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第2四半期決算発表から見た市場動向の分析・考察 - テクノロジー 

以下は、前のエントリーの続きです。ここでは、テクノロジーセクターに関して取り上げます。

(テクノロジー・セクター)

テクノロジーのセクターは、全体的には堅調である。今週の決算発表とその後の株価の動きは、このセクターの特徴である好業績をあげる企業と、そうでない企業の差が明確で、決算とその後の株価の動向でも明暗を分けた。主な、企業の決算状況は以下の通り。

‐ IBMがここ数年の中で、最も高い売り上げの伸び(前年同期比9%増)で、純利益も前年同期比12%増の好決算。ドル安が高売り上げ・収益にかなり貢献している。株価はここ数年で最も高い水準になっている。
‐ Intelは、売り上げ8%増、純利益44%増の好決算を発表。決算結果は、ほぼアナリストの事前予想通り。しかし、グロスマージンが、46.9%とターゲットの48%を下回ったため、今週株価は5%以上の下落。(ただし、今年年初から比べた場合は、株価は25%近く上昇している)
‐ Yahooは、利益が昨年とほぼ変わらず(微減)、今年一年の売り上げ予測を下方修正を発表。
‐ Microsoftは利益が7%上昇。(X-Boxのリコール分があるにもかかわらず) 売り上げは13%上昇。Office 2007の売り上げが19%上昇で、売り上げ増に貢献。
‐ Googleは売り上げ57%増、純利益28%増。しかし、アナリストの予想を下回ったため、決算発表後、株価は5%以上下落。
‐ EBayは、純利益が50%増の好決算を発表。しかし、リスティングの数が減少していることから、株価はやや下落。
‐ Motorolaは、売り上げは前年比、19%減、利益が昨年の$1.38Bの黒字から$28Mの赤字に転落。携帯電話事業は、昨年に比べ、売り上げが40%も減少。
‐ SanDiskは、減益なものの、売り上げは15%上昇。今年の後半に向けて、NANDの市場価格回復と利益の上昇を見込むと発表、株価は上昇。
‐ SeagateはTaxのAdjustmentによる大幅な利益増を発表。Taxの部分を差し引いた数値は発表していいないが、アナリストは決算発表を好感して株価は上昇。

上記テクノロジー関連の主要会社(以降ハイテク株と呼ぶ)の決算発表と株価の動きは、ある意味では、いつも通りの展開であった。 ハイテク株の決算発表後の株価の動きは、その時点での市場のムードに影響されやすく、また値動きも極端である。インテルとグーグルは、好決算にもかかわらず、アナリストの期待を下回ったことによる、落胆からの、株価の下落と考えられる。YahooとMotorolaの凋落は少なくとも、短中期的には、明確になった。 IBM、Googleの決算発表でも注目されていたが、大手のハイテク企業は、殆どグローバルにビジネスを展開しているので、少なからずドル安(対円以外)の恩恵を受けているとみられる。

上記、主要企業に加えて、SanDiskとSeagateを入れたのは、この2社の動きは、今年後半のハイテク市場内のメモリー・ストレージ(記憶装置)のトレンドを占う上で、重要な要素を持つためである。 (これらに関しては、後日、別エントリーで取り上げる予定です。)

また、Appleは今週市場が下落する中、堅調に推移した。来週の決算発表を先取りした動きと考えられる。

以下に上記主要ハイテク企業のここ6ヶ月間の株価の動きのチャートを添付します。(出典:Yahoo)

(インテル/IBM/MotorolaとNASDAQの6ヶ月間の株価動向)
20070722170927.png

(Google/Yahoo/Microsoft/Appleの6ヶ月間の株価動向)
20070722171208.png

今後の見通し(私の見方)

ハイテク株は、全体として、今年は堅調に推移しています。米国国内の住宅・自動車産業が低迷し、ファインナンス業界も不安要因がある中、それらの業界の低迷の影響を、ハイテク業界は比較的受けにくいビジネスを展開している会社がすくなからずあります。 また、米国外のビジネス比率が高い企業も多く、BRICsを始めとした地域での伸び、ドル安のトレンドに対する恩恵等のアップサイドもあるため、他のセクターと比べて堅調に推移する可能性があると思います。 (ただし、会社毎による差、分野等による差も大きいので、選択によっては、大きな下落をする株も少なからずあると思います。)

このため、今後の展開によっては、ファイナンス業界等、他の投資分野からテクノロジー・セクターに資金が流れてくる可能性もあるのでは、と考えています。

ハイテクの中規模、小規模の企業は、米国内を中心としたビジネスを行う会社が多いのでそちらは、米国内の景気に依存する比率が高いと思います。ただし、分野によっては、米国景気が下落になっても、堅調に推移する可能性のあるものも考えられます。これらの企業の中には、今後、市場全体の動きにかかわらず、大幅に上昇する株もでてくると思います。(これは、この業界の特色です。)

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