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6月11日の米国市場 

11-June-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 12083.77 -205.99 (-1.68%)
Nasdaq: 2394.01 -54.93 (-2.24%)
S&P500: 1335.49 -22.95 (-1.69%)

本日の主なニュース

本日の原油価格は、New York Mercantile Exchangeでの終値は、$5.07と大幅に上昇し$136.38となりました。今日の上昇の主な理由は、ドル安と供給に対する懸念とのことです。本日、EIA(Energy Information Administration)が原油の在庫(備蓄)は先週に比べ460万バレル減少したと発表し、そのことから供給量が減少していることに対しての懸念が高まっています。また、ドルはユーロに対して下落しました。
Oil soars on dollar, Energy Department report

Fedがベージュブックを発表しました。前回のレポートに比べ、燃料費と食料品の価格の上昇によって、 消費者の支出が停滞してきていること示していると冒頭に書かれています。また、燃料費の高騰が、国内の旅行件数の大幅な下落の起因になっている様に思われるとしています。

非金融のサービス業については、地域によって景況が異なるとしています。製造業に関しては、前回のレポートに比べ全体的に低調であると書かれています。輸出向けの製品の製造、燃料関連、農耕機器関連の事業活動は強い需要にさされ伸びているとのことです。

不動産と建設業に関しては、殆どの地域で全般的に停滞しているとしてます。事業用の不動産の景況は、4月と5月で異なる結果となっており、いくつかの地域では事業活動が低下しているとのことです。

製造業は仕入れの値段が上がってきており、いくつかは、それを顧客への出荷価格に転嫁してしだしていることを報告しています。一方、小売店は需要の停滞への懸念から価格への転嫁が難しく、それにより収益が悪化してきているとのことです。また、雇用の軟化から賃金の上昇は、それなりあるいは限られた上昇に留まっていることが殆どの地域で、報告されています。
Fedベージュブック

多くの企業の株が下落する中、Anheuser Busch(バドワイザーの会社で有名)の株は本日上昇しましたが、市場終了後にInBevから買収提案を受けたことを発表しました。。本日終値$58.35に対して提案額は一株$65です。アフターアワーズの取り引きで、株価は大きく上昇しています。
Anheuser gets takeover bid from InBev

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)下落しています。下落で目立ったのは、Lehman 13.64%, WaMu 9.28%, Merrill 6.56%, Morgan Stanley 5.35%, Citigroup 5.18%等です。

(住宅)  主要なところは全てそれなりに大幅に下落しています。下落で目立ったのは、Centex 12.26%, Meritage Homes 8.16%等です。

(小売り)殆どが下落しています。

(テクノロジー)  ほとんどが下落しています。NortelがイスラエルのAlvarionとの提携を発表し、WiMaxを推進を放棄し、LTE(4G)にフォーカスしていくことを発表しました。株価は本日13.44%の大幅な上昇となりました。
Nortel, Alvarion in wireless access pact

まとめ・コメント

原油価格の大幅な上昇とFedのベージュブックの内容が景気停滞・インフレ傾向を示すものだったこと等から、市場のセンチメントは再び大きく悲観的になってきている様です。

今日発表されたEIAのレポートで原油の在庫(貯蔵)量が予想の若干の下落に対して、結果は大幅な下落となったことが、市場に対してネガティブ・サプライズとなった様です。 特に、原油は需要が落ちてきているからこれから価格も下がってくる、との見方に対して、在庫が減っていることは、需要よりも供給が少ないことを示し、供給面での不安が依然として強くあることが、本日の価格上昇の主な要因の様です。また、ドル安、インフレ懸念が高まっていることも、為替・インフレのヘッジのために原油を買う動きも強く、ドル安が原油の価格上昇の要因として上げている業界関係者の見方を報道するメディア、記事を良く目にしました。

4月以降に発表された景気の指標のいくつかで、予想以上に良い結果があったこと等から、景気は思った程悪くないのでは、と言った見方が一時高まっていましたが、 Fedのベージュブックでは、前回に比べ景気の停滞とインフレの傾向が強まっていることが書かれており、投資家心理を冷やした様です。

Lehman Brothersは今日も大幅な下落となりました。アナリストがダウングレードしたこと、FTがLehmanが月曜日に発表した60億ドルの資金調達に加え、韓国の投資筋から新たな追加の資金調達を得ようとしていると報道し、それにより、Lehmanの財務状況に対しての不安が再び高まっている様です。それにしても、先週から今週にかけてのLehmanの株価の下落は非常に激しいです。

私は、ヘッジ用にLehmanの空売りのポジションを持っていたのですが、先週後半に一部ポジションをクローズ、今日、全てのLehmanのポジションをクローズしました。クローズした後にも更に下がっており、結果だけを見るとタイミングが少し早かったとも思いますが、自分としての目的はディフェンシブ(防御)的な意味合いで持っていたので、自分のアクションに納得しています。(実は、3月頭にヘッジのためBear Stearnsもショートしようと思って発注の一歩手前で、結局せず機会損失しました。ただ、あまりヘッジ用のショートでもうけてたりすると味をしめて、投機に走ってしまうので、良かったと思っています。自分の投資スタイルはあくまでも長期投資のロングが主体です。尚、自分のポートフォリオ全体としては今日はマイナスです。)

Washington Mutualも大きく下げており、今日はファイナンス・セクターは大きく下がりました。また、住宅セクターに関しても、今日は大きく下がっています。


Alvarionとの提携を発表したNortelは13%を超える大幅な上昇となりました。WiMaxの推進をやめLTEにフォーカスするとのことですが、随分思い切った方針転換だと思います。投資筋が随分このニュースを好感したのも個人的には驚きです。(手放しに買いに走る様なニュースではないと個人的には思います。WSJでこの件についての記事が掲載される様なので後で読んでみようと思っています。)

株式市場は、当分は原油価格の動向に振り回される状況が続きそうです。ただ、遅かれ早かれ、原油高が与える実質的な問題、インフレに焦点が大きく移っていきそうです。また、原油価格への影響から、為替、特にドル安に対しての話題・懸念も今後ますます高まってきそうです。

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