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バフェットからの手紙 (11)- 2007年版  

バフェットさんのバークシャーの株主宛の手紙の邦訳の続きをエントリーします。これが最後のセクションです。2回に分けてエントリーします。前回までのエントリーは、このブログの”ウォーレン・バフェット”のカテゴリーから読むことができます。

The Annual Meeting (年次株主総会)

今年の我々のミーティング(総会)は、5月3日土曜日に行なわれます。いつもの様に、クエスト・センター(Qwest Center)のドアは午前7時に開きます。新しいバークシャーの映画(映像)は8時30分から上映されます。9時30分から、質疑応答は始まり3時まで執り行う予定です。(クエストのスタンドで昼食の休憩があります。)それから、小休憩の後、3時30分に、チャーリーと私で株主総会を招集いたします。もしもあなたが本日の質問の時間の最中に退出なさるおつもりでしたら、どうぞチャーリーがしゃべっている時にして下さい。

最も良い退出の理由は、もちろん、買い物です。我々は、ミーティングの場所に隣接した19万4300スクウェア・フット(注:約18000平米)の会場にバークシャーの子会社の製品を展示しています。昨年、2万7000人の人がミーティングに来られ、彼らの役目(買い物)を果たしてくれました。殆ど全てのところで、記録的な売り上げを達成しました。しかし、あなた方(の力)で、もっと良くすることができます。(必要であれば、私がドアをロックします。)

今年、我々はクレイトン・ホーム(Clayton home)の展示を再び行います。(Acme brick(バークシャーの子会社の煉瓦), Shaw carpet (同カーペット), Johns Manville insulation (同建物の断熱材等), MiTek fasteners(同ファスナー), Carefree awnings and NFM furniture(手入れが不要な日よけと家具)が使用されています。)この1550スクウェア・フット(注:約144平米)の家は、6万9500ドルという素晴らしい価値を提供する価格となっています。そして、その家を購入した後、そばにフォレストリバーRV(RV: リクリエーショナル・ビークル)と平底舟(pontoon boat)が展示されていますので、こちらもご購入を検討してみてはいかがでしょう。

GEICOは、多数の国内のトップ・カウンセラー達がブースに待機しており、自動車保険の見積もりをお出しする準備ができています。殆どの場合、GEICOは株主特別割引(通常8%)を提供することができます。この特別オファーは、我々が業務を行っている50の司法区域の内45(注:米国の州のことだと思います。)で認められています。(一つの補足ポイント:もしも、あなたがその他の割引、例えば団体割引の権利が得られる場合、この割引は追加として適用できません。)あなたの現在の保険の詳細を持参の上、我々がお金を節約することがでくるかどうか、チェックしてみて下さい。最低でも皆さんの中の50%の方は、節約できると思います。

土曜日に、オマハ空港にて、皆さんの視察用にいつものNetJetsの飛行機を配列しておきます。クエストのNetJetsのブースに立ち寄って、これらの飛行機についてご覧になってみて下さい。オマハまでバスで来て、帰りはあなたの新しい飛行機で帰って下さい。そして、機内に持ち込みたい全てのヘアジェルとはさみを持ってきて結構です。
(注:米国の通常の航空機では、持ち込みに厳しい制限があり、通常、はさみやヘアジェルは機内に持ち込むことができません。)

次に、もしもお金がまだ残っていたのであれば、Bookwormを訪れて下さい。そこには、25の本とDVDがあります-いつもの様にPoor Charlie’s Almanackを筆頭として、全て値引きされています。宣伝もまったくしていなくて、本屋の陳列もないにも関わらず、チャーリーの本は今の時点まででに驚くべきことに5万部近くも売れています。ミーティングに参加できることができない皆さんは、poorcharliesalmanack.comに行ってコピーを注文して下さい。

(注:アマゾンの仲介の(個人)売買でもこのマンガー氏の本を扱っていますが、プレミアムがついて(倍以上の値段)販売されています。
http://www.amazon.com/Poor-Charlies-Almanack-Wisdom-Charles/dp/1578643031)

ミーティングとその他のイベントに参加するために必要となる証明を手に入れる方法を説明したものが、このレポートと一緒に同封されている委任状の書類に添付されています。航空機、ホテル、車の予約については、皆様に特別なお手伝いを行うために、我々は再びアメリカン・エキスプレス(800-799-6634)と契約しました。Carol Pedersenがこれらの事柄について取り扱います。彼女は、毎年素晴らしい仕事をしてくれます。私はそのことについて彼女に感謝しています。ホテルの部屋を見つけることは難しいのですが、Carolと話して下さい。部屋を押さえることができるでしょう。



ここで一旦終了します。後、一回で終わります。このエントリーで取り上げた部分からも、バークシャーの株主総会(Annual Meeting)はかなり大きなイベントなことが伺えます。しかし、昨年は27000人も参加したとは、驚きです。エントリーするのが遅くなりすみませんでした。後1週間(5月3日)で、このバークシャーのAnnual Meetingは開催されます。

バフェットからの手紙 (10-3)- 2007年 

バフェットからの手紙 (10-2)- 2007年版の続きです。

非現実的な数字 – 株式を公開している企業が利益を絞り出しているやり方
Fanciful Figures – How Public Companies Juice Earnings

(続き)

アメリカの会計(アカウンティング)の“名誉のシステム”の不備について話を展開してきましたが、バークシャーにおいて、 本当に巨大なバランスシート(貸借対照表)のアイテムとしてまさにこのシステムが存在することを指摘する(申し上げる)必要があります。

あなた方へ提出する我々が作成した報告書の全てにおいて、我々は保険事業の損失の留保(蓄え)を推測して見積もらなければなりません。もし、我々の見積もりが間違っていた場合、我々のバランスシートと業績報告書(Earnings Report)の両方が間違っていることになります。そのため、当然のことながら(自然と)我々はこれらの推測が正確である様に最大限の努力をはらっています。それでも、全ての報告書の我々の推測は、きっと間違う事でしょう。

(バフェット氏は、現時点での利益を高めて報告するために行なわれている企業会計の不備を指摘し、それによって将来の収益に対する下落、不安要因を高めていることを問題として提起する一方で、自社の会計においても不確実性があることを、明確にしています。最後の行はイタリックで書いてあり、ベストはつくしても、推測が間違うことは必ずある、としています。)

2007年の最後に、我々は、年末までに起こった全ての損失の出来事に対して支払う予定の見積もりとして560億ドルの保険の債務を公表しました。(現在の価値に合わて割り引いている約30億ドルの蓄え(準備金・資産)を除く)我々は、何千もの多くの出来事、そしてそれらの各々に対して、我々が想定する支払いの過程で発生する関連のコスト(例えば弁護士費用)を含む我々が支払うお金を反映した見積もりをしています。それらの(多くの)出来事の中のいくつかのケースでは、ある大けがに対して、従業員の手当が保証されているため、50年またはそれ以上の期間支払う様、請求されたものもあります。

我々は、 年末までに発生した損失で、(請求を)まだ聞いていないものに対しても大きな蓄えをしています。時々、損失が発生しても、保険の対象になっている事が知られていない場合があります。(何年もの間見つからない(発覚しない)でいた横領・着服を思ってみて(考えてみて)下さい。)我々は、時々、我々が何十年も前に保証したものが対象となった契約による損失(の請求)を聞いたりします。

損失の債務の見積もりを正確に行なうことの問題を説明した物語を、私は数年前に皆さんにお話しました。ある人が、ヨーロッパで重要な業務旅行中(出張中)に、彼の妹からお父さんが亡くなったとの連絡を受けました。彼女のお兄さんは(彼は)、帰る事はできない。しかし、 費用は支払うから、葬式は全て済ましてれ、と言いました。彼が戻ってきた時、妹は式は素晴らしかった、と話して、合計8000ドルの請求書を彼に渡しました。彼は全額支払いました、しかし、一ヶ月後、葬儀場の方から10ドルの請求書がきました。彼は、それも払いました。そして、また別の10ドルの請求を一ヶ月後に受け取りました。その翌月、3度目の10ドルの請求書を受け取った時、困惑した男は、彼の妹にどうなっているのか聞きました。「あら、」彼女は、答えました。「私、兄さんにお話しするの忘れていたわ。お父さんをレンタルのスーツを着せて埋葬したことを。」

我々の保険会社では、我々が知らない事があります。しかし、殆ど確実に、大きな、そして数多くの“レンタル・スーツ”が世界中で埋められています。我々は、それらの請求を正確に見積もろうと取り組んでいます。10年、または20年の間には、我々は我々の現時点での推測がどれ程不正確なのかを、うまく推測する事ができる様になるでしょう。私は、個人的には、我々の示した留保(蓄え・準備金)が十分であると信じています。しかし、私は過去に何度か間違えをしてきています。



これでこのセクションは終わりです。バフェット氏は、多くの企業が企業会計において利益を引き上げてみせるために、行なっている処理方法について、異議をとなえています。特に問題として、年金のパフォーマンスの予想数値が実現できない様な高い数値になっており、これは将来の企業収益のマイナス材料となる事、予想と大きく異なる可能性が高い事等を挙げています。

一方的に批判をするだけでなく、自分の会社においても経理上バランス・シートにおいて不確実なものがあり、また、将来の収益にも影響する可能性があることを明確にし、説明しています。株主に対して、不確実な部分、リスクとなる部分に関しても、きちんと書いているところが、非常にバフェットさんらしいな、と思いました。

バフェットさんの株主向けの文章もとうとう最後のセクションを残すところとなりました。明日以降に、最後のセクションをエントリーします。(内容としては、アニュアルミーティングに関してです。)

バフェットからの手紙 (10-2)- 2007年版 

バフェットからの手紙 (10)- 2007年版 のセクションの訳の続きです。

非現実的な数字 – 株式を公開している企業が利益を絞り出しているやり方
Fanciful Figures – How Public Companies Juice Earnings

(続き)

今世紀について考えてみましょう。投資家にとって、たったの5.3%の市場価値(価格)の増加とすると、ここ最近13000を下回っているDowは、2099年12月31日で約2,000,000近くになる必要があります。我々は、今世紀に入ってから8年経過したところにいます。それは、この100年の間の残りを5.3%(年当たりの増加)で行ったとして到達すべきである1,988,000の内、今の時点までで2000未満しか積み上げていません。

DOWが14000または15000と言った様なきりの良い千の単位の数字を超える見込みについて、コメンテーターが定期的に過呼吸気味になることは、おもしろい事です。もし、彼らがその様な対応を続けたとしたら、一世紀に5.3%の年間の伸びは、彼らがこの先92年の間に最低1986回その様な経験をすることを意味します。

配当は、引き続き2%程度となるとしましょう。もし仮に、株価の年間の平均増加が20世紀の(と同じ)5.3%だったとして、計画する資産の証券の部分は、0.5%の経費を考慮すると、7%以下の伸びとなります。そして、コンサルタントや高額なマネージャ(“手助けをする人たち”)が間に(何層も)入ることを考えると、0.5%はコストとして、低く見積もりすぎているかもしれません。

誰でも、自然と(当然)平均よりも良いものを期待します。そして、手助けをする人が関わるグループは、平均よりも 低くならざるを得ません。その理由は単純です。1) 投資家達全体として、平均所得(リターン)から発生したコストを差し引いたものが、利益となります。2) パッシブ(活発に取引をしない)とインデックスの投資家達は、殆ど取引を行なわないため、平均所得に対して引かれるコストは非常に低くなります。3) そして、平均所得のグループとしての残りのグループは、アクティブ(頻繁に取引する)投資家達です。しかし、このグループは、取引、運用、助言(アドバイス)の高額なコストが発生します。そのため、アクティブ投資家達は、インアクティブ投資家達と比べ遥かに大きなパーセンテージ(割合)が所得から失われる事になります。それは、パッシブ・グループ-“何も知らない人達”-が必ず勝つことを意味します。

今世紀の間に証券(株券)による10%の年間利益を期待している人達 – 配当から2%と価格の上昇による8%を描いている – についても話をするべきだと思います。これはDOWが2100年までに約24,000,000のレベルに達する事を予想していることを暗に示します。もし、あなたのアドバイザーが証券による二桁の利益(リターン)について話したとしたら、この計算を彼に説明して下さい-彼らをあわてさせることにはならないでしょう。多くのヘルパー達((資産運用の)手助けをする人達)は、「なぜ、時々、私は朝食の前に6つの不可能な出来事を信じたりするのか」といった様な事を言う、どうやら不思議な国のアリスに出てくる女王の直系の子孫の様です。口の達者なヘルパー達は、あなたの頭に空想・幻想を注いでくれる一方で、彼は手数料を彼のポケットに入れていることに気をつけて下さい。

(コメント:この最後のくだりを読んで、大笑いしてしまいました。参考までに、原文を以下に添付します。

Many helpers are apparently direct descendants of the queen in Alice in Wonderland, who said: “Why, sometimes I’ve believed as many as six impossible things before breakfast.” Beware the glib helper who fills your head with fantasies while he fills his pockets with fees.

注:女王の“朝食の前に6つの不可能な出来事を信じる”については、こちらに説明があります。不思議の国のアリスの中で、登場する女王の話です。)

いくつかの企業では、米国のものと同様の年金プランがヨーロッパにあります。そして、会計上、そのほとんど全てが、米国のプランは米国外のプランよりも多く利益を得る、と想定しています。この食い違いには当惑させられます。なぜ、これらの企業は、米国のマネージャーに米国外の年金資産を管理させないのでしょうか?そして、彼らにこれらの(米国の)資産と同じマジックを働かせないのでしょうか?私は、今までに一度もこの謎(パズル)が説明されたのを見た事がありません。しかし、そのような収益(リターン)の想定を点検する任務を課されている監査人達と保険経理人達は、それについて問題視していない様です。

しかし、パズルでないのは、なぜCEO達があえて高い投資(リターン)を想定しているかです。それは、より高い利益をレポート(報告)できるからです。そしてもし、私が信じる様に、彼らが間違っていたら(実現不可能な投資リターンを想定)、にわとりはリタイアしてから長い時間経たないと、ローストされるために家にはやってこないでしょう。

(注:以下、上の段落の訳の原文です。

What is no puzzle, however, is why CEOs opt for a high investment assumption: It lets them report higher earnings. And if they are wrong, as I believe they are, the chickens won’t come home to roost until long after they retire.

ちょっと分かりづらい喩え・表現ですが、CEO達が現実的でない(実現が無理な企業年金の)投資リターンを想定してそれを前提に決算を報告していることについて、バフェット氏は批判しています。想定しているリターンが間違っていることが分かるまでには、かなり長い時間がかかる事を喩えをつかって表現しています。この喩えは、この後の年金の話にも共通するものだと思います。)

境界ぎりぎり、あるいはもっと悪いこと、現状の利益を可能な限り最大の数字にしてレポートする試みが、 何十年もの間、行なわれてきました、コーポレート・アメリカはこれをやめさせる(減らせる)べきです。私のパートナーのチャーリーの言う事、「もし、あなたが3つのボールを左の柵の外に打ったのであれば、次のスイング少し右を狙うべきです。」を聞くべきです。

************

どれほど、年金のコストが株主達をこの先驚かす事になることであったとしても、これらの衝撃は、税金支払い者による彼らの体験によって何倍以上のものになるでしょう。公共の年金は巨大で、多くの場合、まったく不十分な資金しかありません。この時限爆弾の導火線は長く、それらの問題は、これらの役人達が去った後かなり時間が経ってから、やっと初めて明らかになるものなので、政治家達は、暗に痛みを伴う税金によって負わせることで逃れようとしています。早期退職(リタイア)- 時として40代前半 - に関して、気前の良い生活費の調整 は、これらの役人達にとって簡単に約束できます。人々の寿命が長くなり、インフレーションが確実な世界では、それらの約束は決して簡単にできるものではありません。



ここで、一旦終了します。このセクションは後少し残っています。米国の企業年金の話は、どうやら時限爆弾の様です。最後の部分で書かれている問題は、ある意味では、日本の年金の抱える問題と根本的には共通する部分があるかと思います。

このエントリーは、2008年2月29日に掲載されたウォーレン・バフェット氏の株主向けの文書をセクション毎に訳した物です。http://www.berkshirehathaway.com/letters/2007ltr.pdf

バフェットからの手紙 (10)- 2007年版  

非現実的な数字 – 株式を公開している企業が利益を絞り出しているやり方
Fanciful Figures – How Public Companies Juice Earnings

前上院議員のアラン・シンプソン氏の有名な発言、「ワシントンの主要道路を通行する人たちは、渋滞を恐れる必要はありません。」けれども、もし彼が本当に廃れた道路を探したとしたら、上院議員は、コーポレート・アメリカのアカウンティング(会計)を見ることになったでしょう。

1994年にどの道路事業が望まれるかの重要な国民投票が行なわれました。アメリカのCEO達は、 米国上院に圧力をかけ、投票結果は88対9によって、財務会計基準審議会(FASB: Financial Accounting Standards Board)に黙る様に命ずることとなりました。

その非難の前まで、FASBは、 誰一人反対する事なく、 全会(全員)一致で、 報酬の一環として供与されているストックオプションの価値は経費として処理すべきと、企業のトップに言う様な、大胆さを見せていました。

(コメント:バフェット氏は、 企業会計原則の指針の選択の投票を 道路事業と言う喩えを使って、表現しています。この投票について少し調べてみたのですが、 United States Senateのサイトにありました。(こちらです)既存のストックオプションとストックパーチェシング•プランの会計上の扱いを継続することをFASBに対して命ずる様な議決です。FASBがストックオプションを経費として処理すべきと言っていた事を、企業のCEO達が上院に圧力をかけて黙らせたようです。)

上院議員の投票(結果)後、 FASBは-現在は、上院において88のCPA(Certified public accountant: 公認会計士)を有し会計原則を教えています-企業は(ストック)オプションの(企業会計)の報告に二つの選択肢から選ぶことができることを法令として布告しました。望まれる処理法は、その価値を経費として処理することでしたが、オプションが市場価格で発行される限り、企業に経費として扱わない事を許されていました。

アメリカのCEO達に正念場がやってきました。そして彼らの反応はかなり酷い状況です。この先6年の間、S&P 500の企業の内たった2社しか望まれる道を選んでいません。その他のCEO達は、“所得(Earnings)”をより高く報告するために、 巨大で明らかな経費を無視する事、廃れた道を選択しています。 彼らのうちの何人かは、もし経費として処理する方を選んだとしたら、数年先には、 経営者達が求める巨額の(オプションの)承諾を認める前に、 取締役達が再考する(考え直す)様になると考えている、ことは確かだと思います。

多くのCEOにとって、廃れた道を行く事だけでは十分でなかった事が明らかになってきました。弱められた決まりでは、発行されたオプションの行使価格が市場価格よりも低い場合、所得として扱うことになっていました。まったく、問題ありません。その様なじゃまな(面倒な)決まりを避けるため、多くの企業は、現状の市場価格で付与された様に示すため内密にオプションをバックデートし、実際には市場よりもかなり低い価格で配布していました。

(コメント:これは、ストックオプションのバックデーティングの問題に関して述べています。バックデーティングは、ストックオプションを配布する際に、日にちを遡って過去の株価(市場価格)が低かった日を設定する事で、不正に行使価格を低くする事です。バフェット氏が書いていますが、実際、多くの企業で行なわれていた事が明らかになり、問題となりました。)

数十年に渡る、ばかげた(無意味の)オプションの会計処理は、今は収束となりましたが、他の会計処理の選択肢は残っています。それらの中で重要なのは、投資のリターンの想定を使用して、年金の経費の計算の中に入れている事です。多くの会社が引き続き安定しない所得を申告する事になるこの想定を選択し続けている事は、驚くことではありません。S&Pの中で年金のプランがある363の企業にとって、2006年のこの想定は平均8%です。それでは、これを達成できるチャンスについて見てみましょう。

全ての年金ファンドにおいて債券と現金の平均保有率は、約28%です。そして、これらの資産からの収益は、5%未満になると予想する事ができます。より高い利率はもちろん手に入れる事ができますが、それらは相応(または、それ以上の)損失のリスクを伴います。

このことは、資産の残りの72%-ほとんどが証券で、直接保有しているかヘッジファンドまたはプライベートエクイティの投資の様な媒体を通しているかのどちらかです。- ファンド全体として前提とする8%を達成するためには9.2%の利益を(証券で)稼がなければなりません。そして、その収益は、 今は以前と比べさらに高くなっている全てのフィー(手数料)を支払った後で、到達しなければなりません。

この想定がどれだけ現実的なのでしょか? 私が2年前に少し話したいくつかのデータをもう一度見てみましょう。20世紀の間、Dowは66から11,497に上昇しました。この上昇は、一見ものすごく見えますが、年間の複利に(計算)すると5.3%になります。(縮小されます。) 一世紀を通して Dowを所有した投資家は、この期間のほとんどにおいて、気前の良い配当を得ている事になったことでしょう。しかし、最後の頃の年ではたったの2%程度のものです。それは、素晴らしい世紀(100年)でした。



ここで一旦終了します。このセクションはまだ続きます。この後に今世紀の話になります。ちょっと喩えが分かりづらい部分もありますが、セクションのタイトルとここで書かれていることが合致しており、構成も、冒頭のアラン・シンプソン前上院議員の発言の引用とうまく喩えを合わせていると思いました。

バフェット氏は、企業の所得に関する会計処理の問題を提起し、この後、本題へと移っていきます。


バフェットからの手紙 (9-3)- 2007年版 

前回のエントリーのセクションの訳の続きです。
2008年2月29日に掲載されたウォーレン・バフェット氏の株主向けの文書をセクション毎に訳した物です。
http://www.berkshirehathaway.com/letters/2007ltr.pdf

(バフェットからの手紙 (9-2)- 2007年版の続き)



バークシャーにおいて我々は、2007年中にたった一つの貨幣のポジションを保有しました。それは、、、息を止めておいて下さい。

ブラジルのリアル(レアル)です。

ちょっと前まで、ドルをリアルと交換(スワップ)する等と言う事は、考えられないことでした。なんといっても、過去100年の間に、ブラジルは5種類(バージョン)の貨幣を持ち、実際、紙切れに変わってしまったこともありました。多くの国でその国の通貨が周期的に弱くなりそして死んできた事は実際にあったので、裕福なブラジル人達は、時として彼らの富を保存するため巨大な額を米国に隠し持っていました。

しかし、この一見、思慮分別のある(慎重な)方針を取ったブラジル人達はだれでも、過去5年の間に、彼の純資産を半分にしてしまったことでしょう。リアルとドルの2002年末から2007年末の年ごとの記録(指数)は以下の通りです。100; 122; 133; 152; 166; 199. 毎年リアルは上昇し、ドルは下落しました。さらに、この期間のほとんどの間、ブラジル政府は実際にリアルの価値を抑制しようとし続け、ドルを市場で買うことによって我々の通貨をサポートしていました。

我々の直接通貨によるポジションは過去5年間で税引き前利益として23億ドルをもたらしています。さらに、我々は他の通貨に対して下落した米国企業の債券を保持することによって、利益を得ています。例えば、2001年と2002年に、我々は3億1000万ユーロのAmazon.com, Incの債券(償還期間(満期)2010年, 利息6.875%, 割引現在価値率57%: 6 7/8 of 2010 at 57% of par)を購入しました。本当は全くそうではないのですが、当時、アマゾンの債券は、信用が“ジャンク”としての価格付けになっていました。

(はい、バージニア(Yes, Virginia)、時折、市場は馬鹿げたくらい効率的でないことがあります。または、最低でも、有名なビジネス・スクールのファイナンス部以外の、どこかでそういったものを見つける事ができます。)

(注: Yes, Verginia,…は1897年9月21日のニューヨーク・サン紙の一面の見出しに”Is There a Santa Claus?”と書かれ(Verginiaと言う名前の女の子が「サンタはいるの?」と聞いて、それに対して、 “Yes, Virginia, there is a Santa Claus”と答えたやりとりの有名な記事です。 “Yes, Virginia, …“と言う形で使われます。
http://en.wikipedia.org/wiki/Yes,_Virginia,_There_is_a_Santa_Claus)

アマゾンのユーロ通貨(建て)の債券は、我々にとって、重要でその上さらに魅力的なものでした。2002年に我々が購入した時、ユーロは95セントでした。つまり、我々のドルでのコストは、たったの1億6900万ドルになりました。
(注: Approximate calculation - 310Million Euro x 57% x 0.95)

今、そのアマゾンの債券は(割引)現在価値率102%で売られており、ユーロは1ドル47セントの価値があります。2005年と2006年に、我々の債券のいくつかは、償還となり、我々は2億5300万ドルを受け取りました。我々の持つ残りの債券は、年末の時点で時価は1億6200万ドルでした。我々の確定利益の2億4600万ドルと含み益(unrealized gain)の内、約1億1800万ドルはドルの下落によるものです。通貨は重要です。

バークシャーにおいて、我々は直接的そして間接的な海外での収益源を更に増やそうと試みています。 しかしながら、もし仮に我々がそのことに成功したとしても、我々の資産や収入は常に米国内に集中すると思います。我が国の多くの不完全さや、絶え間なく起きる種々の問題にも関わらず、アメリカの法律に基づくやり方、市場に呼応する経済システム、そして、実力主義制度の信念は、国民達に更なる繁栄をもたらし続けていくことはほぼ確実なことです。

************

以前申し上げた様に、我々はCEOの継承について十分な準備ができています。なぜなら、我々は3人の素晴らしい社内の候補者を有しているからです。 私の死あるいは能力が失われる等、私になにかあった場合、 取締役会は誰を選べば良いのか正確に分かっています。そして、そのことは、取締役会は二つのバックアップも残していることになります。

昨年、私は皆さんにバークシャーの投資の仕事の継承計画をきちんと完成すると申し上げました。そして、我々は今、実際に私を引き継ぎ、投資の運用・運営を行なう事ができる4人の候補者を既に選抜しています。その全員は現在、非常に巨額の運用を行なっています。

そして、全員が、もしも声をかけられた場合、バークシャーに来る事について強い興味があることを表明しています。取締役会は、その4人の強み(長所)を知っており、必要性が生じた場合、一人、あるいはそれ以上を採用すると予想されています。候補者達は、若年層から中年層で、上手にお金持ちになっています、そして、全員が給料・待遇を超えた理由でバークシャーで(のために)働きたいと希望しています。

(私は、 私の死後、私が引き続きポートフォリオの運用を行なうと言う考えを、不本意ながら、破棄しております。それは、“外側から物事を考える(thinking outside the box)”の表現の新たな意味を与えると言う私の望みを断念することです。)



(コメント)
これで、”投資”のセクションは終わりです。話に出てくるブラジルのリアルの投資、アマゾン・ドットコムのユーロ建て債券の投資も、素晴らしい投資結果となっています。驚くべきことは、投資のタイミングだと思います。一般があまり注目していない非常に初期の段階に既に種を蒔いており、5年以上の時を経て大きく伸びた後に収穫を行なっているところが非常に印象的です。これは、このセクションの最初のエントリーで書いたペトロチャイナの投資にも共通しているところだと思います。

バフェット氏は、バークシャーは海外での収益源を拡大しようとしていると語っている一方で、もしもそれが成功したとしても、資産や収入は引き続き米国に集中するだろうと語っています。

以前からバフェット氏は語っている事ですが、ドル安に対する政府の対応やファイナンス業界の問題を招いた新たなビジネスモデルについては、批判的ではありますが、長期的な米国の将来性、経済の発展性に対しては大丈夫だとの見方を明確にしています。

バフェット氏の後継者問題に関しても、準備は完了したと語っています。この件に関しては、昨年のTVインタビューで明らかにした内容等と変わっていません。しかし、バフェット氏後のバークシャーが実際にどうなるのかに関しては、なってみないと分からないと思います。バフェット氏の事なので、彼の死後にバークシャーをどの様に経営していくのかも、後継者選びも含め十分に考えられていることと思います。

バフェットからの手紙 (9-2)- 2007年版  

前回のエントリーのセクションの訳の続きです。
2008年2月29日に掲載されたウォーレン・バフェット氏の株主向けの文書をセクション毎に訳した物です。
http://www.berkshirehathaway.com/letters/2007ltr.pdf

(バフェットからの手紙 (9)- 2007年版の続き)

2007年、米国ドルは主要通貨に対してさらに弱くなりました。世界の他の国(の人々)の米国製の製品の需要よりも、アメリカ人の外国製品の購買需要が上回っている事はミステリーでも(不可思議な事では)ありません。そのことが、毎日約20億ドルのIOUと資産を米国が他の国に出荷している事の要因となっております。そして次第に、それはドルへの圧力となります。

(注: Wekipedia: IOU - A note and acknowledgment of personal debt (from the phrase "I owe you" or "I owe unto") いわゆる借用書。語呂からきている様です。)

ドルが下落すれば、外国の人にとって我々(米国)の製品は安くなり, 彼らの製品は米国民にとって高価になります。そのため貨幣の下落は、貿易赤字を補正することになります。実際に、米国の赤字は、ドルの大幅な下落によって疑い様もなく調整が進んでいます。しかし、このことについてじっくり考えて下さい。

2002年、ユーロが平均で94.6セントだった時、我々のドイツ(我々の5番目に大きい貿易国)との貿易赤字は360億ドルでした。それが2007年の時点で、ユーロが平均1ドル37セントで、我々のドイツとの貿易赤字は450億ドルに達しています。さらに、カナダとの貿易赤字も2002年の500億ドルから2007年640億ドルに同様に上昇しています。少なくとも今までの時点では、ドルの下落は貿易活動において調整は均衡化する程の調整はしていません。(それ程大きな調整とはなっていません)

最近になってソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)が米国のビジネスの大きな部分を購入する話が多く聞かれる様になってきました。これは、外国政府の非道な企みではなく、我々がしている(そうさせている)ことです。貿易均衡(への作用)が外国による米国での 巨大な投資を招いています。我々が 一日20億ドルを海外にばらまいているため、彼らはこちらの何かに投資しなければなりません。彼らが債券(国債)でなく株を選択する事を、なぜ批判する事ができるのでしょうか?

我が国の貨幣が弱くなっているのは、OPEC, 中国、その他のせいではありません。他の先進国は、我々と同様に石油の輸入に依存し,中国からの輸入品と競合しています。分別のある取引政策上、米国は制裁する国や保護する産業を選んだりすべきではありません。

我々の立法者(国会議員達)は、現在の(貿易)不均衡は持続できないことを認識すべきです。そして、後ではなく、できるだけ早く貿易赤字(貿易不均衡)を大幅に減らす様、政策を適合(改正)すべきです。さもなければ、我々の一日に20億ドルの海外へばらまかれているドルが、非常に好ましくない(類いの)世界規模の消化不良を引き起こすことになるかもしれません。

(我々の貿易赤字が持続できない事についてのその他のコメントとしては、2004年11月19日のアラン・グリーンスパン氏のコメント、2004年6月29日のFOMC(連邦公開市場委員会)の議事録、2007年9月11日のベン・バーナンキ氏の声明を参照して下さい。)


ここで一旦、引用を終了します。

ご存知の方も多いと思いますが、バフェット氏はドル安のトレンドを随分前から予測していました。このセクションを読むと、彼のドル安の背景に対する考え方の概要が良く分かります。

この後、バークシャーの為替の投資の話がつづきます。後日(多分明日)のエントリーに続きます。

バフェットからの手紙 (9)- 2007年版  

投資 (Investments)

我々の昨年末の時点での株式投資で6億ドル以上の価値があるものをアイテム毎にまとめたものを以下に示します。
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* "コスト”:これは、我々が実際に購入した価格で、税金のもとになる数字でもあります。;評価増減の記載が要求されるためGAAP(Generally Accepted Accounting Principles) の“cost”とはいくつかの点で異なります。

全体として、我々の投資先の事業パフォーマンスは喜ばしいものでした。2007年、我々の所有するものの中で最も大きい4社の内の3社、アメリカン・エキスプレス、コカコーラ、プロクター・ギャンブルは一株当たりの利益がそれぞれ12%, 14%, 14%上昇しました。4番目の会社Wells Fargoは、住宅バブルの破裂(崩壊)のため、若干の収益減となりました。しかし、私は(Wells Fargoの)イントリンシック・バリュー(内在価値・本源的価値)は多少なりとも上昇したと思っています。

世の中は不思議なもので、アメリカン・エキスプレスとウェルズ・ファーゴは両社ともHenry WellsとWilliam Fargoによって、アメックスは1850年、ウェルズは1852年に設立されたものです。P&GとCokeは、1837年と1886年にそれぞれ事業を開始しています。スタートアップは我々のゲームではありません。

我々は、市場での価格がその年どう動いたか、ということで我々の投資の進捗を計ったりしない事を強調したいと思います。我々は、彼らのパフォーマンスを我々が所有する事業で使用する二つの方法で評価します。第一のテストは、市場状況を勘案しながら所得(利益)の向上がどうのなのかを見ます。第2のテスト、こちらはもっと主観的なもの、彼らの“堀”- 彼らの競合を厳しい状況に追い込むものを所有する優位性のメタファー – がその年大きくなったのかどうか、と言う事を見ます。“ビッグ4”は全てそのテストで良い点をとりました。

昨年、我々は一つの大きな売却を行ないました。2002年と2003年にバークシャーはペトロチャイナの1.3%を4億8800万ドルで購入しました。その時の会社全体の時価は約370億ドルでした。チャーリーと私は、その時、その会社は約1000億ドルの価値があると感じていました。2007年までに、実質的に二つの要因がペトロチャイナの価値を高めていきました。石油の価格は大きく上昇していたこと、そして、ペトロチャイナの経営陣は石油とガスの蓄えを築きあげる素晴らしい仕事をしてたことです。昨年の後半、ペトロチャイナの時価総額は、 他の巨大な石油会社と比較して 我々が相応の価値があると思われる価格帯 2750
億ドルにまで上がりました。それで、我々は自分たちの持ち分を40億ドルで売却しました。

脚注:我々は我々のペトロチャイナの(売却による)利益に対して12億ドルの税金をIRSに納めました。この額は米国政府のコスト-防衛、社会保険、その他-の約4時間分に相当します。
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昨年、私は皆さんにバークシャーは62のデリバティブの契約を私が運用しているとお話ししました。(我々は、General Reの簿外取引ですこしだけ(いくつか)残っているものがあります。)現在、それらは94あります、そしてそれらは二つの分野に分かれます。

第一の分野に関して、もしも様々な高い利息の指標を含んだある債券が不履行になった場合、我々が支払いを行なう旨の書面契約が54あります。これらの契約は、2009年から2013年までの間の様々な時期に期限が切れます。昨年末の時点で、我々はこれらの契約の掛け金として32億ドルを受け取っています。また、損失の(保証として)4億7200万ドルを支払っています。そして、最悪の場合(それが起こる可能性は殆どありえませんが)さらに追加として47億ドル支払う義務が発生します。

(今後)さらに多くの支払いをすることはほぼ確実です。しかし、我々の巨額な所持金から得られる収入を脇に置いておいて、 保険金の売り上げ一つとって見ても、これらの契約はもうけを得られる事を証明できると私は信じています。我々の年末の時点でのこの事業に対する債務は、18億ドルを記録しました。そして、それは我々の“ディリバティブ契約債務”としてバランスシートに載せられています。

二番目の分野の契約は4つの株式指標(S&P 500と3つの海外インデックス)を元にして販売した様々なプット•オプションに関連したものです。これらのプットは、元の期間は15か20年のどちらかで、市場(の動き)に対して行使するものです。我々は45億ドルの(オプション)プレミアムを受け取っており、それを 年末の時点で46億ドルの債務として記載しています。これらのプットは、2019年から2027年の間に発生する満期時においてのみ実行(履行)可能な契約となっています。そして、もしインデックスがプットが書かれた日の価格を下回った場合にのみ、バークシャーが支払いを行なう必要が生じます。これらの契約をまとめて見た場合、こちらもまたもうけを得られると信じています。更に追加として、15あるいは20年の期間プレムアムを保有し、投資を行なう事により大きな収入を得られます。

我々のデリバティブの契約は二つの観点で、非常(特に)に重要です。第一に、すべてのケースにおいて、我々はお金を保持する、つまりそれは我々はカウンターパーティのリスクがないことを意味します。(つまり、相手があって、その相手に問題が生じる事によるリスクがない。お金は保持して、その 自分の側の 運用リスクのみとなる。)

第二に、経理上の決まりで、我々のデリバティブ契約は、我々の投資ポートフォリオで適用されるものとは異なります。投資ポートフォリオでは、(市場)価値が変わるとバークシャーのバランスシート上に記載される純資産(net worth)に適用されます、しかし、我々が保有しているものを売らない(あるいは損失を計上しない)限り収益には影響はありません。一方、デリバティブ契約の価値の変動は、各四半期の収益に適用されます。

つまり、我々のデリバティブのポジションは、時として公開される収益に大きな変動を及ぼす場合があります。たとえ、チャーリーと私がそれらのポジションのイントリンシック・バリュー(内在価値・本源的価値)が少ししか変わっていないと思っていたとしても、そうです(大きな価格変動とそれに応じて収益の変動が発生する場合がある)。彼と私は、これらの変動を気にする事はありません。もしも、それらが一つの四半期の間に簡単に10億ドルまたはそれ以上変動したとしてもです。我々は、あなた方もその様な事を気になさらない様に願っています。皆さんに我々の大災害の保険事業の事を思い出していただきたいと思います。我々は、長期的な純資産のより大きな増加を得るために、短期の発表される収益の変動の増加と引き換えにする用意が常にあります。それは、我々の基本方針で、ディリバディブに関しても同様です。



ここで一旦終了します。このセクションはまだ続きます。明日以降のエントリーで取り上げる予定です。以下、コメントです。

まず、投資先の事業パフォーマンスを計る上で、バフェット氏はその年毎の価格の変動は計ったりしないことを強調する、と言うのは非常に興味深いところです。バフェット氏らしい、と言ってしまえばそれまでですが、一般の見方とはやはり異なります。しかし、長期的には収益(利益)が株価を決定する大きな要因となるので、収益のパフォーマンスを見る、ことは理にかなっていると思います。

2番目のテスト基準は、例の”堀”の話ですが、これも、競合他社に比べ、継続性のある競合力、付加価値をもっているのか、と言う基準は非常に的を得ていると思います。

更に興味深い点は、投資先のパフォーマンスを見る方法は、バークシャーの子会社のパフォーマンスを評価する手法と同じものを使用すると話している事です。こちらも、会社のパフォーマンスを計る上で、子会社であろうが投資先であろうが同じと言うのも、理にかなっていると思います。ただし、これは特にバフェット氏の様に、長期的な投資の場合に非常に良く当てはまる事だと思います。

ペトロチャイナの株の売却の話は、昨年Fox Business Networkのインタビューで明らかにした話と基本的には一緒ですが、バフェット氏の保有株を売却する際の考え方を良く表していると思います。

このエントリーで取り上げている後半の部分はデリバティブ契約の事業に関してですが、考え方としては、バークシャーの基幹事業の保険のビジネスと非常に似ていると思いました。一つ目は、債券の再保険、二つ目は株式市場インデックスオプションのプットですが、両方とも金融商品の市場リスクに対する保険的意味合いがあり、また、預かっているお金を運用する事で、更に収益を得る、事業モデルも含めて、基本的な事業方針、戦略を保険事業と共有していると思います。


バフェットからの手紙 (8)- 2007年版  

金融と金融商品 Finance and Finance Products

このカテゴリー(分野)における我々の主要な運営する事業は、全米で最も大きいマニュファクチャード•ホーム(組み立て住宅)の製造販売会社Clayton Homesです。

(注:マニュファクチャード•ホーム(組み立て住宅)は、前もって組み立てられた(通常モジュール形態の)家で、購入先に巨大なトラック等で運び設置するものです。一般的に、現場で建てるよりもかなり安く済みます。Clayton Homesのサイト,http://www.clayton.net/our_homes/what_is_a_manufactured_home/index.cfm)

Claytonは、昨年過去最高の31%のシェアを獲得しました。しかし、業界の数量は引き続き小さくなってきています。昨年、マニュマクチャード・ホームの販売数量は9万6000戸で我々が Clayton を買った年の2003年の13万1000戸から下落しています。(その当時、何人かのコメンテーター(評論家達)は、(Claytonの)取締役は周期の底で会社を売ったと批判した事を思い出すべきだと思います。)

Claytonは、住宅の製造と販売の両方を行ないお金を稼いでいますが、殆どの利益(収益は)30万人の借入者を持つ110億ドルのローンのポートフォリオから得ています。ですから、我々は Claytonの事業を金融のセクション(部門)に入れています。2007年、住宅金融(の分野で)は多くの問題が表面化してきましたが、 Claytonのポートフォリオは順調でした。昨年の滞納、抵当流れ、破産の率は、一昨年我々が経験したものと近い数値でした。
(コメント:マニュファクチャード・ホームは通常の建て売りよりもかなり安いので、対象顧客は低所得者層が中心です。当然、いわゆるサブプライムに該当する顧客層が中心なので、問題の発生率が2006年と同程度、と言うのは非常に驚くべきことだと思います。(顧客の支払い能力を超えた無理な融資をしていないことの表れだと思います))

Claytonの(住宅)ローンのポートフォリオは、バークシャーから融資されています。この資金調達のため、我々は Clayton バークシャーの借り上げのコストに1%を上乗せして提供しています。その費用は昨年8500万ドルに達しました。 Claytonの2007年の税引き前利益の5億2600万ドルは、この費用を払った後のものです。この取引の否定的側面は、バークシャーは8500万ドルを利益として計上しています。この部分は、下のテーブルの“その他”に含まれています。

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テーブルに表記されているリース業務は、トレイラーのレンタルのXTRAと家具のレンタルのCORTです。トレーラーの利用状況は2007年に大きく下落しました。それが、 XTRAの収益の下落の要因となっています。 XTRAは昨年4億ドルを借入し、その収益をバークシャーに分配しています。金利上昇の結果、 XTRAの支払いは増え、収益は減ってしまっています。

Clayton, XTRA, CORTは、Kevin Clayton, Bill Franz, Paul Arnoldによって非常にうまく経営され、どれも良い事業(ビジネス)です。バークシャーの傘下に入ってから、それぞれは吸収合併を行なっています。更なる吸収合併が今後もあります。

(これで、このセクションは終わりです。このエントリーは続きます。)


一昨日のエントリーの続きです。尚、このエントリーのシリーズは、2008年2月29日に掲載されたウォーレン・バフェット氏の株主向けの文書をセクション毎に訳したものです。
http://www.berkshirehathaway.com/letters/2007ltr.pdf

バフェットからの手紙 (7)- 2007年版  

製造、サービス、小売り事業 (Manufacturing, Service, and Retailing Operations)

これらの事業分野において、バークシャーの我々の活動は、多岐に渡る事業活動を行っています。それでは、このグループのバランスシートと損益計算書の概要を見てみましょう。

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ロリーポップ((注)キャンディ)からモーターホームといった幅広い製品を販売するこの種々雑多のグループは、昨年、平均有形資産自己資本の23%の収益を得る喜ばしい結果を達成しました。特筆すべきは、これらの事業は、非常に少ないファイナンシャル・レバレッジを使用して(ほとんどレバレッジを使わずに)、この収益を達成しました。我々は素晴らしい事業を所有している事は明らかです。しかし、我々は、このグループの多くの企業を自己資本に対して大きなプレミアムを付けて買収しています。バランスシートの中の営業権の項目にそれは反映されています。そして、そのため収益は企業価値(原文では'Carrying Value')の平均に対しては、9.8%の収益と少なくなっています。

(コメント: 一般に(Net) Carrying Valueと言った場合、(Net) Book Valueと同義と解釈されます。この場合は、Intangible(無形の)は含みませんが、このバフェットさんの文章の中では、Intangibleを含めた意味で使っています。(Netではない)

http://www.investopedia.com/terms/c/carryingvalue.asp
http://www.investopedia.com/terms/b/bookvalue.asp

バフェットさんのここでの話のポイントは、自己資本を元にしたリターンと買収の際に支払ったプレミアムを考慮した場合のリターンの両方を提示する事で、買収企業による事業グループのパフォーマンスを二つの視点から説明しています。

自己資本に対するリターンは非常に良いパフォーマンスであるが、買収の際に支払った額は営業権とその他無形資産(Goodwill and other intangible: ブランド、特許、トレードマーク、コピーライト、その他)に対してのプレミアムが高いため、それらを考慮した場合の、パフォーマンスは低くなる。と述べていますが、企業規模を考えた場合、どちらも素晴らしい数字だと思います。プレミアムに関しては、中長期的にはその無形資産の価値が業績の伸びにも貢献すると思います。コメント終わり)

このセクターの会社でいくつかニュースに値するものを挙げます。

Shaw, Acme Brick, Johns Manville, そしてMiTekは、住宅市場の急速な低迷のため厳しい状況となりました。2007年の税引き前の利益は、それぞれ27%, 41%, 38%, 9%の下落となりました。全体として、これらの会社は税引き前の利益が2006年の12億9600万ドルに対して9億4100万ドルに減りました。

昨年、Shaw, MiTek, Acmeは統合する(吸収合併し統合する)契約を行ないました。これは将来の収益に貢献することとなると思います。これらの事に関しては期待していてください。

小売り事業にとって厳しい年の中、See’s, Borsheims, Nebraska Furniture Martは傑出した良い結果を残しました。

2年前、Brad KinstlerhaはSee’sのCEOになりました。我々は、滅多にバークシャーの中で、経営者を異なる業界に移動させたりしません。しかし、以前我々のユニホームの会社FechheimerとCypress Insuranceを経営していたBradについては例外的な処置をとりました。この移動は、非常にうまくいきました。彼が経営する様になった2年の間に、See’sの利益は50%以上上昇しました。

Borsheimsでは、株主ウィークエンド(Shareholder Weekend)の間の27%売り上げ増によって、売り上げは15.1%増えました。(注: バークシャーは株主総会開催期間中にShareholder Weekendと呼ぶ、株主特売会を行ないます。)2年前に、Susan jacquesは、店の改装と拡張を提案しました。私は懐疑的でしたが、スーザンは正しかったです。

スーザンは25年前に時給4ドルの女性販売員としてBorsheimsに入社しました。彼女は経営の経験がありませんでしたが、1994年に私は彼女をCEOにすることに躊躇しませんでした。(躊躇せずに彼女をCEOにしました)彼女は、非常に賢く、仕事が大好きで、そして、彼女は同僚達が大好きです。そのことは、どの様な時でもMBAに勝ります。

(ちょっと余談:チャーリーと私は履歴書・職務経歴書(レジュメ)の愛好家ではありません。レジュメではなく、我々は、頭脳、情熱、そして誠実さに注目します。我々の素晴らしい経営者のもう一人、Cathy Baron Tamrazは、我々が買収した2006年の初め以来、Business Wire’sの収益を大幅に伸ばしています。彼女は社主の夢の人です。Cathyと事業の見込みの間にいる事は、良い意味で危険な事です。 述べておくべき事ですが、Cathyはタクシーの運転手が最初の仕事でした。)

(コメント:ここでのバフェット氏の人選とその基準は注目すべき点だと思います。バフェット氏の経営の特徴を表すものだと思います。)

最後に、Nebraska Furniture Martは、我々のオマハとカンザスシティの店舗でそれぞれ約4億ドルを販売し、記録的な収益をあげました。これらは、全米で際立ったトップ2の家庭用家具の店舗です。多くの家具の小売店にとって悲惨な年に、カンザスシティの売り上げは8%上昇、一方、オマハは6%売り上げを増やしました。

この結果は、非凡なRonとIrvのBlumkin兄弟のお陰です。二人とも私の個人的な友人で素晴らしいビジネスマンです。

Iscarは引き続き驚くべき道を進んでいます。その製品の小さなカーバイド切削器は、大きくて非常に高価な機械機器をより生産的にすることができます。カーバイドの原材料は中国で発掘されたタングステンです。何十年もの間、 Iscarはタングステンをイスラエルに運んでいました。そこで、頭脳的な作業により、何かもっと価値のあるものに変えられていました。2007年の終わりに、 Iscarは中国の大連に大きな工場を作りました。実際、我々は今度は頭脳をタングステンに移動させています。 Iscarは拡大のための大きな事業機会を迎えようとしています。 (注:以前はタングステンを頭脳的な場所に移動、今度は逆に頭脳をタングステンに移動。) Eitan Wertheimer, Jacob Harpaz, Danny Goldmanに率いられる経営陣がその多くの事業機会をものにする事を確信しています。

フライト・サービスは、2007年に税引き前利益が49%上昇し5億4700万ドルの記録を達成しました。企業向けの航空機事業は、世界的に非常に素晴らしい年でした。そして、各々の分野において突出したリーダーである我々の会社の2社もその恩恵をを十分に得ています。

パイロットのトレーニングを行う事業のFlightSafetyは売り上げを14%伸ばし、税引き前の利益を20%増やしました。我々は、米国の業務用パイロットの58%をトレーニングしていると試算しています。CEOのBruce Whitmanは、2003年に高度なフライト・トレーニングの父、Al Ueltschiが築き上げたリーダーのポジションを引き継ぎ、そして価値のある後継者である事を実績をあげて証明しています。

ジェット機の部分所有の考案者、NetJetsは他社をよせつけない業界の盟主として君臨しています。我々は、487機を米国、135機をヨーロッパで運用しています。我々の競合する3社を合わせた数の2倍以上の規模です。大きな機内を持つ市場での我々のシェアは90%近いため、価値(売り上げ・収益)においての優位性はさらに大きいです。

安全、サービス、安心に対する誓い-NetJetsのブランドは年ごとに強くなっています。一人の男、Richard Santulliの情熱がこの背後にあります。防空壕に一緒に入る人を選ぶのであれば、Rich以上に良い人はいません。どの様な困難、問題があっても、彼を止めることはできません。

ヨーロッパは、Richの粘り強さが成功を導いたことの最も良い例です。最初の10年は、我々はそこで少しの進捗しかありませんでした。実際には、累積の損失は2億1200万ドルに達していました。しかし、Richがヨーロッパの事業を経営させるためMark Boothを引き入れてから、進展が見られました。そして今、本当に勢いに乗っています。昨年の収益は3倍となりました。

11月に、我々の取締役達はColumbusのNetJetsの本社に集まり、そこで洗練された運営状況を見る事ができました。どの様な天候であっても、一日に1000便程の運行を行ない、卓越したサービスを期待している顧客に応える責任ががあります。我々の取締役達は施設と能力、さらに優れたRichとその仲間達に感銘を受けて帰りました。

(これで、このセクションは終わりです。このエントリーは続きます。)

一昨日のエントリーの続きです。尚、このエントリーのシリーズは、2008年2月29日に掲載されたウォーレン・バフェット氏の株主向けの文書をセクション毎に訳したものです。
http://www.berkshirehathaway.com/letters/2007ltr.pdf

バフェットからの手紙 (6)- 2007年版  

一昨日のエントリーの続きです。
2008年2月29日に掲載されたウォーレン・バフェット氏の株主向けの文書をセクション毎に訳しています。
http://www.berkshirehathaway.com/letters/2007ltr.pdf

規制されたユーティリティ事業(Regulated Utility Business)

(注)ユーティリティ事業とは、電気・ガス・水道等のサービスを指します。米国では、この様な公共に属する様な事業を会社が営んでいます。ただし公共性のため行政からの規制がされています。そのためRegulated Unitilityと呼ばれているのだと思います。)

バークシャーは、様々なユーティリティの事業を所有する(営む)MidAmerican Energy Holdingsの87.4%(希薄後)を保有しています。その中で最も大きい事業は、(1) 380万の顧客を持つイギリスで3番目に大きい電力供給会社のYorkshire ElectricityとNorthern Electric; (2) アイオワの72万の顧客に電力を供給するMidAmerican Energy, (3) 6つの西部の州の170万の顧客に電力を供給するRocky Mountain Power, そして(4)米国で使用される8%のナチュラルガスを運ぶKern RiverとNothern Natural pipelines,です。

我々のMidAmericanの社主としてのパートナーはWalter Scott、そして二人の素晴らしい経営者Dave SokolとGreg Abelです。それぞれのパーティーがいくつ投票権を持つのか、と言う事は重要ではありません。我々は、大きな判断(動き)をする時は全員がその判断が良い(分別のある)ものだと思った時だけ行ないます。(注)つまり投票で決めるのではなく、全員が合意しない限り重要な変更は行わない、と言う事です)Dave, Greg, そしてWalterと8年間一緒に働いたことは、私の最初の考え:バークシャーは彼らより良いパートナーを持つ事はできない、を強く確信することになっています。

多少組み合わせとしては変な事なのですが、MidAmericanは、米国で2番目に大きい不動産の会社、HomeServices of Americaも所有しています。この会社は、1万8800人のエージェント(販売員)を抱え地元のブランドの名称を持つ20の会社を通して運営されています。 昨年は不動産販売が停滞した年でした。そして2008年は多分もっと悪いでしょう。しかし、我々は引き続き、質の高い不動産販売事業が分別のある価格で提示されれば、買収を行います。

MidAmericanの事業の主要な数字を下に記します。

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1999年に、我々はMidAmericanの35,464,337株を35.05ドルで購入する事に合意しました。その年の一株当たりの利益は2ドル59セントでした。なぜ、中途半端な(きりの良くない)35.05ドルか?私は元々この事業はバークシャーにとって一株当たり35ドルの価値があると判断しました。そう、私は、“ワン・プライス(一つの価格)”男です(See’sの話を思い出して下さい)。数日間、MidAmericanの代理を務める投資銀行家達は、バークシャーからの提示額を私から引き上げる事ができないでいました。しかし、最終的には彼らは私の一瞬の弱みをつかみ、私は降参して、彼らに35.05ドルで良い、と言わせたのです。彼らは最後の5セント硬貨を、私から搾り取る事ができた、と彼の顧客に説明することができたのです。その時は、痛かったです。

その後、2002年にパイプラインを購入するための資金を調達のため、バークシャーは670万株を60ドルで購入しました。最後に、2006年にMidAmericanがPacifiCorpを買収した時、我々は2326万8793株を一株当たり145ドルで購入しました。

2007年、MidAmericanは一株当たり15ドル78セントの利益をあげました。しかし、そのうちの77セントは、英国の法人税率の引き下げの結果、British utilityの繰延税が減少したことによる一時的なものでした。ですから、通常の利益としては、一株当たり$15.01の収益でした。そしてもちろん、私がしょげながら追加のニッケル(5セント)を提示して、良かったと思っています。

(このセクションはこれで終わりです。明日以降に続きます。)

ユーティリティ事業を主体とするMidAmericanが全米2位の不動産業も持っていると言う話は、恥ずかしながら自分にとっては初めて知る事でした。(バークシャーが不動産の事業を持っていることは知っていましたが、具体的には知りませんでした。)

このセクションで述べていますが、バフェット氏は今後、不動産事業を買収し大きくする様に考えている様です。米国の不動産市場は過去にない様な好景気から一転して、昨年から低迷しています。バフェット氏も述べていますが、2008年は恐らくさらに厳しい状況となる事が予想されており、その様な状況の中で、良質な不動産事業を価格が折り合えば、積極的に買っていくことを考えている様です。

現時点で全米2位との事なので、将来的にはバークシャーが不動産業で全米第1位となる可能性も少なからずあると思います。

興味深かったのが、大きな事業判断について、全員が合意しなければ行なわない、と語っている事が印象に残りました。大株主(今は、完全な社主?)にもかかわらず、投票権の数は関係ない、判断には経営陣との100%の合意が必要、と言うのは一般の常識とは一線を引く、ところだと思います。これもバフェット氏の経営スタイルの一端を表すところだと思います。
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