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"Ask Warren" CNBC バフェット インタビュー (1-2) 

昨日のエントリーの続きです。Kernen氏が割り込みをやめ、ベッキーに話を続けて進める様に即したところから、の話です。


Quick: 了解しました。ウォーレン、これからもこの合併とそれがどの様な事を意味するのかについてさらに話をしましょう。あなたは、この合併の結果により、それ以外の案件についても起きてくるだろうとお考えですか?

Buffett: ええ、全てのディール(取引)は、それ以外の取引を引き起こします(誘発します)。私が言いたい事は、

Quick: はい。

Buffett: 業界内の人にとって特にそうです。もしも、コカ・コーラがどこかを買収したとしたら、ペプシは同じ分野で何かないか考えると思います。

Quick: なるほど。

Buffett: 私は取締役会の席上でそういった話をたくさん聞いています。多くの、全てのCEOは、“他の子達はみんなそれをしている”的な傾向が多少なりともあります。

Quick: わかりました。我々は、後でもっとこのことについて話をしようと思います。でも、取りあえず、経済の状況について話をもどしましょう。

Buffett: わかりました。

Quick: いつものことですが、一般的に言って、今の状況をどう思われますか?あなたが経済の状況はいかにぼろぼろだったか、そして当分はそのままだろう、と先週話した時、多くの人を怯えさせました。

(注:これは、先週公開されたバフェットさんの手紙の中で、最初のセクションの後半で” We’re certain, for example, that the economy will be in shambles throughout 2009 – and, for that matter, probably well beyond – but that conclusion does not tell us whether the stock market will rise or fall.”と書かれた部分の太字にしてあるところが、メディアで大きく取り上げられた事を指していると思います。例として、先週のReutersとmsnbcのヘッドラインと記事のリンクを以下に添付します。“shamble”はよろめく、と言った意味です。

Berkshire net sinks; Buffett says economy in shambles (reuters)

Buffett: Economy will remain in 'shambles' (mscnbc)
Annual letter to shareholders says crisis has led to 'paralyzing fear'

この冒頭のセクションの邦訳はこちらのエントリーです。

注釈終了)

Buffett: そうですね。経済(景気)は、9月に話をした時、我々はエコノミック・パールハーバーのであると言う話をしました。そして、それがどの様に、ファイナンシャルの世界で起きていて、そのことが急速に現実の世界(実際の生活レベル)へ移ってきていると言う話をしました。それは、崖から転げ落ちる様なものです。そして、経済が急速に停滞するだけでなく、人々がかつて見たことがない位、実際に彼らの生活様式・習慣を変えてきています。

(注:ここで原文では、”It’s fallen off a cliff, and not only has the economy slowed down a lot, people have really changed their behavior like nothing I’ve ever seen.”と言っているのですが、この部分を大きく取り上げたメディアが多くありました。
例:Warren Buffett Says Economy Has ‘Fallen Off a Cliff’ (Bloomberg)

例2:Warren Buffett says economy fell off a cliff (Business Week)

注終了)

贅沢な品物やその様な類いのものは、(売れ行き・消費が)動きが止まり、そしてそのため、ご存知の様にWalmartの事業は好調です。(注:Walmartは低価格の商品を提供する大型スーパーの様なものです。)好調でないところについては特にここでは名前を挙げません。

しかし、人々の考え方にリセットがかけられています。そして、Geicoの様に(注: バークシャーの系列の保険会社。外交員を使わず、低価格の保険を提供するのが売り文句。)、我々がGeicoの保険を使えばお金をセーブできると何年も言い続けていて、そして何年もの間、ある一定の数の人達は、「私は、Rotary Joeと言う長い付き合いのある知り合いがいて、その人を通じて100ドルで保険をかけている。なぜ、変える必要があるのですか?」と言い続けています。毎週、我々は保険の契約が締結されるのを見ています。さらに多くの人が電話をかけてきています。我々の(提供する保険との)価格差は大きくなっている訳ではありません。我々の広告も以前と大きく変わりはありません。しかし、アメリカの社会は、購買動向・習慣は本当に変わりました。

(注:好調な低価格の保険事業とは)逆に、我々の宝石店は、この様な期間で息の根を止められかかっています。そして、ハイエンドが最も打撃を受け、次の打撃を受けるのはその次に裕福な層、そして、低所得の人はそれ程生活様式、習慣に打撃は受けていません。

Quick: 何が起きているのですか? ちょっと前にあなたが我々におっしゃったこと、これは経済のパールハーバーだと6ケ月前に言いました。しかし、これは、あなたが予想していたよりも早く、あるいは、もっと酷かったのでしょうか?

Buffett: 確かにワーストケースに近い状態になりました。私が言いたい事は、誰もこれから何が起こるか知りません。しかし、私は実際に起こった事よりも更にもっと悪い状態にならないとは考えていませんでした。(注:原文で何重にも否定している、否定否定構文みたいな表現なのですが、要は、予想していた考えうる最悪のシナリオにはなっていない、と言った様な意味です。)しかしながら、私は、Fedが9月に起きた事態に対して対処した事は、、、

Quick: それで、どうなのですか?

Buffett: 引き続き(注:金融・クレジットシステムが)機能する上で必要不可欠なことをしたと思います。私のポイントは、もし、彼らがマネーマーケットやコマーシャル・ペーパーの保証をしなかったとしたら、本日の朝にあなたと私はマクドナルドで会っていた事でしょう。

Quick: そうはならなかった。

Buffett: そうです。その通り。

Quick: もし、既に消費者がその様に(生活様式・習慣を質素に変えて)していたのであれば、なぜそんなに怯えたのでしょうか?

Buffett: そうですね、、、

Quick: 恐怖心は、強い言葉が嫌いです。

Buffett: そうです。彼らは、怯えさせられました。そして、恐怖はとても広がりやすいです(伝染します)。

Quick: そうですね。

Buffett: そして、私は消費者、あるいはアメリカ人が、一般的に言って、今回のことよりも恐怖を覚えた事を見た事がありません。さらに、彼らは、混乱させられています。ですから、直にに恐怖を覚えます。しかし、ご存知の通り自信は、5分間の様な短い時間で、すぐに得ることはできません。5分間で恐怖を覚える事はできます。しかし、自信を得るためには時間がかかります。政府は、(自信を)取り戻すために非常に多くの事柄に対処しなければなりません。そして、あなたが混乱し、恐怖を憶えていたとしたら、混乱が収まらない限り恐怖を克服する事はできません。言いたい事は、政府がしなければいけないこと、メッセージは、非常に明快です。そして、我々が今抱えてきている事は、ある意味政治の過程で自然な事、しかし、我々はごたまぜなメッセージを受けています。そして、アメリカの社会は、何が起きているのか分からないと感じていて、その対応も分からない、ですから、完全に身を引いてしまっています。

(コメント:ここは表現が多少分かりにくい部分もありますが、非常に的を得た、興味深い意見だと思います。)

Quick: それで、様々な異なる指針(方向性)を示す事を指摘する多くの非難が起きているわけですね。しかし、あなたは、ワシントンからのメッセージが混乱しているとおっしゃっています、あるいは、

Buffett: そうですね。それは自然な事だと思います。

Quick: はい。

Buffett: 私が言いたい事は、人々は553人のメンバーがいる議会で、それぞれが、自分達がしていることの見方を示し、全てがその様な事です、そして、大統領が替わり、人々が理解できない様な事に対処しているのです。SIVと言う言葉あるいはその様なものを初めて導入した時、あるいは、credit default swap(CDS)について話をした時、それを(一般)社会の人々が聞いた時、彼らは、何かが間違っていると思ったり、それらの事柄に理解する事はできません。(注:SIVは  Structured Investment Vehicleの事だと思います。)



ここで、再び一旦終了します。後半のくだりですが、オバマ大統領は当初はこの問題は非常に深刻でそんなに簡単には解決しないと明言していましたが、最近はその様な慎重な発言に関してはできるだけふれずに、ポジティブな面、米国は良い方向に向かっていて、未来は明るい、と言った点を強調する様に発言のポイントをシフトしてきている様に感じます。(言っている主旨を変えている訳ではなく、話すポイントやトーンをシフトしている。)

議会自体の対応や議論を聞いたり、記事を読んでも確かに混乱が生じているのは明らかです。混乱が収まらない限り、人々の恐怖、不安が和らがない、と言うのは的を得ていると思いました。

続きは明日エントリーする予定です。

この記事へのコメント

はじめまして

素晴らしい記事をありがとうございます。

buffettのコメントもそうですが、Alphaさんの視点のコメントもとても共感できるのでぜひ続けてください!ファンになりましたw

Re: はじめまして

Isikunさん、

コメントありがとうございます。正直なところ、現時点で拍手ボタン数も少なく、この"Ask Warren"シリーズはあまり読者の方にとって興味がないのかな、と思っていたところで、コメントを頂き、励まされました。ありがとうございます!!御陰さまで、がんばって更に取り組む励みになりました。

これからもよろしくお願いします。

よろしくおねがいします!

おそらく、今は投資への興味自体がなくなっているからかもしれませんね。

また大衆が投資に乗り出してきた頃に読み返す方が多いと思います!原則は不変ですから。

ほんの少し前までにバリュー系のBlogもいろいろと賑わってたんですが・・それもほんの少しだけ前だとおもうんですが人々のメンタル面って大きいもんですね。

それにしてもbuffettのまだアメリカはこれからだという発言には興味がわくものがありますねー 英語のできない自分は本当に貴重な情報にさせて頂きたいのでよろしくお願いいたします。

#バフェットの株主総会読書中です

Re: よろしくおねがいします!

isikunさん、

再度のコメントありがとうございます。バフェットさんに興味を持って読んでくれていた方が、私の勝手なブログの中断で離れてしまったこともあると思います。正直、自業自得だと思っています。

一般的に、資産が目減りするが耐えられないと感じる人にとって、投資に対して興味が薄れてしまうのは、ある意味自然な事ですね。まあ、評価損を抱えたりする事が好きな人はほとんどいないと思いますが、、、ただ、今の様な市場の状況は、歴史的に見てもかなり少ないくらいなので、貴重な体験をしているとも言えるかと思います。

バフェットさんの手紙はもちろんですが、インタビューの話も素晴らしいと思っています。それらについて取り組む事に関しては、自分としては納得してやっています。後で振り返って読んでみたりするのも、その時々との比較ができたり、後で見て新たな発見をしたり、発想が浮かんだりすることもあるので、ブログに取り組む事や取り上げる記事も目先(の反応)だけでなく、長期的な視点で考えるべきと、自分としては考えています。

繰り返しになりますが、コメント頂き励みになりました。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

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