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「バイ-アウト パーティは終わっていない」 Citigroup CEO 

7月10日のFinancial Time(米国版)に、来日中のCitigroupのCEO,Chuck Princeとのインタビューの記事が一面に載っています。タイトルは、"Citigroup chief says the buy-out party is not over"です。

FT Onlineのリンク
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以下、一部当記事の抜粋と私のコメントを追加します。

"When the music stops, in terms of liquidity, things will be complicated. But as long as the music is playing, you've got to get up and dance. We're still dancing'" he said in an interview with the FT in Japan.

His comments come amid growing fears that the problems in the US subprime mortgage market, rising interest rates and concerns about loose lending standards could lead to a sharp downturn in the leveraged finance market.

こういったインタビューは、記事の書き手の意向によって多少なり、話が偏る場合があります。FTはここにきて、殆ど毎日の様に、サブ・プライム モーゲージ((住宅)ローン)の問題を取り上げていますが、記事の内容は、それ程偏ったものではないと思います。

私の注意・興味を引いたのは、上記、Chuck Princeのコメントです。彼としては、「まだ、このバイアウト・ブームは終わらない」ことを言いたかったのだと思いますが、私としては、そうだとして、じゃあパーティ(ブーム)が終わったらどうなるわけでしょうか?と聞きたいところです。まあ、彼は、当たり障りのない"things will be complicated"と言う表現を使用していますが、結構、考えさせられるものがあります。

ちなみに、CityはBlackstoneのIPOのlead underwriterでした。また、KKRのIPOにも絡んでいます。Cityは、昨今のPrivate Equityの大ブームでかなり利ざやを稼いでいるわけで、このブームを後押しする立場なので、上記Chuck PrinceのコメントはCityとして当然のことと思います。

この記事の最後に日本に関してのコメントが載っており、Chuck Princeは、日本の先行きに関して、非常に肯定的な見方をしている、とのことでした。日興コーディアルを買収しているので、ある意味では当然と思いますが、私は、セールス・トークではなく、真剣にそう考えていると思います。

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(個人的な意見と興味)

個人的な印象(経験)ですが、CitiはBankingは強いのだろうと思いますが、Brokerageはちょっと弱いのではと思っています。私の会社では以前、401kはCitiを使っていたのですが、Fidelityに変えました。提供するFundのレベル、情報の提供、使い勝手、どれをとっても、Fidelityの方が圧倒的に良かったです。はっきり言って、大学と小学校、プロ野球とリトルリーグ位、レベルが違うように感じました。(この例えは、極端ですが、そう思うほど、違いました。)

私はCitiのインターネットのBankアカウントも持っていますが、他のものと比べると、使い勝手等でかなり見劣りします。その代わり、海外送金等に関しては、Citiの方がサポートの範囲が広いです。Citiは個人より、法人に強いと言う印象があります。

日興コーディアルが今後どうなるのか、ちょっと興味のあるところです。アイディア・目の付け所は良いけど、実際のところ、うまく行くのかな?と思っています。

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