昨日・
一昨日のエントリーで、サブ・プライムローンの問題が与える米国市場の影響度についての、シナリオに関して検討しました。 本日は、それらのシナリオとFRBの金利政策に関する可能性、また、為替に関してのシナリオについて、考えてみたいと思います
まず、前回・前々回のエントリーのシナリオ別に、FRBの基準金利に関して、どういった可能性があるのか検討してみたいと思います。
また、米国の基準金利とその他(特に長期国債の金利と価格)が、為替にどういった影響を与えるのかに関して、どういったシナリオが考えられるのか、検討してみました。(為替のシナリオに関しては次のエントリーになります。)
(尚、私事なのですが、本日、ちょっとした手術をし、また、薬を飲んでいるため、内容に多少問題がある可能性がございます。恐れ入りますが、ご了解下さいます様、お願い申し上げます。尚、このエントリーに関しては、後ほど、内容を修正する可能性があります。ちゃんと書け、内容もそれなりに論理だっていることを望んではいるのですが。。。すみません)
(シナリオ1-1)
シナリオ1の場合、恐らくFRBは金利は現状据え置き、または、金利を上げる方向に動く(あるいは上げる可能性に関して、示唆する)と予想します。これは、今までのFRBの姿勢とほぼ変わらないと考えております。
(シナリオ2-1)
シナリオ2の場合も、FRBは金利は据え置く可能性が高いと思います。金利の方向性に関するスタンスは、現在の状況に近いと思います。金利の方向性に関しては、ファイナンス業界の状況がどれ位、悪化するか、またインフレの指数、動向も大きな要因になると思います。
尚、シナリオ2は、米国経済・株式市場が所謂ソフトランディングに近い、状況を想定しています。該当するエントリーで述べましたが、米国自動車産業、住宅産業が低迷し、また、ファイナンス業界もサブ・プライムローンの問題に対して、ある程度の影響があると仮定し、それでも米国の他の産業が全体として市場を支えると言うことを想定(仮定)しております。
そのため、私としては、このシナリオの場合は、株式市場は、上昇するのではなく、若干(これも上記業界の問題の程度によりますが)の下落を予想しています。
一方、上記の問題を現在抱えている業界以外の、米国産業が堅調で、かつ(または)、世界的にビジネスを展開している様々な、米国の巨大カンパニーが、非常に好調なBRICsの景気、ドル安による収益の貢献等により、非常に良い好決算を出していく、と想定した場合、株価は上昇する可能性はあります。
このシナリオに関しては、シナリオ2-2とさせて頂きます。
(シナリオ2-2)
この場合に関しても、金利は据え置く可能性が高いと思います。これも、どれ位、自動車業界、住宅産業、ファイナンス業界が低迷するかによると思います。
尚、ファイナンス業界または、自動車産業、住宅産業の状況(収益、他)がかなり悪化し、他の業界にも悪影響を及ぼす様な状況の場合、当然のことながら、金利を下げる方向に行くと思います。しかし、シナリオ2はファイナンス業界への影響がそれ程悪くなく、他の業界への影響が限定的と言うのが前提なので、上記の、金利を下げるシナリオは、以下のシナリオ3に属するとおもいます。
(シナリオ3-1)
シナリオ3の場合は、かなりの確度で、金利は下げていくと思います。金利を下げる幅、ペースに関しては、インフレ・景気等の各種指数の状況等によると思います。 悪化の度合いが大きい・ペースが早い場合は、当然のことながら、それ(ら)に応じて、かなりのスピードで金利を下げていくと思います。
まとめといたしまして、上記の各シナリオを考慮した場合、余程、良いまたは悪い状況にならない限り、FRBの基準金利は変わらないと想定します。
尚、上記、また前回を含む全てのシナリオは、予期せぬ大きな事故、事件、天災、テロ等が起こらないことを前提としております。
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