(予想通り)本日の市場は、
昨日夜のBear Stearnsのニュースから、市場は全面安です。(追記:午後になってかなり戻していますが)下落に関して、いくつか要因はあると思いますが、やはり、メインはサブ・プライムローンの問題が他に波及するか、どうかだと思います。
インテルの株は、
昨日の決算発表で、グロス・マージン(粗利益)が想定していたより、低かったことから、昨年同期比に比べ、44%も利益が上がるという、好決算にもかかわらず、本日は5%以上の大幅安です。
インテルに関しては、今年、特に今月になってから、株価がかなり上がってきており、投資家の期待が、今回の決算に対して、非常に高かったため、それに対する失望売りと思います。ちなみに、インテルの年初の価格は$20.45で、本日大幅に下がっているとは言え、年初から比べれば、現在の株価は、約25%も高い状態です。
Yahooも昨日、決算を発表しましたが、利益が下がる”予想通り”の悪い結果でした。Yahooの場合は、ここ3ヶ月株価は下落のトレンドで、悪材料でつくしの期待からか、昨日の午後は株価が上がりましたが、決算発表の結果を受けて下落しています。
(IntelとYahooの6ヶ月間の株価の推移:Source: Yahoo Finance)

インテル(とYahoo)の結果、そして市場全体のムードから、テクノロジーセクターの株は、殆どが下がっています。尚、個人的には、ハイテクの株が、インテルの下落に引きづられて、落ちているのは、行き過ぎだと思います。
サブ・プライムローンの問題がある程度、広がったとしても、ハイテク業界への影響は、他のセクターと比べると相対的に少ないと考えています。しかし、市場全体のムード、世界全体の経済動向等は、株価の動向に大きな影響を与えるため、予断は許せないと思います。
短期的には、今後、発表される会社の決算動向により、市場の懸念・パニックが抑えられるのか否かが、非常に重要だと思います。中長期的な視点では、長く続いている、上昇のトレンドの向きが変更になるのか、否かが、ポイントだと思います。
私のポートフォリオも、ハイテク株全体における今日の下落で、本日は記録的な大幅な下落を経験しています。実は、昨日、メインの株の一部を利益確定のため、売りの注文を入れたにもかかわらず、欲をだして、キャンセルしていました。
私の中期投資株の基本的な戦略は、決算発表後の不確定な株価の動き(上に行くか、下に行くか)のリスクを減らすため、一部に関しては、決算発表前に処分するのを原則にしています。そのルールを守らなかったため、この様なペナルティを受けていると、反省しています。
今回の失敗を今後に生かす意味で、記録に残します。
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