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6月19日の米国市場 

19-June-2008.png

主要インデックスの終値

DOW: 12063.09 +34.03 (+0.28%)
Nasdaq: 2462.07 +32.36 (+1.33%)
S&P500: 1342.83 +5.02 (+0.38%)

本日の主なニュース

中国政府が、ガソリンとディーゼルの価格を明日(金曜日)から、それぞれ16%、18%引き上げることを発表しました。中国でのオイルの需要が伸びていることが、昨年来の原油価格の高騰の一因だったため、価格の引き上げにより需要の伸びが鈍るのではとの期待・見方が強まっています。また、これが市場心理を大きく変えることになるのでは、との業界関係者の発言が添付の記事にも引用されています。

供給側では、イラク政府が西側諸国の企業と原油供給の引き上げに関連する新たな取り引きの締結が近いことを発表しました。これによる供給の増加は一日当たり60万バレルとのことです。増加の供給自体はそれ程大きくないこと、また、すぐに行われるものではない様なので、それ程実質的な効果は大きくないものの、市場心理の改善には寄与したとのアナリストの見方です。

これらに加え、ユーロに対するドルが上昇したことで、今日は原油価格は下落となりました。 New York Mercantile Exchangeでの7月供給の原油価格は、昨日に比べ$4.75下落し、$131.93の終値となりました。
Oil drops as China says it will raise fuel prices

CitigroupのCFOが、投資家とのカンファレンス・コールにおいて、Citiは第2四半期に巨額の損失の計上を行う可能性があることを示しました。Citiは第1四半期に160億ドルの損失を計上しており、それよりは少ないだろうとの見込みの様ですが、かなり巨額になるだろうとの見方です。Citiの株価はこの報道後一時は大きく下落していましたが、市場全体のセンチメント改善等もあって値を戻し、終値は1.13%の下落で終了しました。
Citi CFO sees subprime pain easing, but still high

フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した6月のBusiness Outlook Survey(市場の先行きに関する調査)が発表されました。製造業の景況指数は、5月から若干下落し-17.1となりました。これで、7ケ月連続で指数がマイナスとなりました。雇用状況に関しての指数も-1.0から-6.9に下落しました。
プレスリリース

主なセクター・株の動き

(ファイナンス)上昇と下落にわかれています。上昇で目立ったのは、Wachovia 5.27%増, Fifth Third Bncp 5.29%増です。両社とも最近大きく下落していたので、その反発と解釈することもできるかと思います。

(住宅)  上昇しています。昨日7.2%増だったMeritage Homesは今日も更に8.07%の大きな上昇となっています。

(小売り)上昇しているところが多いです。

(テクノロジー)  上昇しているところが多いです。上昇で目立ったのは、Broadcom 7.59%, Marvell 7.03%等です。Google, Yahooは若干下落しました。

まとめ・コメント

本日は、Citigroupが今四半期も損失を計上する見込みとの報道で、ファイナンス・セクターは一時は大きく下落していました。DOW Jonesも一時は12000を切っていましたが、原油価格の下落が市場のセンチメントの改善に寄与した様で昨日に比べ上昇して終了しました。

各主要インデックスの中で、Nasdaqが際立って上昇しています。これは、ここ最近の調整の中で売られ過ぎぎみだったテクノロジーに買いが集まったことが一つの大きな要因と思います。テクノロジーは全般的に今日は順調に上昇しているところが多くありました。上にも書きましたが、BroadcomとMarvellはどちらも7%を上回る大幅な上昇でした。特に上昇の材料となる様なニュースは発表されてないにもかかわらずこれだけ上がるのは、何か理由がありそうです。(単にアナリストのアップグレード等の場合もありますが、、、)一方で、Googleは下落、しかも一時は10%近い下落となっていたのも興味深い値動きでした。

投資銀行の決算発表も終わり、また、原油価格も今日は下落となり、市場としても一旦一休みといった感じかと思います。ただし、Citigroupの本日のニュース、今週の投資銀行の決算結果等、ファイナンス・セクターのストラクチャード•ファイナンスの損失はまだまだ解決した状況とはなっていないことを示しています。

これらに加え連日書いておりますが、原油その他資源とコモディティ価格の上昇は今後インフレへの大きな圧力となってくると思います。ここ最近の経済指標等では、ガソリン価格と食品以外はそれ程価格が上昇していないとの結果を示していますが、これは、需要の低下の懸念から小売店等が価格への転嫁ができていないことも一因となっていると想像しています。小売店の収益が悪化し、それにより、今後の物価上昇はまぬがれないのでは、と考えています。

この様な状況の中で、来週のFOMCでのFedの姿勢がどうなるのかが注目されます。また、来月の第2四半期の企業決算において、企業の収益状況、今後の経済動向がどうなるのかは、非常に大きな焦点となってくると思います。

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