました。市場予測は0.3%上昇で、予想を下回りました。コアCPIは、0.1%の上昇でこちらも予想を下回りました。
労働省プレスリリースTame April price rise eases inflation worry4月の住宅ローン遅延による抵当流れ(Foreclosure)の件数は、昨年4月に比べ65%の上昇となりました。
US foreclosure filings surge 65 percent in AprilFreddie Macの第1四半期の結果は、1億5100万ドルの赤字でした。一株当たりの損失は66セントで、アナリストの予想の92セントの損失よりも良い結果でした。結果発表と併せて、55億ドルの資金調達を行うことを発表しました。Freddie Macの株価は本日9.17%の上昇となりました。
Freddie Mac loses $151M in 1Q, but beats expectations主なセクター・株の動き(ファイナンス)上昇しているところが多いですが、幅は大きくありません。
(住宅) 上昇しています。目立って上昇したのは、Meritage Homes 8.03%, Lennar 6.41%等です。
(小売り)主要なところはほとんど上昇しています
(テクノロジー)上昇と下落に分かれています。ここ最近順調に大きく上昇していたGoogle, Apple, RIMMは、下落となりました。一方、昨日EDSの買収計画を発表し株価が下がったHPは、3.09%の上昇となりました。
まとめ・コメント発表された4月の消費者物価指数は、それ程上がらないだろうと予想はされていましたが、予想よりも更に低い伸びだったため、市場は好感した様で上昇して始まりました。引けにかけて若干調整的な形で下がり終了しましたが、市場のセンチメントはかなり良くなってきている様です。
住宅ローンの破綻件数が大きく上昇しているとの発表、Freddie Macの決算発表時に、CEOが住宅ローンの問題は2009年いっぱいは続きそうだとの見方を示したとの報道がありましたが、住宅メーカーの株は上昇、一部は大きく上昇しています。この様な住宅セクターの株の動きのトレンドがしばらく続いています。
本日のWSJの記事で、エコノミストの予想も2月の時点での予想よりも、リセッション回避の見込み、あるいは、リセッションになったとしても回復は比較的早いと予想する様な見方が多くなってきているとのことです。一方で、スタグネーションの可能性が高くなっており、景気の低迷は長引く恐れがあると言った見方もあり、今後の行方に関しては見方が分かれている様です。(悲観的な見方をする意見の方が少ない様ですが、、、)
全体としては、ここ数日市場はかなり落ち着いた動きをしていると思います。あまり過度に上昇していないのは、個人的には良いと思っています。