米国の新築住宅の販売結果が発表されました。(以下は
APのニュースの要約です。)
新築一戸建て住宅の販売戸数は、先月に比べ6.6%下落し、年間の数量に直した場合、83万4千戸のベースです。今回の下落幅は、(大方の市場の)予測されていた数字の3倍以上で、今年1月の12.7%に次ぐ大きな下落となっています。売り上げ額は去年に比べ、22.3%下落しています。
販売価格の中央値は、昨年(同時期)と比較して2.2%下落の23万7900ドルでした。これは、一年間の下落としては、4月に記録した6.5%の下落に次ぐものです。
(注) 今週のエントリーでCountrywideのCEOの話で住宅価格が下がっているとの話がありました。今週発表された、6月の中古住宅の中央値は若干ですが、上昇しています。
住宅市場の低迷は、広がりつつある住宅ローンマーケットの問題を反映しています。より多くの住宅ローを借りている人たちが、ローン返済に行き詰まり、既に低迷している住宅(販売)市場に、所有している家を売ろうとしています。さらに、銀行や他の住宅ローンの貸し出しを行う会社は、貸し出し基準を厳しくしており、新たに住宅を購入しようとする人たちの審査が通りにくくなっています。
地域別に見た場合、売り上げは、東北部は27.1%、西部は22.5%、中西部は17.1%、それぞれ下落となっています。南部だけは、売り上げは上がり、上昇幅は7.6%でした。
エコノミストは、この住宅の低迷は、売れ残っている大量の在庫が処分されるまで、今年いっぱいは続くだろうと見ています。6月の時点で、売れ残っている在庫のレベルは変わらず、53万7千戸でした。
それ以外の、景気の指標は、良いものもあれば、悪いものもあります。 (詳しくは、当該記事とその関連記事を参照してください。)
(ご訪問いつもありがとうございます。blogランキングに参加しております。ご協力いただければ、幸いです。)
人気blogランキングへ