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難しい判断 - 株価の分析について 

米国・日本株とも結構下がってきている様に感じられます。先週、米国の株に関しては、銘柄ごとに分析を行いました。それ以降も、殆どの所有している株価は下落しております。自分の分析の結果としては、現在の株価はアンダーバリューになってきているとの判断をしています。

しかし、株の市場価格と言うのは、結局、その時の市場の状況等でかなり異なるのも現実です。今後、市場環境が悪化して、さらに下がり続けることも、ありえないことではありません。適正価格の判断は非常に難しいです。そもそも、安い・高いと言うのは、何処を基点にして、何処の時点で見るかで、大きく変わるので、安い・高いと言うようなことは、考えないようにしています。

ちょっと、ここで、自分の過去の経験に関して書きたいと思います。

日本の株式市場がまだ低迷から抜け切れずにいた、2002-3年頃のこと(正確には覚えていません)ですが、トヨタとソニーの株は共に、3000円の前半でした。当時、この価格帯は、どう考えても、アンダーバリューだろうと言う判断から、両社の株を買いました。(ソニーは2005年頃、トヨタは今年、8000円を越えたときに売りました。)

結果としては、良かったのですが、購入後、ソニーに関しては、一年以内に2割程度上がり、非常に良い買い物ができたと満足していましたが、トヨタに関しては、一年後でも、余り株価は変わらず、購入のタイミングの判断を間違えてしまった、と反省していました。(おもしろいもので、今となってみれば、トヨタを購入したのは、結果としては、ソニーよりも正解になっています。)

両社の株とも、その後は順調に上がりました。全て結果論なのですが、今の両社の株価から考えれば、当時の価格は非常に安く見えます。一方で、当時は、その値段でも、別にすぐに飛びついて買うような値段には、市場として見られていませんでした。

私は、99年から2000年にかけて、ITバブルの波で、ソニーの株が物凄い勢いで上がっていくのを見ていました。一時は2分割する前の価格で30000円を超えていました。その後、バブルの崩壊と共に下がり続け、分割後の価格ですが、確か、3000円を切っていた(高値の5分の一以下になった)時があったと記憶しております。

当時、ソニーの株を30000円以上で買った知り合いが、複数いました。それで、余計、ソニーの株価は、気になっており、何度も買い頃だと思ったことがありましたが、結局、株価はどんどん下がり続けていきました。自分は所有していなかったので、少し、冷静に状況を判断できた様な気がします。もし、自分が高値で購入していたら、きっと保有し続け、途中でも買い増ししていたと思います。

自分で選んだ株であれば、思い入れが強いので、時として冷静に判断できない場合もあると思います。また、冷静に判断して、理にかなった適正価格を設定していても、市場環境によっては、その価格を大幅に下回ることも、あると思います。ただし、それは一時的なもので、ある程度の年月を経れば、適正な価格水準に戻ると思います。

やはり、重要なのは、自分の主観にとらわれず、冷静に適正な株価の分析を行うことだと思います。

今は、ここが我慢のしどころで、自分の分析を信じるべきと思っています。一方で、状況によっては、判断がまちがっている、想定している前提が大きく変化している等、外部の要因に気を払い、柔軟に対応するべきと思います。何とか、バランスを取って、この不安定な市場環境を乗り越えたいと思っています。

近いうちに、米国株で行った様な分析を日本株でも行う予定です。自分としては、今後、日本株の投資に力を入れるつもりなので、所有株の見直し・分析はやらなければいけない重要な事柄と思っています。

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