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6月5日の米国市場 

5-June-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 12600.54 +210.06 (+1.70%)
Nasdaq: 2549.94 +46.80 (+1.87%)
S&P500: 1403.53 +26.33 (+1.91%)

本日の主なニュース

Verizon WirelessがAlltelを281億ドルで買収することを発表しました。これにより時価総額でVerizonはAT&Tを抜き全米第1位の携帯電話サービス会社となりました。この発表から本日は、Verizonの株式の55%を所有する親会社のVerizon Communicationsの株価は5.35%と大きく上昇しました。また、Verizon Wirelessの残りの株式を所有するVodafone Groupも3.8%上昇しました。
Verizon Wireless to buy Alltel in $28.1 bln deal

原油価格は、本日は大幅に上昇し、New York Mercaqntile Exchangeでの7月の供給の原油の価格は$5.49上昇し$127.79で終了しました。今日の上昇は、ユーロに対するドル安とインフレに対するヘッジが大きな要因の一つとのことです。また、メキシコの供給量が減少するのではとの見方があり、それがもう一つの主な理由の様です。
Crude futures climb more than $5 as dollar sags

発表された5月の小売店の売り上げ結果は、2.5%の上昇で最新予想の1.2%の上昇を大きく上回りました。上昇に大きく貢献したのは、Wal-Martで、ガソリンを含まない既存店の販売は3.9%の上昇と非常に好調でした。 Wal-Martの売り上げ増のアナリストの予想の平均は1.6%で、結果は大きく予想を上回っています。ガソリンを含んだ場合の既存店の売り上げは4.4%の上昇でした。
Retailers report mixed, mostly gloomy, May sales

昨日United Airlinesの親会社UAL Corpは、燃料費の高騰と景気の停滞による影響から人員削減と国内機の削減等のリストラクチャリングの計画を発表しましたが、本日はContinental Airlinesが、3000人の人員削減とキャパシティを11%削減することを発表しました。この発表後の本日Continental Airlinesの株価は、4.83%上昇しました。
Continental Airlines to cut 3,000 jobs, capacity

Mortgage Bankers Associationが、第1四半期に抵当流れになった住宅件数(Foreclosures)と支払い遅延数は、過去最高を記録したと発表しました。住宅ローンの内抵当流れとなった割合は0.99%で、07年第4四半期の0.83%から記録を更新しました。支払い遅延の割合は、昨年第4四半期の5.82%から、6.35%に上昇しました。これらは、記録を取り始めた1979年からで最も高い数値とのことです。

サブプライムのARM(Adjustable Rate Mortgage: 変動金利型の住宅ローン。通常固定期間をあらかじめ決め、期間終了後は変動となる)の抵当流れの比率は、昨年第4四半期の5.29%から6.35%に大きく上昇しました。また、支払い遅延件数は、20.2%から22.07%に増加しました。Mortgage Bankers Associationの調査は、4500万件の住宅ローンをカバーしているとのことです。

また、プライムの抵当流れ、支払い遅延も増えているとのことです。プライムのARMの破綻(抵当流れ)、支払い遅延も大きく上昇しています。(Foreclosure 1.55% from 1.06%, Delinquency rate rose to 6.78% from 5.51%)

Home foreclosures set record in first quarter

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)ほとんどが上昇しています。大きく上昇したのは、Lehman 7.80%, Discover Financial 5.83%, American Express 3.92%, Morgan Stanley 2.84%, Goldman 2.61%の上昇でした。Bank of Americaは若干下落しています。

(住宅)  ほとんどが下落しましたが、下落幅はそれ程大きくありませんでした。(大きく下落したところで数%程度)

(小売り)ほとんどが上昇しています。Wal-Martは3.68%の上昇でした。

(テクノロジー)ほとんどが上昇しています。上昇で目についたのは、HP 3.63%, Cisco 2.91%, Microsoft 2.76%, NVIDIA 2.52%, Google 2.46%, Broadcom 2.31%, Apple 2.29%等です。

まとめ・コメント

本日は、朝に発表された失業保険の申請件数が先週に比べて減少し、4月中旬に記録した最低のレベルに近い水準となったことと、小売店の売り上げ状況が予想以上に良かったこと等から、上昇して始まり午後一旦は多少調整的な戻しがあったものの、再び上昇に転じ昨日に比べ大幅な上昇で終了しました。

Verizon WirelessによるAlltel買収発表もセンチメント向上に寄与した様です。以下に今日の市場の動きについての記事を添付します。
Stocks rise following jobs report, retailer data

上記記事の中でVerizonの買収発表は、企業が事業投資に積極であることの表れである、と好意的に解釈している業界関係者のコメントが引用されています。確かに上の記事に書かれている様な、失業件数がそれ程上がっていないと思われること、予想よりも良い小売店販売状況、そして、活発な企業の買収の動き等が今日の上昇の理由だった様に私も思います。

一方で、原油価格は再び上昇となったこと、小売店の販売結果はWal-Martを除いた場合はそれ程良い訳でないこと等、状況は明らかに良くなっていることを示している訳ではありません。また、S&PがAmbacとMBIAのFinancial Strengthのレーティングをダウングレードしています。(しかし両社の株は、下がらずに微増となっています。両社は昨日ムーディズのダウングレードされて大きく下落したので、今日のニュースはあまり影響なかった様です。)Lehman Brothersは本日大幅な上昇となりました。ファイナンス・セクター全体としても大きく上昇しました。今日の上昇は、ここ最近ある程度急速に調整的な下落が続いていたことの反動もあったのではと考えています。

テクノロジーに関しては、昨日市場終了後にAlteraが好決算を発表し、また第2四半期の売り上げ見込みに対して強気の見方をしていることを明らかにしました。テクノロジー・セクター全体としても顕著な業績を発表し、今後についても堅調な見込みを示すところが多いことが、(ようやく)評価されつつある様です。

少し気になるのがAppleで、今年に入ってから一旦は大きく下落したものの、その後大きく値を戻し再び過去最高値に近い水準になってきています。来週、iPhoneの3G対応の新機種の発表が予定されており、また、新たなサービスの開始や低価格機(あるいは現行機を流用か)投入の噂、日本・スペイン市場への年内参入等、好材料は確かに多いのですが、バリュエーション的には既に非常に高い水準にあります。(個人的には完全にオーバーバリューになってしまっている、と思っています。尚、私はAppleが個人的には大好きです。)

また、Appleの上昇と関係してか、ここにきて3G関連の企業(サービス、コンポーネント、その他もろもろの)の株がどこも大きく上がってきているのも気になります。テクノロジーも一部の株に関しては、バリュエーション的にもかなり高水準になってきています。ただし、一部の企業やあるサブ・セグメントに対して、株価が高水準にあることは、テクノロジーでは基本的に良くある傾向ではあります。

明日は、失業率の発表等があります。0.1%上昇の5.1%が市場予想のコンセンサスですが、これに対してどうなのか?また、原油価格の動向も当面は注目される状態が続くと思います。

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